1. 焼肉のタレの正体

自宅で焼肉をする際に使うタレ、いわゆる焼肉のタレは、リンゴや梨、玉ねぎ、にんにく、しょうがなど、果実と野菜のエキスがたっぷり入っている。焼肉のタレ自体で味が決まる、コクと旨みの詰まった万能タレである。肉や野菜をフライパンで炒めて、焼肉のタレで味つければ、子どもにもウケる味になるはず。
辛口と甘口
大抵の場合、焼肉のタレには辛口と甘口がある。辛口タイプはコチュジャンやニンニク、ラー油などで辛味を効かせているので、少量でもそれなりに辛い。子どもがいる家庭であれば、甘口タイプを選ぶのもよい。
そのまま使える!
焼肉のタレは、焼いた肉や野菜につけて食べることを前提にしているので、そのまま食べることができる。すなわち和える、ドレッシングにするなど、火を通す調理法以外にも使える優秀な調味料なのだ。
2. 焼肉のタレを隠し味に使う方法

カレーの隠し味に
前述のように、焼肉のタレには果実や野菜の旨みがぎゅっと詰まっているので、どんな料理に合わせてもコクを演出してくれる。カレーもその1つ。注意すべきポイントは、入れる量である。入れすぎてしまうと焼肉のタレの味が強く出る。カレーならば、玉ねぎや肉を炒めている最中に小さじ1杯ほど入れるのがおすすめ。
チャーハンの風味アップに
チャーハンは、味がしっかり決まっていると美味しさが倍増するメニューの1つ。ただ、家で作るとどうしてもぼやけた味になりがち。そんなときも焼肉のタレが活躍してくれる。鶏ガラスープなどで味付けをしたチャーハンは、仕上げに焼肉のタレを小さじ1杯ほど、鍋肌から入れると香ばしさと旨みが加わる。
ナムルを本格的に
ナムルの味付けにも焼肉のタレが大活躍する。茹でた野菜は、水をしっかりと切り、ボウルに入れる。あとは小さじ半分程度の焼肉のタレと同量の醤油、ごま油で和えるだけ。ナムルはしっかりと手を使って合えると味のなじみがいい。
3. 焼肉のタレを大胆に使う方法

麺類の味付けに
焼肉のタレは、それだけで味が決まるので、隠し味としてだけでなく、大胆に使うのもおすすめ。焼きそばや焼きうどんの味付けに焼肉のタレを使うとガツンとボリュームのある味わいに変化。休日のランチにもぴったり。
肉の下味に
果実や野菜が入っていることが多い焼肉のタレは、肉を柔らかく仕上げてくれる効果もある。鶏のもも肉を焼肉のタレに漬けておき、グリルでこんがり焼けば、簡単に美味しいローストチキンができる。焼肉のタレ以外、調味料がいらないところもうれしい。お弁当の具材にも最適だ。
プルコギもこれだけで◎
韓国料理プルコギも焼肉のタレだけで作ることができる。プルコギはほんのり甘いところが美味しさの秘訣。焼肉のタレは甘口を選ぶことをおすすめする。具材は、牛肉と玉ねぎ、ニラ、きのこなど。フライパンで豪快に炒めれば、美味しいプルコギに。ホットプレートで作って、ワイワイ食べるのもおすすめ。
結論
焼肉のタレは、果実や野菜の旨みがたっぷりと詰まった万能ダレ。隠し味として使う場合は、少なめの量を意識して入れること。大胆に使う場合は、焼肉のタレだけで味付けをして、時短クッキングを意識しよう。