1. チンジャオロースの基本の味付け
チンジャオロースの味付けはレシピによって若干異なることもあるが、現在のチンジャオロースの定番の味付けは「広東風」である。広東料理にはオイスターソースが使われることが多く、これを使うことで本格的な甘辛い味わいのチンジャオロースを作ることができる。また、オイスターソース以外の調味料には、酒・醤油・砂糖・鶏ガラスープの素などが使われることが多くなっている。
2. チンジャオロースの味付けのコツ
チンジャオロースの味付けは調味料の種類によって決まるが、この調味料を入れるタイミングや入れたあとの火加減によっても味が変化する。そこでチンジャオロースの味付けのコツを確認しておこう。
コツ1.具材に火が通ってから入れる
チンジャオロースの調味料を投入するタイミングは、肉類・ピーマン・たけのこなどの具材に完全に火が通ってからだ。特にたけのこなどは火が通りにくいので、調味料を入れる前に硬さを確認しておこう。なお、調味料をサッと入れられるよう、事前に調味料同士を合わせておくのがポイントだ。
コツ2.調味料を入れたら一気に絡める
合わせ調味料を入れたあとは、強火で一気に具材と調味料を絡めるのがポイントとなる。調味料を入れたあとに長時間加熱すると、食材に火が入り過ぎてしまい、肉や野菜の食感が悪くなってしまう。調味料を絡める時間は、「調味料を入れてから1分程度」を目安にしておくのがよさそうだ。
3. チンジャオロースのアレンジ方法2選
チンジャオロースの味付けにはオイスターソースが必要になるが、冷蔵庫にストックしていないことも多いだろう。また、中には違った味付けのチンジャオロースを楽しみたい人もいるはずだ。そのような場合には塩や味噌など、家庭にある調味料でチンジャオロースをアレンジしてみよう。
アレンジ1.塩チンジャオロース
まず1つ目におすすめなのが、塩チンジャオロースだ。鶏ガラスープの素・塩こしょう・醤油など、家にストックしていることが多いもので味付けが可能になっている。味付けするタイミングは通常どおり食材に火が通ってから。最後に水溶き片栗粉でとろみを付けたら塩チンジャオロースの完成だ。
アレンジ2.味噌チンジャオロース
2つ目におすすめなのが、味噌チンジャオロースだ。こちらは塩チンジャオロースよりもさらにシンプルで、味噌・みりん・醤油で味付けすればよい。和風テイストな味わいになるが、ご飯がすすむ一品である。オイスターソースや鶏ガラスープの素などがないときに挑戦してみてはいかがだろうか。
4. 市販の「チンジャオロースの素」を紹介!
より簡単にチンジャオロースの味付けをしたいなら、市販の「チンジャオロースの素」を使うのもおすすめだ。チンジャオロースの素は味の素・丸美屋・エスビー食品などから販売されている。それぞれの特徴を以下にまとめておくので、お好みのチンジャオロースの素で味付けするといいだろう。
その1.味の素「Cook Do 青椒肉絲用」
「Cook Do 青椒肉絲用」は、味の素が製造・販売しているチンジャオロースの素である。オイスターソースとネギ油を使った香りのよいソースで、日本人好みのチンジャオロースに仕上げることができる。なお、こちらはソースだけなので、肉類・ピーマン・タケノコなどをそれぞれ用意する必要がある。商品には「3~4人前用(100g)」と「2人前用(58g)」の二種類がある。
その2.丸美屋「たけのこ入り青椒肉絲の素」
「たけのこ入り青椒肉絲の素」は、丸美屋食品工業が製造・販売しているチンジャオロースの素だ。味は濃い目で、オイスターソースの香りが楽しめるのが特徴。また、こちらの商品には細切りタケノコが入っているので、肉類とピーマンだけ用意すればチンジャオロースを作ることが可能となっている。なお、こちらの商品とは別に「ちょいクック 青椒肉絲風炒めの素」というのも売られている。
その3.エスビー食品「李錦記 青椒肉絲の素」
「李錦記 青椒肉絲の素」は、エスビー食品が製造・販売しているチンジャオロースの素だ。うま味にトコトンこだわった特製のオイスターソースを使っており、本格的なチンジャオロースを楽しむことができる。なお、こちらの商品はソースだけなので、別に食材を用意する必要がある。また、商品は「3人前用(65g)」だけとなっている。
結論
子どもから大人までみんなが大好きなチンジャオロースは、オイスターソースが味の決め手となる。しかし、ただオイスターソースを使えばいいわけではなく、入れるタイミングや火加減などにも注意したほうがよい。また、オイスターソースがない場合には塩味や味噌味などに挑戦するのもおすすめだ。色々な味付けを試してみて、さまざまなバリエーションのチンジャオロースを楽しもう。