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【管理栄養士監修】からすみのカロリーと栄養素|栄養図鑑

【管理栄養士監修】からすみのカロリーと栄養素|栄養図鑑

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

鉛筆アイコン 2020年2月20日

江戸時代から親しまれるようになった「うに」「このわた」とならび日本三大珍味の1つであり、高級食材でもあるからすみ。なかなか目にする機会が少ない食材でもあるが、酒のつまみにもぴったりであることから人気のある食材でもある。栄養価が高いといわれる、からすみのカロリーや糖質について紹介する。

  

1. 意外と高カロリー!?からすみのカロリーとは

からすみはボラの卵巣を塩漬けして、塩を抜いた後に天日で乾燥させたものである。ボラの卵巣からしか取ることができないため、生産量は決して多くない。そのため、高級品として扱われている。

からすみはカロリーが高い

からすみ100gあたりのカロリーは423kcalである。私たちが口にすることがある魚卵にはキャビアやいくら、たらこ、かずのこなどさまざまなものがある。その中でも、からすみは高カロリーな食材ではある。しかし、実際には1回に100gも食べることはほぼない。からすみ1個の重さは約35gであり、そのカロリーは約148kcalである。
ただし、酒のつまみとしてからすみをつまむ場合、1個を丸々食べることは少なく、薄くスライスされたものを何枚か食べる食べ方が一般的な食べ方である。そのため、1回に食べる量からみると摂取カロリーが高すぎるということにはなりにくい食材ではある。
しかし、食べ過ぎてしまうとカロリーの過剰摂取になってしまうので注意は必要である。

2. 高級品のからすみの栄養

からすみの栄養を見た時に注目したい栄養素は、タンパク質や脂質、塩分である。では、それぞれがどのくらい含まれているのかを紹介する。

タンパク質

からすみ100gあたりに含まれるタンパク質の量は40.4gである。からすみの構成成分の約40%はタンパク質なのである。タンパク質は最終的にはアミノ酸に分解される栄養素であるが、私たちの身体の構成材料になる大事なものである。タンパク質は糖質や脂質と異なり、身体の中で貯蔵することができない栄養素でもあるので、毎日の食事でしっかりと摂り入れる必要がある。

脂質

からすみ100gあたりに含まれている脂質の量は約28.9gである。同じ魚卵の100gの脂質の量は、キャビアで17.1g、いくらで15.6g、たらこで4.7g、かずのこで6.7gだ。比較すると、ダントツでからすみは脂質量が多い。脂質の過剰摂取はおすすめできないが、私たちの身体にとってエネルギー源でもあるので適度に摂取することは大切な栄養素である。ただし、使用されなかった脂質分に関しては身体の中に蓄積されるので食べ過ぎには注意が必要である。

塩分

からすみは卵巣を塩漬けにして作られたものであるので、塩分量は高い。そのため、1回に過剰に食べてしまうと塩分過多になる危険もあるため、食べる量には注意が必要である。

3. 一度に食べるのが少量のからすみの糖質とは

基本的に肉や魚、魚卵などの食材は糖質の量が少ない。それに従い、からすみの糖質も100gあたり0.3gであり、1個あたり(35g)に換算すると、0.1gであり非常に少ないといえるだろう。

糖質制限の方にもおすすめ

その糖質の少なさから糖質制限をしている人にもおすすめ食材の1つではある。しかし、糖質は少なくてもカロリーや脂質、塩分の量は多いので、食べ過ぎに注意が必要であることには変わりない。全体的に含まれている栄養のことを考えるのであれば、1回に食べる量の目安としては、薄くスライスしたものを3~5枚以下にするのがよいだろう。
高級食材でもあるので、少しずつ味わうのがおすすめである。

結論

高級食材であるからすみ。タンパク質と脂質が豊富に含まれているので、糖質制限にはおすすめの食材である。しかし、塩分量も多く、カロリーも多いので食べ過ぎには注意が必要である。酒と一緒に少量を楽しむことがおすすめであるおつまみなので、機会があれば少しずつ楽しんでみてはどうだろうか。

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  • 公開日:

    2019年9月12日

  • 更新日:

    2020年2月20日

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