【カルパッチョ】の作り方！おすすめの具材や調味料をまとめて紹介！

カルパッチョの起源には諸説あるが、イタリア発祥の牛肉料理であるという説が有力である。生の薄切り牛肉の上にパルミジャーノ・レッジャーノをふりかけた料理を好んだ画家の名前にちなみ、「ヴィットーレ・カルパッチョ」と名付けられたそうだ。また驚くべきことに、生魚を使ったおなじみのカルパッチョのスタイルは日本で生まれたといわれている。

カルパッチョは、薄切りの生肉や生魚に調味料をかけて食すシンプルな料理である。シンプルがゆえ、下ごしらえにひと手間加えるだけで旨さを格段にアップさせることができる。とくに味の決め手となるのが、ソース作り。魚メインのカルパッチョに合わせるソースなら、オリーブオイルやレモン汁、にんにく、醤油を混ぜ合わせれば特製ソースの完成である。

オリーブオイルは、バージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの2種類に大別される。このうち、カルパッチョやサラダなどの生食におすすめなのは、バージンオリーブオイルだ。とくにJAS規格で酸度2.0％未満と認定されたエクストラバージンオリーブオイルを用いれば、オリーブの風味や香りが豊かなワンランク上のカルパッチョに仕上がるだろう。

塩選びは、旨いカルパッチョを作るための必須条件といっても過言ではない。ここで紹介する塩は、「フルール・ド・セル」とよばれる大粒の天然岩塩である。ローマ時代から伝わる伝統製法により塩職人の手で採取されたフルール・ド・セルは、ミネラル豊富かつまろやかな味わいが魅力だ。カルパッチョにひとふりするだけで、旨みがアップするのでぜひ試してほしい。

白身魚で作るカルパッチョのポイントを紹介する。まずひとつ目のポイントは、オリーブオイルにみりんを少々加えること。甘みや旨みがプラスされた風味豊かなドレッシングに仕上げることができる。また盛り付け野菜の切り方や盛り付け方にこだわることもカルパッチョ作りの大切なポイントである。たとえば、切り身を1／4ずつ重ねて盛り付けると美しく仕上がるだろう。

生のぶりを洋風に食したいなら、カルパッチョがおすすめである。カルパッチョに使うぶりは、一般的な刺身用でOK！オリーブオイル・塩・醤油・レモン汁を混ぜ合わせたソースを作り、ぶりにかければ完成である。また付け合わせに薄切り大根やレタスなど添えると、ヘルシーに仕上げることができる。もしソース作りが面倒なら、代わりにポン酢を使っても旨い。

カルパッチョは食材を生で食すため、新鮮さにはこだわりたい。タコの場合、見ためが暗めの赤色でツヤのあるものが新鮮といわれている。また一般的に、メスのほうが身が柔らかく美味しいといわれていることも有名だ。タコのカルパッチョを作る際は、刺身用のタコと玉ねぎを用意しよう。スライスした玉ねぎの上にスライスしたタコをのせ、ソースをかければ完成である。ソースにすりおろしニンニクや黒コショウなどのスパイシーな調味料を入れると、大人味のカルパッチョに仕上がるだろう。

馬肉を生で食すレシピといえば、ニンニクや生姜醤油で食べる馬刺しが一般的だ。しかし、刺身以外にもカルパッチョにして洋風に味わうのもおすすめである。馬肉を使ったカルパッチョは、スライスした馬肉の上にオリーブオイルとパルミジャーノ・レッジャーノチーズをかければ完成。作り方も簡単なので、ぜひ試してみてほしい。

カルパッチョにおすすめの調味料やさまざまな素材を使ったカルパッチョのアイデアを紹介した。ポイントさえおさえれば、自宅でもプロ並みの美味しいカルパッチョを作ることができる。ぜひさまざまな素材を試して、カルパッチョのレパートリーを増やしていってほしい！