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【管理栄養士監修】スダチは栄養成分の宝庫!?|栄養図鑑

【管理栄養士監修】スダチは栄養成分の宝庫!?|栄養図鑑

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2020年4月 2日

スダチは周知の通り、ビタミンいっぱいの果実。その爽やかな香りと酸味はいかにも体によさそうなイメージだが、実際どのような栄養素が含まれているのだろうか?

  

1. スダチの栄養成分

スダチは「香酸柑橘」と呼ばれている柑橘類のひとつ。ミカンやオレンジのようにそのまま食べるのではなく、豊かな酸味と香りを活かしてフレーバー的な使い方をする柑橘類だ。この酸味の強さからもわかるように、スダチには「クエン酸」が多く含まれている。さらに「ビタミンC」、「ビタミンA」も豊富だ。美肌には欠かせない働きをもつビタミン類は、女性にとってはうれしい成分だ。

果実や果汁ばかりではなく、スダチは皮にも素晴らしい栄養成分が含まれている。生命活動に欠かせない栄養素のミネラル類「カリウム」が含有されている。そして、植物の色素や苦みの天然成分である「ポリフェノール」はポリメトキシフラボン・スダチチン・デメトキシスダチチンなどである。酸化を防ぐ働きを持った栄養素として有名だ。このようにスダチには良好な成分が詰まった果実なのだ。

2. ほかの柑橘類との比較

<100g当たりのビタミンC含有量>

・ゆず(果皮)150mg
・スダチ(果皮)110mg
・オレンジ40mg
・いよかん35mg
・みかん32mg

<100g当たりのクエン酸含有量>

・かぼす6g
・スダチ4.5g
・レモン3g
・みかん1g

3. スダチの香り成分

スダチは香りの成分も種類・量ともに多く、同じ柑橘類のレモンを超える。他の柑橘類とは違う、スダチ特有の香りは他の香酸柑橘類には全く含まれないスダチチンとデメトキシスタチチンが要因となっている。

さらにデルペン系炭化水素とリモネンが透明感のあるすっきりとした香りを出している。リモネンはアロマオイルにも使われている成分で空気を浄化する働きもある。

結論

小粒なスダチの実には、体にうれしい栄養成分がぎっしりと詰まっている。特に果皮部分は含有量が多く、果汁を搾って捨ててしまうのはもったいない。ぜひ有効に活用してほしい。

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  • 公開日:

    2020年3月31日

  • 更新日:

    2020年4月 2日

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