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【ロード・オブ・ザ・ハンドレッズ】ってどんなチーズ?世界のチーズをチェックしよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年11月25日

ロード・オブ・ザ・ハンドレッズ、と聞いて、日本人ですぐにチーズに結び付けられる人は稀だろう。チーズの名前は発祥の地や生産されている地域の名前がつくことが多いが、この名前は地名とは思えない仰々しさだ。まるでファンタジー小説かゲームのよう。ロード・オブ・ザ・ハンドレッズを紹介する。

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1. ロード・オブ・ザ・ハンドレッズとは

※写真はイメージです。
ロード・オブ・ザ・ハンドレッズは、イギリスのイースト・サセックス、ストーンゲート村で生産されるハードタイプ、またはセミハードタイプの羊乳チーズである。イースト・サセックスはロンドンから約2時間、ため息がでるほどかわいらしい、絵本の中にいるような気分になれる街「ライ」、絵画のように美しい海岸線「セブンシスターズ」など、観光にも非常に人気のある地域である。だがチーズの作られるストーンゲート村は、海岸を離れ、森の中にひっそりと存在する村だ。

ロード・オブ・ザ・ハンドレッズは、低温殺菌されていない羊のミルクを使用して作られる。形がまた面白く、厚めの枕のような四角形だ。これは仕込んだチーズの生地を、プレスせずにバスケットのような型にとってチーズの自重でゆっくりと水分を抜いていくためである。自重で側面が自然に丸くなるのだ。熟成させる間、1日おきに様子を見て手入れをし、ひっくり返すことによって、枕のように側面が盛りあがった四角形になるのだ。外皮はごつごつとしているが美味しそうな明るい茶色、内側の生地はクリームがかった白である。肌理の粗くほろほろとしたチーズであるが、熟成してくると白いアミノ酸の結晶が見られる。

2. ロード・オブ・ザ・ハンドレッズの味わいとマリアージュ

※写真はイメージです。
ロード・オブ・ザ・ハンドレッズは、ワールドチーズアワードなど、いろいろなチーズの大会で賞を受賞している。最短でも熟成に6~8ヶ月かかり、その間にチーズは擦られ、回転させるために薄い灰色の外皮ができあがる。その下すぐは黄金色の生地は、外皮に近づくにつれて色を濃くしていく。表面は乾燥して粒子が荒く、中心ほど柔らかく、ミルクの甘みがよく感じられる。食べてみると食感はほろほろと崩れ舌ざわりが荒いが、ミルクの甘みは感じられる。トップノートにローストナッツのような香り、ミドルノートでキャラメルのような風味がある。ラストノートに草と土の香りが抜けていくようだ。それらが一瞬で、塩味と甘みとともにかけていき、複合した余韻を置いていくのは快感といっていいだろう。羊乳のチーズは牛乳よりこってりとした味わいのチーズになるようだ。

羊乳の甘い中にある、豊かな旨みはミディアム・ボディーの赤ワインなどがより引き立ててくれる。また、ビールやエールともよくあう。イースト・サセックスの地ビールに合わせてみることをおすすめしたい。チーズは、相棒の酒に迷ったら同郷のワインを選べば間違いないといわれている。ビールも同郷を合わせてみよう。好みはあるが、大きな喧嘩はしない。

3. 「Lord of the Hundreds cheese」とは

※写真はイメージです。
「Lord of the Hundreds」、そのまま訳すと「100の支配者」。小説や映画のタイトルのようなチーズの名前だ。由来は、イングランドのサクソン時代にストーンゲート付近の100の区画を支配していたサクソン人の徴税人にちなんでつけられたということだ。チーズの名前は産地に由来するものが多いので、突然ロード・オブ・ザ・ハンドレッズという名前がでてくると、興味をそそられる。

羊乳を原材料にし、四角形で表面には不思議な紋様なような模様が入っていている。これは実はチーズを熟成させるときに生地を入れているザルの模様がプレスされただけらしい。擦られてグレーに染まった外皮は不思議な石板のようだ。高さ約10cm、幅18cm、4.5kgの枕、重さだけなら広辞苑ほどの大きさだ。昔のチーズは、家庭でつくる保存食、日本の漬物のようなイメージであり、キッチンや納屋にある、適当な入れ物にいれて作っていた時代の名残であるようだ。ヨーロッパの農家では、チーズをつくるのは一家の嫁の大切な仕事であったのだ。灰色のごつごつとした手触りの外皮は、洗練されているとはいいにくい外見である。どちらかというと田舎風であろう。だが100g2,000円前後となかなか強気の設定である。

結論

ロード・オブ・ザ・ハンドレッズは、毎月数tのチーズを生産し、地元のマーケットやイギリスの店舗にて販売されていたが、アメリカとカナダへの輸入も開始された。
いつか、日本にも直接輸入されるようになるだろう。それまではチーズショップや百貨店の催事、そしてインターネットを通しての購入となる。

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