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これを知ればタコ博士!タコの旬や名前の由来などあれこれ紹介

投稿者:
ライター 池田仁美(いけだひとみ)

監修者:
管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年5月27日

タコの消費量が世界一といわれる日本では、タコが通年流通し、弾力のある独特の食感と旨みや甘みを味わうことができる。しかし、タコの旬は、産地や種類によって違うことを知っているだろうか。今回は、豆知識として知っておきたい、タコの名前の由来や栄養成分も併せて解説する。

1. タコの種類と旬が知りたい

じつは、タコにはたくさんの種類があり、日本で主に食用とされるのはマダコ・ミズダコ・イイダコ・ヤナギダコ・テナガダコの5種類だ。種類によってベストなタコが選べるように、それぞれの旬を紹介しよう。

マダコ

日本でタコといえば、マダコを指すことが多い。ほぼ1年中流通していて、瀬戸内エリアでは6~8月頃、三陸エリアでは11~12月頃が旬。兵庫県の「明石ダコ」や広島県の「三原やっさタコ」のほか、宮城県の「志津川のタコ」などはブランド品として知られる。

ミズダコ

「オオダコ」の異名を持ち、体長3~5m、体重10~50kgでタコ類最大といわれる。マダコがあまり流通しない北海道や東北でメジャーなタコ。ほぼ1年中水揚げされるが、主に12~1月の冬が旬だ。北海道で獲れるミズダコが有名で、「北海タコ」とも呼ばれる。

イイダコ

胴体の中にたっぷりの卵が詰まったイイダコも、1年中漁獲されている。秋から食べごろといわれるが、卵巣が発達して卵が熟してくる1~3月頃が旬。卵を持つメスに比べて、オスは人気が低い。

ヤナギダコ

マダコよりぬめりが強く、食感はミズダコよりも若干歯応えがあるヤナギダコ。生ではなく、煮ダコや酢ダコなどに加工されて流通するのが一般的だ。旬は12~5月中旬。

テナガダコ

テナガダコは一般に流通することが少なく、主に市場で取引されて飲食店で扱われる。韓国料理店で刺身や炒め物などに使われて人気が出た。旬は5~7月。

2. タコの名前の由来とは

先程紹介した5種類のタコについて、名前の由来を知ろう。

マダコ

真蛸(マダコ)の「真」は、一番代表的なものという意味。ちなみにタコは、腕が8本あることから「多股(タコ)」、海にいるクモのようなものという意味の「海蛸子(かいしょうし)」が省略されて「蛸」になったなど、さまざまな説がある。

ミズダコ

マダコよりも水分が多いことが名前の由来。マダコに比べて身が水っぽいが、刺身にすると楽しめるしなやかな歯ざわりは、「マダコ以上」との評価もある。

イイダコ

胴体の中に卵が詰まったメスを煮ると、卵が飯粒のように見えることから。「章魚」「章花魚」と書くこともあるが、これは胴体に紋章のような模様があるためとされる。

ヤナギダコ

ヤナギの葉に形が似たヤナギムシカレイが生息する水深にいることから付けられた。

テナガダコ

ほかのタコに比べて、腕が長いことが名前の由来である。

3. タコの主な産地ってどこ?

タコの種類別に、産地を解説する。

マダコ

温帯性のため、太平洋、日本海、大西洋、地中海など世界中で獲れる。国内では、日本海沿岸(北陸~九州西岸)、太平洋沿岸(三陸~四国、九州)、瀬戸内海沿岸が有名。

ミズダコ

寒海性のため、主に東北以北の太平洋側。カナダや北アメリカ沿岸部などでも獲れる。

イイダコ

三河湾に接した愛知県、瀬戸内海沿岸の兵庫県、香川県、愛媛県、有明海沿岸の熊本県、福岡県など。

ヤナギダコ

主に、三陸沖(福島県、岩手県)~北海道周辺。北海道では主に太平洋側が産地で、日本海側では獲れる量が少ない。

テナガダコ

国内の産地は主に瀬戸内海沿岸で、韓国でも多く水揚げされる。

4. タコの代表的な栄養成分とは

最後に、タコに含まれる代表的な栄養成分を紹介しよう。

たんぱく質

主成分は良質なたんぱく質で脂質が少ないため、タコは高たんぱく低カロリーの健康食材だ。

タウリン(※1)

たんぱく質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質のこと。魚介類や軟体動物に多く含まれ、消化管内でコレステロールの吸収を抑える働きなどを持つ。

ビタミン(※2)

血行を促進し、肌や粘膜のトラブルを改善するといわれる、ビタミンB群やビタミンEが豊富。

亜鉛(※3)

人体の中で、骨格筋、骨、皮膚、肝臓、脳、腎臓などに分布する栄養成分。亜鉛の生理機能は、たんぱく質との結合によって発揮される。亜鉛が不足すると、皮膚炎や味覚障害、免疫機能障、成長遅延などの症状が出ると言われており、注意が必要だ。

結論

タコの旬や代表的な産地、栄養成分を知っておけば、食材選びや献立作りの際に役立つ。また、タコの名前の由来は、ちょっとした話のネタにもなるだろう。機会があれば、記事内で紹介したいろいろな種類のタコをぜひ食べ比べてみてはどうだろうか。
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(参考文献)

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