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【柿】の種類や特産地を紹介!選び方のキホンとは?

【柿】の種類や特産地を紹介!選び方のキホンとは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年3月30日

柿は日本で奈良時代から栽培されている歴史の古い果物だ。渋柿が軒先に吊るされている光景は秋の風物詩でもある。昨今は様々な品種が出回っているので、それぞれの特徴を知って、美味しい柿の選び方をおさえておこう。

  

1. 柿の種類

柿は大きく分けて、甘柿と渋柿がある。甘柿は皮を剥いてそのまま食べることができる品種で、日本の特産だ。世界中に「KAKI」として流通している。一方、渋柿は、渋抜きをはじめ干したり薫蒸したりしないと、渋すぎて食べることができない。
甘柿・渋柿以外にも、種ありや種なし、丸い・四角い・細長いなど、全国の柿には様々な種類がある。

◆甘柿
◎富有...甘柿の代表種で生産量が多い。やや偏平だがふっくらと丸みがある。果肉は柔らかく多汁で甘みが強い。日持ちする。
◎次郎...人気の品種。背が低く四角ばっていて偏平。果実は硬めで歯ごたえがいい。種はほとんどない。
◎早秋...果肉が柔らかくてジューシー。種が少ない。

◆不完全甘柿(甘柿とそうでないものが混在する)
◎筆柿...細長くて筆の先に似ているのでこの名になった。小ぶりで甘い。甘くなってくると果肉に黒い斑点が入る。
◎西村早生...やや小ぶりで、早い時期から出回る。味はあっさり。

◆渋柿
◎甲州百目(こうしゅうひゃくめ)...釣り鐘の形をしていて大型。渋抜きをすれば生で食べられるが、多くはあんぽ柿や枯露(ころ)柿に加工される。
◎西条...13世紀には栽培が始まっていたといわれている。縦長で果肉が柔らかい。渋抜きしたものは上品な甘さだが、日持ちしない。干し柿にしても美味しい。
◎平核無(ひらたねなし)...種なし柿として出回っていて、庄内柿やおけさ柿とも呼ばれている。形は角ばっていて偏平。果肉はなめらかで甘みが強くジューシー。出荷する時に渋抜きされ、甘くなる。
◎刀根早生(とねわせ)...出荷の時期が早い。果肉が柔らかく味がよい。

2. 柿の特産地

日本で柿の生産量が多いのは、1位が和歌山県、次いで奈良県、福岡県、愛知県、岐阜県と続く(2015年)。柿は非常に品種が多い果物だ。全国的に栽培されているのは甘柿の富有だが、全国各地で様々な品種が作られている。その原産地は各地に散らばっているが、主な原産地を見てみると、
◎次郎...静岡県原産 ◎筆柿...愛知県原産 ◎富有...岐阜県原産 ◎甲州百目...山梨県原産 ◎甲州百目...福島県原産 ◎西条...広島県原産 ◎西村早生...滋賀県原産
と、全国で幅広く品種が作られていることがわかる。

3. 柿の選び方

美味しい柿を選ぶコツを覚えて、柿の目利きになろう。

◆色
全体的に色が均一で、赤みがあるもの。ヘタを軽くめくってみた時に、奥まできれいに柿色がついているものがいい。

◆ヘタ
ヘタの色が濃い緑色で、柿の真ん中についているものがいい。ヘタの形がいびつでなく、4枚の大きさが均等できれいなもの。また、ヘタが果皮から離れずに張りついているものを選ぼう。さらに、ヘタの中央にある軸がしっかりしているものがいい。

◆果皮
色が鮮やかでツヤがあるものがいい。また、果皮にブルーム(白い粉状のもの)がついていれば、糖度が高い証拠だ。

◆大きさ・重さ
大きくて重みがあるもの。ずっしりとした手ごたえのあるものを選ぼう。

結論

枝の手入れが楽なので、庭に柿の木がある家も多いだろう。日本国中でいろいろな品種が出回っているが、せめて甘柿と渋柿の判断がつけば、味見しないですむだろう。最近では和食以外にも、ヨーグルトをかけたりサラダにして食べたりするオシャレな食べ方も広まっている。秋が旬の柿を美味しく食べるために、特徴や選び方を知って柿の目利きになろう。
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  • 更新日:

    2020年3月30日

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