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伊予の国のみかん!【伊予柑】の誕生や旬を知ろう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 池田絵美(いけだえみ)

2019年7月 9日

伊予柑(いよかん)という言葉にはなじみがあるし、スーパーで売られているのを見た記憶も実際食べたこともある。でも、ほかの柑橘とどう違うのか具体的に説明することはできないという人が多いのではないだろうか。そこで今回はメジャーな柑橘・伊予柑について、改めて特徴や誕生・旬などを学んでいこう。

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1. 伊予柑の特徴

伊予柑の表皮はつやがあり、濃い橙色をしている。果実が比較的大きめで皮も厚いが、手でむくことができるため食べやすい。柑橘類らしい甘酸っぱくさわやかな香りも特徴的だ。果肉は柔らかく果汁もたっぷりと含まれる。甘さと酸っぱさのバランスがちょうどよい点も伊予柑の魅力である。
伊予柑にはいくつかの品種があるが、最もメジャーなのは「宮内伊予柑」。それまで伊予柑として栽培されていた「普通伊予柑」の枝変わりである。より熟すのが早く収穫量も多く、甘みの強さや種ができにくいなど、優れた特徴を持つ。

2. 伊予柑の誕生と由来

伊予柑は山口県阿武郡東分村(現:萩市)で明治時代に発見された偶発実生である。親品種は不明だが、ミカン類とオレンジ類の性質を併せ持つため、それらの交雑種だといわれる。中村正路氏の農園で発見され、当初は穴門みかんと呼ばれていた。その後愛媛県松山市の三好保徳氏により愛媛県での栽培が広まった。松山市では愛媛県を指す「伊予」から伊予蜜柑と呼ばれていたが、温州みかんと混同されやすかったため、昭和5年に「伊予柑」という名に落ち着いた。
枝変わりとして現在も広く栽培されている宮内伊予柑は、松山市平田町の宮内義正氏の農園で昭和30年に発見された。優れた特徴から栽培面積が増加し、昭和41年に名称登録されてから昭和50年代には全国的にメジャーな品種となる。

3. 伊予柑の旬と入手方法

伊予柑の収穫は早いところでは11月下旬頃から始まる。出回り始めるのは12月頃からで、4月頃まで出荷が続く。旬のピークは1~2月頃までだ。1月に収穫した伊予柑を3月まで貯蔵熟成させたものもある。こちらは、愛媛県でブランド商品「弥生紅(やよいべに)」として販売している。
伊予柑の原産地は山口県だが、代表的な産地としては明治時代に普及を広めた三好氏の故郷・愛媛県がいまでもトップを守る。伊予の国・愛媛県の名前が付けられているだけあり、その出荷量はなんと全体の約9割にものぼる。残る1割は和歌山県、佐賀県、山口県などに分布される。
ちなみに、伊予柑の旬は受験シーズンと重なる。愛媛県では「愛媛のいよかん、いい予感」というキャッチフレーズで以前より伊予柑をPRしてきた。近年は「いい予感」と合格をかけて、受験の合格祈願として伊予柑が扱われるようにもなっている。旬にはスーパーや八百屋でも購入可能のため、ぜひ受験生にもフレッシュな伊予柑を食べてもらいたい。

4. 伊予柑の美味しい食べ方

伊予柑を選ぶ際には、皮の張りやみずみずしさが感じられるか、ずっしりと重さがあるかチェックしよう。皮が果肉から浮いているものは味が落ちている可能性があるので要注意だ。伊予柑は時間が経つと水分が減っていくため、冷暗所で保存し1週間ほどで食べきろう。旬の気温は低めだが、保存期間が長引く場合はなるべく乾燥させないようポリ袋などに入れ、野菜室で保管するといい。
伊予柑は皮が柔らかく手で簡単にむくことができる。ナイフを使う必要はないが、袋(じょうのう膜)ごと食べるとなると温州みかんのようにはいかない。袋は一つずつむいて中の果肉だけを食べたほうが美味しく食べられるだろう。大量に入手して生食が飽きてしまった場合は、ゼリーやジャム、シロップ漬けにして食べるのもおすすめだ。

結論

夏みかんやハッサクと混同してしまう人もいるという伊予柑。意外と食べやすく苦みも少ないため、子どもにも好まれるだろう。冬に出回るみかんには甘いものが多いが、さっぱりとしたさわやかなみかんを食べたいなら伊予柑がおすすめだ。
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