【ミラクルフルーツ】の食べ方とは？糖質制限に役立つ驚きの効果を紹介！

「ミラクルフルーツ」という名前を初めて聞いたという方もいるかもしれない。ミラクルフルーツは、西アフリカ原産で、「ミラクルベリー」と呼ばれることもある。コーヒー豆と同じ位の大きさの赤い果実で、通常の果実のように果肉を楽しむフルーツではないのが特徴だ。

果実自体は甘くない。しかし、糖たんぱく質である「ミラクリン」という成分によって、ミラクルフルーツを食べた後にレモンなどの酸っぱい食べ物を食べると、甘く感じるという不思議な作用がある。ちなみに、この「ミラクリン」は甘味料ではない。

「ミラクルフルーツを食べた後にレモンを食べると、レモンが甘く感じられる」というのがテレビなどで取り上げられたのをきっかけに一躍話題となった。スーパーなどで入手できるほどにはまだ普及していないが、糖質制限をしている方の間などインターネット上では人気の食材のひとつになっている。

平均的な価格は、一粒あたり200円程度である。ミラクルフルーツの働きを手軽に摂取できるように、タブレットにした商品も出回っている。ミラクルフルーツの苗なども販売されているが、実を収穫できるまでに5年程かかると言われている。すぐに試したいという方は、実やタブレットを購入するのが良さそうだ。

ミラクルフルーツの効果を最大限生かすためには、「口に含んでから、舌にこすりつけるようにして、1～2分間しっかりと舌の上で転がす」のがポイントだ。これが不十分だと、酸味などを感じやすくなってしまう。また、ミラクルフルーツの種は無害であるが、噛んでしまうと苦味が残るので噛まないで出すようにしよう。

ミラクルフルーツを食べた後に試してみたい食材としては、以下のようなものが挙げられる。

本来酸味を感じるはずのこれらの食材が、驚くほどに甘く感じられる。

個人差はあるものの、ミラクルフルーツの効果は食後30分～2時間程度持続すると言われている。舌の甘味を感じる部分で、酸味も受け取るという仕組みなので、食材本来の酸味や苦味・旨味・塩味などの味は残る。

ミラクルフルーツは1食分の1粒（約2g）あたり、たんぱく質0.13g、糖質1.38g、脂質0.108gでありとてもヘルシーな食材だ。また、酸味のあるものを甘い味に変えることから、ダイエット中の方や糖質制限をしている方などにとっては救世主のような存在に感じられるかもしれない。

しかし、手軽で美味しいからと言って食べ過ぎは禁物だ。というのも、ミラクルフルーツの「ミラクリン」が舌に作用して酸味を甘味と錯覚させるだけであり、食材の成分が変わる訳ではないからである。糖尿病などの症状を根本的に改善することにはつながらないため、大量にミラクルフルーツを摂取するとかえって健康を害する恐れもある。

日常的に食べるというよりも、「どうしても甘いものが食べたい！」という時の特別な楽しみとしてミラクルフルーツを利用するというのが良さそうだ。

ミラクルフルーツは、「酸味を甘く感じさせてしまう不思議なフルーツ」ということが分かった。上手に活用すれば、ストレスをあまり感じずにダイエットや糖質制限などを成功させることができそうだ。気になる方は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。