目次
- 1. ゆで卵はどれくらい日持ちする?
- 2. 固ゆで卵の作り方と冷蔵保存の方法
- 3. ゆで卵の保存期間を少しでも延ばすなら【煮卵】もおすすめ
- 4. ゆで卵は冷凍保存もできる!やり方を紹介
- 5. ゆで卵の【常温保存】はおすすめしない
- 6. ゆで卵の大量消費アイデア3選
- 卵を鍋の中に並べる
- 卵が完全に浸るまで水を入れる
- 固ゆでになるよう中火で12分ゆでる
- ゆでた卵を冷水でしっかり冷やす
- できあがったゆで卵をくまなくチェックし、ひび割れしていないか確認する
- 保存容器に入れてフタをしたら冷蔵庫に入れる
- 固ゆで卵を作り殻をむいておく
- 別の鍋に醤油・砂糖・酒・みりんを入れて火にかける
- 鍋が沸騰したら殻をむいた固ゆで卵を入れる
- 2分程度煮たら火から下ろす
- 煮汁と一緒に固ゆで卵を保存容器に入れる
- 粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて保存する
- 事前に固ゆで卵を作っておく
- 固ゆで卵を包丁で細かくカットする
- ボウルにゆで卵とマヨネーズを加えて混ぜる
- 塩コショウで味を調える
- 食品用ラップに平たく卵のフィリングをのせて包む
- 冷凍用保存袋に入れて冷蔵保存する
- ※1:日本卵業協会「タマゴQ&A 品質・保存編」
http://www.nichirankyo.or.jp/qa/hinshitsu.htm
1. ゆで卵はどれくらい日持ちする?

まずは、ゆで卵を作った場合どれくらい日持ちするのかを解説しよう。保存方法やゆで卵の状態などによって変わるので、ここでは「固茹で(殻付き/殻なし)」「半熟(殻付き/殻なし)」に分けてお伝えする。
固ゆで卵(殻付き)の日持ち|冷蔵庫で2〜3日
殻付きの固ゆで卵であれば、保存容器に入れた状態で冷蔵庫で2〜3日は日持ちする。
固ゆで卵(殻なし)の日持ち|当日中
殻をむいた状態の固ゆで卵は日持ちしない。保存容器に入れて冷蔵庫で冷やした状態であっても、必ず当日中に消費しよう。
半熟ゆで卵(殻付き)の日持ち|1〜2日
殻付きの半熟ゆで卵は保存容器にのせてラップをかける。できるだけ空気に触れさせないようにすることが大切だ。その状態でも冷蔵庫で1〜2日以内には消費するのが望ましい。
半熟卵(殻なし)の日持ち|当日中(数時間内)
殻なしの半熟ゆで卵はすぐにいただくのがベストである。保存するなら殻付きと同じように、保存容器にのせてラップをかけて冷蔵庫で保存。当日中(できれば数時間内)に消費しよう。
【注意】殻付きでもひびが入っているものは日持ちしない
たとえ殻付きの固ゆで卵であっても、ひびが入っているものは日持ちしない。空気に触れ雑菌も繁殖しているので、食中毒を招くおそれがある。できれば当日中、遅くとも2日以内には消費しよう。
【豆知識】ゆで卵が生卵よりも日持ちしないのはなぜ?
ゆで卵にすると、殺菌作用を持つ「リゾチーム」の働きが弱まるため日持ちしなくなる。さらにひび割れしているかどうかでも変わってくる。上述のように、ひび割れしていなければ冷蔵保存で2〜3日、ひび割れしている場合は当日中に食べるのが望ましい。
2. 固ゆで卵の作り方と冷蔵保存の方法

それでは、固ゆで卵を作る方法、冷蔵保存する方法を解説していこう。
固ゆで卵の作り方
もちろん自己流で上手に作れるならそれでOKだ。いつも失敗してしまうという方がいたら、ぜひ以下の記事もチェックしてみてほしい。
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固ゆで卵を冷蔵保存する方法
保存の際は清潔な卵パックなどに入れておくと割れにくい。また冷蔵庫のドアなどに日付を書いた付箋を貼っておくと管理しやすいのでおすすめだ。
3. ゆで卵の保存期間を少しでも延ばすなら【煮卵】もおすすめ

ゆで卵は煮卵にしておくと、ほんの少しだけ保存期間を延ばせる。
煮卵の日持ち
ゆで卵の保存期間は長くて3日程度だが、煮卵にすると4〜5日は持つ。気持ち程度だが保存期間を延ばせるというわけだ。濃い味をつけることで保存性が上がるというのが理由である。
煮卵の作り方と冷蔵保存のやり方
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4. ゆで卵は冷凍保存もできる!やり方を紹介

ゆで卵は冷凍保存も可能だ。ただし冷蔵保存のようにそのまま保存することはできない。フィリングなどにしてから冷凍するのが基本なので覚えておこう。
ゆで卵(フィリング)の冷凍保存のやり方・手順
冷凍したゆで卵(フィリング)の解凍方法
冷凍した卵のフィリングを食べるときは、冷蔵庫に移して自然解凍させるのがおすすめだ。量にもよるが3〜4時間あればほどよい硬さに解凍できるだろう。電子レンジでの解凍は、水分が飛んでしまいパサパサするためおすすめできない。
冷凍保存したゆで卵の保存期間の目安
3週間から最長1カ月くらいは保存できる。ただし冷凍していても劣化はするので、できるだけ早く消費することを心がけてほしい。
5. ゆで卵の【常温保存】はおすすめしない

ゆで卵は冷蔵保存が基本であり常温保存はおすすめできない。その理由を解説する。
雑菌の繁殖リスクが高いため常温はNG
上述のように、ゆで卵にするとリゾチームの働きが弱くなる。その状態で常温に置いておくと雑菌の繁殖リスクが高まるというのが、常温保存には適さないという理由だ。とくに室温が高くなる夏場は、食中毒のリスクも高くなるためくれぐれも注意してほしい。
6. ゆで卵の大量消費アイデア3選

ゆで卵を多めに作ったときはアレンジして大量消費しよう。そのまま食べたりフィリングにしたりすることも多いが、ピクルスや焼き物にアレンジもできる。
ゆで卵のピクルス
ピクルス液(お酢・砂糖・塩・トウガラシなどを合わせた調味料)を入れた保存袋にゆで卵を入れ、冷蔵庫で2〜3時間寝かせれば完成だ。そのまま一晩寝かせるとさらに味がしみて美味しい。
ゆで卵とチキンのマスタード焼き
鶏むね肉をそぎ切りにしてマスタードをまぶし、ゆで卵を輪切りにしておく。耐熱容器に鶏むね肉とゆで卵を交互に重ね入れ、マヨネーズと牛乳などで作ったソースをかける。あとはオーブンでこんがり焼けば完成だ。
肉巻きゆで卵
醤油・砂糖などで作ったタレに薄切り豚肉を漬け込む。ゆで卵に薄切り豚肉を巻き付けて、表面に小麦粉をうすく付ける。油を引いたフライパンで焦げ目が付くまで焼けば完成。ボリューム満点でご飯との相性もよい。
結論
ゆで卵は冷蔵保存で2〜3日が基本だ。生より劣化しやすいため、作ったら早めに食べ切るようにしよう。なお冷蔵保存できるのは殻にひびが入っていないものだけである。ひび割れしたものはその日のうちに食べ切ろう。余ったら煮卵にして冷蔵保存、フィリングにして冷凍保存などをしよう。
【参考文献】
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