このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
きゅうりの洗い方と下処理をマスター!冷やし過ぎると低温障害に?

きゅうりの洗い方と下処理をマスター!冷やし過ぎると低温障害に?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年5月12日

サラダや冷やし中華に入れて、またはそのまま丸かじりしても美味しいきゅうり。食卓への登場頻度も高くお馴染みの野菜だが、洗い方や下処理、保存方法などをご存知だろうか?今回は、実は注意すべききゅうりの洗い方などについて説明する。

  

1. きゅうりの洗い方と下処理

「ヘルシー」「低カロリー」「美味しい」と三拍子そろった食べやすい野菜、きゅうり。夏の暑い日には冷蔵庫や冷水から取り出してそのまま丸かじり...なんて食べ方をする人もいるのではないだろうか。また、丸かじりはしなくとも、軽く洗って食べやすいサイズに切って生野菜サラダに入れたり、スティック状に切ってマヨネーズや味噌を絡めて食べることはあるだろう。きゅうりと言えば生で食べることが多いが、実は付着している細菌が多く、軽く洗うだけで食べることは危険なのである。過去にはアメリカや日本国内でもきゅうりによる食中毒が発生している。

では、どのようにきゅうりを洗えば良いのだろうか。次亜塩素酸ナトリウムや有機酸に浸せば一発でOKだが、家庭では難しい。家庭できゅうりの細菌を死滅させる簡単な方法がある。それは、"茹でる"ことだ。しかし、普段生で食べているきゅうりを茹でることには抵抗があるだろう。細菌はきゅうりの皮の表面のイボのみに付着しているため、軽く茹でるだけでほとんどの細菌が死滅する。生のきゅうりと風味や食感も変わらない。食中毒などを防ぐため、以下で紹介する下処理と洗い方を実践していただきたい。

① きゅうりをまな板の上に置き、小匙1の塩をまぶす
② きゅうりをまな板の上で転がす
③ 流水できゅうりを洗って塩を流す
④ 沸騰したお湯にきゅうりを浸す

まな板の上で転がすことできゅうりの表面のイボが取れる。これによって細菌が減少するだけでなく、色良く、そして味が馴染みやすくなる。熱湯に浸す時間は10秒ほどで良いが、細菌をしっかりと死滅させるためには60秒ほど茹でる必要がある。

2. きゅうりのいろいろな切り方

細菌を除去する洗い方が理解できたところで、ここからはきゅうりの切り方について解説する。料理に合った切り方をすることで、より一層味が馴染み、美味しく仕上げることができる。料理ごとの切り方をマスターしよう。

小口切り(酢の物・きゅうりのサラダ・ポテトサラダ)

① ピーラーで縞目に剥く
② きゅうりを横向きに置いて薄切りにする

斜め薄切り(生野菜サラダ)

① きゅうりの両端を切り落とす
② 斜めに1~2ミリの厚さに切る

細切り(コールスローサラダ)

① きゅうりの両端を切り落とす
② 斜めに1~2ミリの厚さに切る
③ 切ったきゅうりを縦長になるように細く切る

乱切り(ピクルス)

① ピーラーで縞目に剥く
② 他の野菜と合うように断面が大きくなるように切る

この他にも、輪切りや半月切りといった切り方もある。料理の種類や他の具材との調和を意識し、美味しく、そして見た目にも美しい切り方を心がけよう。

3. きゅうりの保存

新鮮野菜は購入後すぐに食べたいものだが、料理の種類や家族人数によって、または出回るきゅうりのサイズが大きかったりすると一度に使い切れないこともあるだろう。そのような場合のきゅうりの保存方法について説明する。

冷蔵保存

きゅうりを冷蔵保存する場合には、まず表面の水気をしっかりと切ることが大切である。キッチンペーパーなどで拭き、1本ずつ新聞紙に包んでヘタを上に向けて立てて冷蔵庫の野菜室で保存する。保存可能期間は3~4日ほどである。使いかけのきゅうりの場合には、しっかりとラップで包んで野菜室へ。この場合、切っていないものよりは保存期間が短くなる。きゅうりは冷やし過ぎると低温障害を起こして逆に鮮度が落ちてしまうため、10~12℃の野菜室での保存が望ましい。尚、冬の時期であれば風通しの良い冷暗所での保存も問題ない。

冷凍保存

きゅうりは水分が多いため、そのまま冷凍すると水っぽくなってしまう。冷凍する場合には、カットしておく必要がある。きゅうりの切り方次第で解凍後の使い道を決めると良いだろう。
① たたききゅうり
きゅうりの両端を切り落として半分の長さに切り、それぞれ縦に4等分してまな板の上でめん棒などを使ってたたく。密閉容器かチャック付ビニール袋に入れて冷凍保存する。解凍する場合は、保存容器の蓋を取って電子レンジ(弱)で90秒ほど加熱する。解凍後は酢、砂糖、しょうゆ、ごま油と和えれば中華風きゅうりの出来上がり。
② 輪切りきゅうり
きゅうりの両端を切り落として3ミリほどの厚さの輪切りにし、密閉容器かチャック付ビニール袋で冷凍保存する。解凍する場合は、保存容器の蓋を取って電子レンジ(弱)で3分ほど加熱する。解凍後はじゃこやわかめと共に酢、砂糖、しょうゆと和えれば酢の物の完成だ。

結論

軽く洗うだけでそのまま食べられそうなきゅうりだが、実は細菌の付着が多く、しっかりと下処理をしなければいけないことをご理解いただけただろうか?きゅうりには体の調子を整える効果があると言われており、風邪で食欲がない時や発熱時、または夏バテの時にもおススメの野菜だ。しっかりと洗ってから食べることを忘れずに。
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2017年9月27日

  • 更新日:

    2021年5月12日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧