1. ピーナッツバターの糖質
一般的なピーナッツバター100gあたりに含まれる糖質は14.4gである。食パンに塗って食べる場合、15g程度使用すると考えると1食あたりの糖質は2.2gである。同じくパンに塗って食べることの多いバターやマーガリンには糖質はほとんど含まれないが、ジャムにはピーナッツバターより3~4倍程度の糖質が含まれている。よって、糖質制限中にはジャムよりもピーナッツバターを選ぶとよい。また、ピーナッツバターは食物繊維も豊富で、血糖値のあがりやすさを示すGI値も低いため、食後の急激な血糖値の上昇を防ぐことができる。
ピーナッツバターを選ぶ際の注意点
市販のピーナッツバターを購入する場合はその原材料に注目してほしい。多くのものにはピーナッツのほかに砂糖や油脂類、食塩などが含まれていることに気付くだろう。パンに塗って食べるには少々甘みがあり、なめらかなほうが美味しく扱いやすいが、ものによっては甘すぎたり、カロリーが高くなりすぎたりすることもある。とくに「ピーナッツクリーム」と表記されているものは甘みが強く、よりパンに塗りやすいようにさまざまな材料が使われているので要注意だ。
2. 無糖で作れる?ピーナッツバターの作り方
糖質制限中や甘いものが苦手な人のなかには、無糖のピーナッツバターを求める人もいるだろう。市販のものにも無糖ピーナッツバターはあるが、一般的なスーパーではなかなか手に入れづらい。
そこで、自宅で簡単にできる無糖ピーナッツバターの作り方を紹介しよう。
そこで、自宅で簡単にできる無糖ピーナッツバターの作り方を紹介しよう。
ピーナッツをローストする
<オーブンの場合>
天板にオーブンシートを敷き、ピーナッツを重ならないように中央に広げて、あらかじめ150℃に予熱しておいたオーブンで30分程度焼く。
<フライパンの場合>
熱したフライパンにピーナッツを入れ、こまめにゆすりながら弱火で15分程度煎る。
<電子レンジの場合>
耐熱皿にクッキングシートを敷き、ピーナッツを重ならないように並べ、ラップをせずに600Wで1分程度加熱する。全体をかき混ぜ、さらに1分加熱。再度かき混ぜ、さらに30秒~1分程度加熱する。
粗熱がとれたらフードプロセッサーに入れ、なめらかになるまで撹拌する。
3. 無糖ピーナッツバターの美味しい食べ方
無糖ピーナッツバターは甘みのまったくない料理などを作る際に使用できるほか、砂糖などを使うレシピでも自分で甘さを調節できるのが魅力だ。
アレンジいろいろ!ピーナッツソース
コクのあるピーナッツの風味がクセになるソース。そうめんつゆや豚しゃぶなど、ごまだれの代用として使用できるほか、野菜にかけるとドレッシング代わりにもなる。無糖ピーナッツバターに醤油、はちみつ、酢を混ぜるだけでできるので、いろいろな料理に試してみよう。
沖縄の味を自宅で!ジーマミー豆腐
沖縄の郷土料理ジーマミー豆腐もピーナッツバターを使えば自宅で作ることができる。
鍋に無糖ピーナッツバター、葛粉、無調整豆乳を入れてよくかき混ぜ、とろみがつくまで混ぜながら中火で10分加熱する。水でぬらしておいた型に流し入れて粗熱をとったら、冷蔵庫でしっかり冷やし固める。小鍋に醤油、みりん、粉末出汁を入れてひと煮立ちさせる。固まった豆腐を食べやすい大きさに切り分け、器に盛り、3のタレをかける。
鍋に無糖ピーナッツバター、葛粉、無調整豆乳を入れてよくかき混ぜ、とろみがつくまで混ぜながら中火で10分加熱する。水でぬらしておいた型に流し入れて粗熱をとったら、冷蔵庫でしっかり冷やし固める。小鍋に醤油、みりん、粉末出汁を入れてひと煮立ちさせる。固まった豆腐を食べやすい大きさに切り分け、器に盛り、3のタレをかける。
結論
無糖ピーナッツバターの作り方や食べ方について紹介した。無糖ピーナッツバターは市販でも購入できるほか、家で簡単に手作りすることもできる。甘さがない分、使い道も無限大だ。糖質制限中でも安心して楽しむことができるので、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
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