1. マカロンの特徴とは?

マカロンは見たことはあるけど食べたことはない、という人も意外と多い。そこでまずは、マカロンにはどのような特徴があるのかを簡単に説明しておこう。
■色と味のバリエーション
マカロン最大の特徴と言えば、色とバリエーションが豊富な点である。たとえば、チョコレート・バニラ・抹茶・キャラメル・いちご・コーヒー・黒ゴマ・紅茶など。数えきれない種類の味があり、それぞれに対応した色のマカロンが存在する。1つのスイーツでここまでバリエーションが豊富なものは、マカロンくらいではないだろうか。
■マカロン=ピエ
色以外の特徴を挙げるなら、やはり「ピエ」だろう。ピエとはフランス語で「足」を意味し、マカロン生地の下部にできるヒラヒラとした膨らみのことを指す。マカロンにはピエがあるものと思っているが、自分で作ってみると、ピエをキレイに出すのは案外難しい。逆に、ピエがしっかり出ているマカロンは、美味しい特徴とも言えるだろう。
2. マカロンの生地は切るように混ぜる!?

お菓子作りをしていると、ボウルに入れた材料を「切るように混ぜる」という言葉を聞いたことはないだろうか。そもそも、切るように混ぜるとはどのよう技法だろうか。ここでは、マカロン作りにおける生地の混ぜ方と合わせて紹介しよう。
■切るように混ぜるとは?
切るように混ぜるとは、ボウルに入れた材料に対し、ゴムベラを縦に入れてボウルの底からひっくり返すようにして混ぜることを指す。これを繰り返し、ボウルのふちについた粉類をすべて混ぜ合わせることで、なめらかな生地になるのだ。同様の意味で、「さっくり混ぜる」と表現することもある。この混ぜ方が、お菓子の完成度を左右すると言っても過言ではない。
■切るように混ぜる理由
切るように混ぜることで、小麦粉などに含まれる「グルテン」の発生を抑える効果が期待できる。グルテンが発生すると、生地が固くなってしまうのだ。それを防ぐために、なるべくふんわりと切るように混ぜるのである。マカロンだけでなく、お菓子作りをするなら、この混ぜ方はぜひ覚えておきたい。
3. マカロンの美味しい食べ方のポイント

マカロン自体、どうやって食べるのか分からないという人もいるだろう。割って食べるのが正解なのか、そのまま食べるのが正解なのか。そこで、マカロンをより美味しく楽しむために、試してほしい食べ方を紹介しよう。
■そのまま食べるときは常温に戻して食べる
マカロンは、冷蔵保存することも多いスイーツだ。そんなマカロンをそのまま食べる場合は、しっかりと常温に戻すことが、美味しい食べ方の秘訣だ。生地だけでなくクリームにも柔らかさが戻り、口当たりが最高によくなる。
■プリンやケーキと一緒に
マカロンの美味しい食べ方の2つ目は、プリンやケーキに添えて食べる方法だ。スイーツにスイーツを合わせる罪悪感は大きいかもしれないが、何かを頑張ったご褒美や、パーティーなどの特別な日に試してみてはいかがだろうか。
4. ダイエットにも!ヘルシーなマカロンの食べ方

ダイエット中とは言っても、甘いものを我慢したくない人は多いだろう。そこで、ダイエット中の人にもおすすめできる、ヘルシーなマカロンの食べ方を紹介しよう。
■寒天マカロン
ダイエット中の人におすすめなマカロンの食べ方1つ目は、「寒天マカロン」である。作り方は簡単で、固めのメレンゲに粉寒天を加え、成形してオーブンで焼くだけだ。どちらかと言えばクッキーの食感に近いが、サクサクした食感がまたクセになる。甘さをプラスしたい場合は、甘味料などを加えてもよいだろう。
■フィナンシェ風マカロン
2つ目の食べ方は、「フィナンシェ風マカロン」だ。メレンゲの中にアーモンドパウダーとココナッツオイルを入れ、成形してオーブンで焼けば完成だ。クリームを使わないのでカロリーを抑えることができる。ココナッツオイルは美容にもよいので、おすすめだ。食事制限によって肌荒れが起きてしまいがちなダイエット中にも、ピッタリの食材である。
結論
マカロンは確かにカロリーが高いため、あまりダイエット向きのスイーツとはいえないかもしれない。しかし、食べ方や使う食材を少し工夫するだけで、カロリーを下げるだけでなく腹持ちのよいスイーツに早変わりする。「ダイエット中だけど甘いものが食べたい」というときにぜひ試してみて欲しい。