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酒粕が香る大人の漬物!奈良漬けの美味しい作り方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年4月15日

奈良漬けは、酒粕が強く香る漬物なので、好き嫌いがあるかもしれない。少し前に奈良漬とクリームチーズの組み合わせが紹介されて以来、少しだけリバイバルした感がある。全体的に茶色くなるまで漬け込まれた奈良漬は透き通っていて芸術的な美しさがある。

1. 美味しい奈良漬けづくりの食材の選び方

奈良漬といえば、白瓜が代表的である。完熟する少し手前のもので、肉厚のものが正しい食材の選び方となる。

さて、奈良漬に使われる食材は、白瓜以外も一般的になってきた。なす、きゅうり、大根、ニンジンといった野菜だ。好みで違う野菜を漬けるときの選び方は、ぬか漬けなどにも使われているものといった視点でいいだろう。

次に、酒粕の食材の選び方をお伝えしよう。奈良漬の甘い、しょっぱいという度合いは、ひとそれぞれ好みがあるだろう。奈良漬を漬け込む酒粕は、長期熟成の場合はとりかえていくのが伝統的なやり方である。酒粕は、日本酒に甘口辛口があるように、酒粕にも甘口辛口があるという。奈良漬の好みの仕上がりを考えながら、酒粕の産地を考えるのも一案である。実は、塩が大量に使われるのも、漬物ならではである。

2. 奈良漬けの下ごしらえ

今回は、基本的な白瓜を使った奈良漬けの作り方を紹介しよう。下ごしらえは、白瓜の準備からスタートする。

1.白瓜はていねいに洗い、縦2つにカットする。中の種を取り除き、水分をふき取る。

2.白瓜の断面を上にして、内側のくぼんだ部分に塩を詰め込んでいく。これに重石をして5日ほど置いておく。

3.取り出したら、出てきた水分を捨てて、水分をふき取る。この段階で白瓜を陰干しすると、甘みが増すと言われている。

4.奈良漬けの下ごしらえの次のステップとして、下漬けをする。漬け桶の底に留粕を敷いていく。留粕とは、酒粕に清酒を加えて練ったもののこと。これを2cmほど敷いたうえに、白瓜を載せていく。白瓜は断面を上にして、くぼみには、酒粕を詰める。

5.白瓜同士がぶつからないよう、少し間をおいて並べていく。並び終えたらその上に留粕をしいて、さらに上に白瓜を並べていくということをくり返す。

6.2~3週間ほどで下漬けが完了する。

このように、奈良漬の下ごしらえは、なかなか手間がかかる。この下漬けだけでも食べられるが、その場合は1か月ほど漬けてからにする。次に中漬け以降の説明をしていこう。

3. 奈良漬けづくりのコツ

奈良漬を美味しくするコツは、何度も漬け直して長期熟成させることにある。中漬けは、新しい粕床につける。古い粕を手でぬぐい取り、新しい粕を下漬けと同じようにして留粕に使ったり、内側に入れるものに使ったりする。中漬けでは塩は使わない。ラップでふたをし、重石をのせる。冷暗所で1~3か月間ほどおく。

さらに本漬けをする。中漬けと同じ作業をし、6~8回ていねいに漬け直していく。そのため、奈良漬けの熟成期間が3年前後になることがある。漬け直しをすることで、酒粕に白瓜からの塩分がうつり、それとは逆に酒粕の甘さ、旨味成分が白瓜にうつるということである。同時に、酒粕のアルコール分が白瓜の中に蓄積されていく。

最後は、酒粕には、味醂粕や砂糖などの甘みを加えることもコツで、奈良漬けがべっこう色になるまで漬けていく。このように、奈良漬けづくりを美味しくするコツは、手間と時間をかけることだとお分かりいただけただろう。

結論

奈良漬けがこんなに手間がかかるものだったとご存じだっただろうか。作り方は単純にも思えるかもしれないが、何度も漬け直していくのが3年ともなると、気が遠くなる思いだろう。そのため、なかなか家庭でつくる気になるかというと難しいかもしれない。それでも自家製の奈良漬けを食べてみたいという方は、チャレンジしてみるといいだろう。奈良漬けづくりにここまで時間がかかると知っていれば、それが手作りのものであるとわかったとき、尊敬の念を禁じ得ないはずだ。
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