1. 種類と旬

プルーンはすももの仲間で、コーカサス地方が原産。別名「西洋すもも」で、果皮は紫色、縦に長い楕円形をしている。一方、中国原産の「日本すもも」はプラムやソルダムなど、丸くて赤や黄色のものが多い。どちらのすももも甘酸っぱくて濃厚。果肉は繊維質を感じるが、みずみずしくて旨い。中に大きな種が一つ入っていて、皮ごと食べることができる。
プルーンが日本に入ったのは明治時代。当時は雨に弱く、栽培が難しくてなかなか定着しなかったが、現在は品種が改良され、生食用として多く出回っている。
旬は7月中旬~10月中旬。あまり種類がないように思われがちだが、早生種、中生種、晩生種があり、それぞれで出回る時期が違うので、3ヵ月の間、生食を楽しむことができる。
プルーンが日本に入ったのは明治時代。当時は雨に弱く、栽培が難しくてなかなか定着しなかったが、現在は品種が改良され、生食用として多く出回っている。
旬は7月中旬~10月中旬。あまり種類がないように思われがちだが、早生種、中生種、晩生種があり、それぞれで出回る時期が違うので、3ヵ月の間、生食を楽しむことができる。
- 早生種(7月中旬~8月中旬)...イギリス生まれのアーリーリバー、スウェーデン生まれのオパールなどが主な品種。
- 中生種(8月中旬~9月中旬)...最も多く出回る時期。最小サイズのローブドサージェン、スタンレイ、大玉のパープルアイなど。
- 晩生種(9月中旬~10月中旬)...大玉のプレジデント、長野生まれのサンプルーンやブルータン、カナダ生まれのベイラーなど。
2. 特産地

特産地は長野県。長野だけで全国の7割をシェア。次いで北海道、青森県など、涼しくて雨が比較的少ない地方が続き、この3県で全国のプルーン生産量のほとんどを占める。
プルーン農家では、プルーンの木全体に日が当たるように前年の冬から枝の剪定をはじめる。4~5月に花が咲き、7月頃から実がなる。雨に弱いので、畑に支柱を立て、雨が降ったら雨よけのシートをかぶせる農園もある。
北海道や長野県、東北地方では、プルーン狩りができる果樹園も数多くある。リンゴ狩りやイチゴ狩りなどと同様に、これらの県ではプルーン狩りも一般的で、子供のレクリエーションなどにも利用されている。
プルーン農家では、プルーンの木全体に日が当たるように前年の冬から枝の剪定をはじめる。4~5月に花が咲き、7月頃から実がなる。雨に弱いので、畑に支柱を立て、雨が降ったら雨よけのシートをかぶせる農園もある。
北海道や長野県、東北地方では、プルーン狩りができる果樹園も数多くある。リンゴ狩りやイチゴ狩りなどと同様に、これらの県ではプルーン狩りも一般的で、子供のレクリエーションなどにも利用されている。
3. 選び方

プルーンの表面には白い粉のようなものがついているが、これはブルームというもので、果実の中から出てくる天然素材。果実に含まれる脂質の成分が果皮に出てきて、自らを病気などから防ぎ、新鮮さを保つ役割をしている。ブドウやリンゴなどの表面でも見かけることがよくあり、農薬と勘違いされることがあるが、食べても全く問題ない。プルーンを選ぶ時は、この白いブルームが果皮一面にきれいに残っているものがいいだろう。
熟すと皮が破けやすいので、未熟なまま収穫してから追熟する場合も多いが、ほどよく熟した状態のものを選ぶ時は、全体的にきれいに色がついているものを選ぼう。果実を少し触ってみて、ほどよい弾力が感じられるくらいの硬さのものがよい。皮にシワがよっているものは、収穫してから日が経っているため、酸味が抜けていて、味がぼけている可能性が高い。果皮全体にハリがあるものを選びたい。
熟すと皮が破けやすいので、未熟なまま収穫してから追熟する場合も多いが、ほどよく熟した状態のものを選ぶ時は、全体的にきれいに色がついているものを選ぼう。果実を少し触ってみて、ほどよい弾力が感じられるくらいの硬さのものがよい。皮にシワがよっているものは、収穫してから日が経っているため、酸味が抜けていて、味がぼけている可能性が高い。果皮全体にハリがあるものを選びたい。
4. 旬の美味しい食べ方

プルーンの加工品はジャムやドライフルーツなどがあるが、国産のプルーンは甘味も酸味も強くて味が濃いので、生で食べるのが一番うまい。そこで、栄養たっぷり、旬のフレッシュなプルーンを利用したメニューを紹介しよう。
【プルーンサラダ】(4人分)
【プルーンサラダ】(4人分)
- プルーン4個の実を縦半分に切って種を取り除き、さらにくし型に切る。
- レタス適量をちぎる。
- ニンジン適量をピーラーで薄くむく。
- 適量のベビーリーフを洗う。
- 1~4を和え、塩・こしょう、オリーブ油で味をととのえて完成。
【プルーンの肉巻き】(4人分)
- プルーン4個を縦半分に切って種を取り除く。
- 豚バラ8枚を広げ、塩・こしょうでしっかりと味つけする。
- クリームチーズをプルーンと同じくらいの大きさに長さで1㎝幅にスライスしたものを8個用意する。
- 豚バラにプルーンとクリームチーズをのせて密着するようにしっかり巻く。
- フライパンで中火で焼いて完成。肉の表面が少しカリッとなるくらいがうまい。
結論
プルーンというと何か特別な果物のようなイメージがするが、要は西洋のすもも。昔ながらのプラムの西洋版といったところだろうか。小ぶりなので食べやすく、プルーン狩りに行くといくつでも食べてしまう。たくさん手に入ったらジャムやワイン漬けを作るものもいいだろう。