1. 家庭の基本調味料
さしすせそ
日本の家庭料理を支える調味料といえば、学生時代に習った「さしすせそ」。皆さんは、それぞれ何を指すか覚えているだろうか?さは砂糖、しは塩、すは酢、せは醤油(せうゆ)、そは味噌のこと。これにサラダ油やオリーブオイル、ごま油などの油類、酒、みりんを加えれば、たいていの家庭料理を作ることができる。
そのほかの調味料
上記のラインナップだけでももちろんOKだが、現代の家庭料理には、ケチャップやマヨネーズ、ソース類も欠かせない存在。さらに、オイスターソース、ポン酢、ドレッシングなどを常備している家庭も多いだろう。
開封前と開封後
基本の調味料は、開封前と開封後で、保存場所を変えているだろうか?多くの調味料は、開封前と開封後で保存場所が異なるものだ。もし、同じ場所に保存しているという人がいたら、危険信号!この後にご紹介する正しい保存場所をチェックしてほしい。
2. 冷蔵保存向きの調味料
醤油類
日本料理の要となる醤油。正しい保存場所をご存知だろうか?大抵の場合、開封前は常温保存でOK。しかし、開封後は冷蔵保存が基本だ。醤油を始め、ポン酢やめんつゆなどは、空気に触れることで酸化が進み、風味が落ちてしまう。使う際に、空気に触れてしまうことは避けられないが、低温で保存すると酸化を抑える効果がある。さらにカビなどの繁殖を防止する効果も。
ソース類
マヨネーズ、ケチャップ、ソース、オイスターソース、ドレッシングなどは、冷蔵保存が基本。前述の醤油同様、空気に触れることで酸化するので、使い終わったら、なるべく早く冷蔵庫に戻すのが基本だ。マヨネーズは、温度が低すぎると分離してしまうので、野菜室に保存するのも一案。ドアポケットなども比較的温度が下がりすぎないのでオススメ。
味噌
味噌は、発酵食品。常温では発酵しすぎて、味が変化してしまう危険性があるので、冷蔵保存が基本。たくさん買いすぎた、作りすぎてしまったなんてときは、冷凍保存をすることも可能。ラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ入れるといい。
3. 常温保存向きの調味料
本物のみりんと酒
アルコールの含有量が多いものは、常温保存が可能。直射日光の当たらない冷暗所で保存しよう。美味しい料理を作るためにも、是非、常温保存できる本物のみりんや酒を購入してほしい。もし、みりん風調味料や塩などを加えた料理酒をご使用の場合は、菌が繁殖しやすいので、必ず冷蔵庫に保存を。
塩と砂糖
塩や砂糖も常温保存が可能。しかし、この2つは湿気とにおいに極端に弱い調味料。そのためシンク下や洗剤が近くにある場所などは、保存に適していない。密閉できる保存容器を使うことをオススメする。素焼きの専用壷などに入れて保存すると見た目にもよく、使いやすい。
油類と酢
油は冷蔵庫に入れると固まってしまうので、冷暗所に保存するのが正解。ただ、こちらも空気や熱で酸化が進むので、なるべく湿気のない場所で保存したい。酢は、米酢や穀物酢など、純粋な酢は冷暗所でOK。ポン酢や寿司酢など、何かが混ざっているものは冷蔵庫に入れるといい。
結論
皆さんは、調味料を正しく保存できていただろうか?ここでは代表的なものを取り上げた。基本は、それぞれの成分表示をチェックして、保存しよう。どんな調味料も開封したては、やはりフレッシュで美味しい。腐りにくい醤油なども小さめのサイズを購入して、早めに使い切るのがオススメだ。