1. おでんとは

おでんは、何種類もの具材を煮込むことによって旨味が引き出され、独特の美味しさが生まれる。具材には大きく「出汁が出る食材」「出汁を染み込ませる食材」の2種類があり、これに辛子などの薬味を添えるのが一般的だ。
出汁が出る食材とは、昆布や魚介類の練り物(さつまあげ・ちくわ・はんぺんなど)、鶏肉の団子や牛筋などのこと。出汁を染み込ませる食材とは、豆腐類(厚揚げ・油揚げ・がんもどき)や大根・じゃがいもなどの野菜、こんにゃく、ゆで卵などだ。
おでんがメインの食事は、野菜や食物繊維が不足しがちになるので、昆布・大根・こんにゃくなどはか欠かさずに入れるようにしたい。特に昆布には、食物繊維だけでなくカリウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれているのでおすすめだ。
ちなみに、おでんの原型となったのは「豆腐田楽」と言われている。その後進化を続けて、江戸時代のファーストフードとして大ブレイクした。その後、屋台や飲食店だけでなく家庭料理として人々の食生活のなかに浸透していった。
出汁が出る食材とは、昆布や魚介類の練り物(さつまあげ・ちくわ・はんぺんなど)、鶏肉の団子や牛筋などのこと。出汁を染み込ませる食材とは、豆腐類(厚揚げ・油揚げ・がんもどき)や大根・じゃがいもなどの野菜、こんにゃく、ゆで卵などだ。
おでんがメインの食事は、野菜や食物繊維が不足しがちになるので、昆布・大根・こんにゃくなどはか欠かさずに入れるようにしたい。特に昆布には、食物繊維だけでなくカリウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれているのでおすすめだ。
ちなみに、おでんの原型となったのは「豆腐田楽」と言われている。その後進化を続けて、江戸時代のファーストフードとして大ブレイクした。その後、屋台や飲食店だけでなく家庭料理として人々の食生活のなかに浸透していった。
2. 関東と関西のおでんの違い

おでんは地域によってさまざまな特色があるが、代表的なものとして関東風と関西風がある。
- 関東...かつおベースのあっさりした出汁に濃口しょうゆを加えている。関東のおでんで人気のある具材は「ちくわぶ」「すじ」「はんぺん」「つみれ」だ。「すじ」と言っても牛すじではなく、魚を軟骨ごとすりつぶしてつみれ状にしたものでコリコリした食感が楽しめる。「ちくわぶ」も関東独特の食材であり、小麦粉に水と塩を混ぜて練り上げたものでモチモチした食感が特徴だ。
- 関西...かつおと昆布を使った深い旨味のある出汁がベースになっている。京都風のおでんは、出汁にサバ節と昆布を使ったり、具材に聖護院大根や海老芋を加えたりこともある。大阪風のおでんは、昔はクジラの「コロ」などを具材に使っていたが、現在は牛すじやタコを加えることが多い。大阪では関東風のおでんは「関東煮」と呼ばれている。
3. 他の地域のおでん

全国各地のおでんの中から、代表的なものを紹介しよう。
- 北海道...ふきやわらびなどの山菜、ホタテなどの貝類が入っていることが多い。また新鮮な魚の獲れる北海道ならではのおでんの具材としては、ホッケのつみれや鱈の白子などを加えることもある。北海道のなかでも室蘭では、魚介類をたっぷり使った昆布ベースのおでんにみそだれを付けて食べるのが定番だ。
- 中部地方...静岡県では、濃口しょうゆを使った出汁をベースにして、出汁パウダーが入った黒はんぺんや豚のモツを加えることが多い。名古屋では、かつお出汁に八丁味噌を加えて煮込んだおでんが定番だ。
- 北陸地方...富山県や石川県など日本海に面した地域では、塩・かつお・昆布で取ったあっさりとした出汁をベースに、新鮮な魚・貝・カニなどの具材を加えることが多い。富山では、とろろ昆布を加えることもある。
- 中国・四国地方...つけだれに特徴がある。香川県・徳島県・愛媛県などでは、からしみそを付けて食べることが多い。地域や家庭によっても、からしみその味付けは違いがある。姫路などでは、しょうがじょうゆを付けて食べることもある。
- 九州・沖縄地方...出汁に鶏を使うなど、コクのある出汁がベースになっている。沖縄では、おでんにウインナーを加えたり葉物を加えたりして食べられている。
結論
一口におでんと言っても、地域によってさまざまな違いがあることが分かった。自分の住んでいる地域のおでんに飽きたら、他の地域のおでんを試してみるのもいいかもしれない。