1. コメの産地ランキング
2018年の国際機関の調査によると、世界で生産されているコメは、年間で7億4096万トン。そのうちの上位は中国、インド、インドネシアの3国で、これらで全体の約60%のコメを作っている計算である。ちなみに1位の中国は20950万トン、2位のインドは、15876万トン、3位のインドネシアは7730万トンである。日本は12位で1005万トン。
地域別で見てみるとアジアが最も多く、約66793万トンの生産量を誇っている。上記以外の国では、バングラディシュやベトナム、ミャンマー、タイ、フィリピン、パキスタンと、10位までのランキングはすべてがアジア勢。意外なことに、次に多いのはアフリカで3250万トン、南アメリカ2313万トンと続く。
地域別で見てみるとアジアが最も多く、約66793万トンの生産量を誇っている。上記以外の国では、バングラディシュやベトナム、ミャンマー、タイ、フィリピン、パキスタンと、10位までのランキングはすべてがアジア勢。意外なことに、次に多いのはアフリカで3250万トン、南アメリカ2313万トンと続く。
2. コメの産地と種類
主なコメの種類
世界で作られているコメは、大きく分けてふたつ。インディカ米とジャポニカ米に分けられる。日本で食べられているのはジャポニカ米であるが、世界の多くで生産、そして消費されているのはインディカ米である。日本ではタイ米、ジャスミン米などと呼ばれており、エスニック料理人気に乗じて、認知度も上がっている。オリひと世代であれば、コメ不足の際に食べたことがある人も多いだろう。
それぞれの特徴は?
インディカ米は、すっきりとした縦長のフォルムと高い香りが特徴である。そのままではもちろん、ビリヤニや海南鶏飯など、スープで炊く、炊き込みご飯のように味をつけるなどして食べられることも多い。パラパラとした食感も美味しさのポイントである。対してジャポニカ米は、日本をはじめ、朝鮮半島、中国の東北地方、カリフォルニアなど、比較的生産地が限られている。我々がコメだと思っているものは、世界ではマイナーな存在ということになる。ジャポニカ米は甘みと粘りが特徴で、丸みを帯びた形をしている。
3. 世界と日本のコメ事情
自給率の高いコメ
コメはほかの穀物に比べて、貿易率が低いことでも知られている。食料自給率が非常に低いと言われている日本においても、コメに関しては97% の自給率。小麦14%、大豆28%、畜産物16%など、ほかの自給率と比べると、かなり高いことがわかる。コメは主食としてはもちろん、餅、菓子、さらには日本酒などの原料としても欠かすことができない存在なのだ。
日本のコメ事情
世界のコメ生産量が増えているのに反して、日本では生産量は右肩下がり。人口減少を背景にしたものと考えられており、価格も低下傾向にある。パンや麺の購入量はさほど変化していないことから、食の欧米化に伴ったコメ離れも懸念されている。
日本のコメは、消費にも変化が訪れている。以前は家庭で食べるコメが主流であったが、核家族化が顕著になり、共働きも増えていることから、中食、外食の占める割合は増えている。
日本のコメは、消費にも変化が訪れている。以前は家庭で食べるコメが主流であったが、核家族化が顕著になり、共働きも増えていることから、中食、外食の占める割合は増えている。
結論
コメは、我が国の主食として欠かせない存在であると同時に、世界でも広く食べられている穀物である。産地ランキングを通して見ると、アジアでは、ほとんどの国で食べられていることがうかがえる。世界の米料理に挑戦してみると、日本のコメとの違いがわかる。休日に挑戦してみるのもおすすめだ。
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