1. 缶詰で簡単!ホタテと塩昆布の炊き込みご飯

ホタテの身をそのまま炊き込む方法のほかに、到来物で自宅にあるホタテの缶詰を使用しても気軽にホタテご飯を作ることができる。ほどよい塩気を出すためには、ある食材が役に立つのである。
塩昆布の塩気がよいアクセントに
小さな子どもがいる家庭では、ホタテの身がごろりと入ったタイプよりも缶詰のホタテを使用するほうが食べやすいというメリットがある。米2~3合に対して通常のホタテの缶詰を1缶使用するとちょうどよい量である。研いだ米を炊飯器に入れたら、ホタテの缶詰は汁ごと投入するとよいだろう。炊きあがったご飯に、塩昆布を混ぜればほどよい塩気でさらに食べやすくなるのである。
ホタテ以外の具は?
ホタテと塩昆布だけを主役にシンプルに食べるのも美味しい。しかし缶詰のホタテはほぐすとそれほど強い主張はないので、通常の炊き込みご飯同様にニンジンやしいたけ、油あげやきのこを入れてももちろん美味しい。また、炊きあがりには塩昆布だけではなく細ねぎやごまをかけると料亭風になる。ホタテの缶詰の汁はほどよい味わいであるが、もの足りない場合は醤油を足して炊き込んでもよいだろう。わずかにできるおこげの部分が香ばしくてこれまた美味である。
2. バター香る!ホタテとアスパラの混ぜご飯

ホタテご飯といえば和風というイメージが定着している。しかしホタテは、バター醤油とことのほか相性がよい食材なのである、その特徴を活用して、洋風のホタテご飯を作るのも一興である。緑がみずみずしいアスパラを加えて、いつもとは違う趣のホタテご飯を作ってみよう。
薄口醤油で品よく
洋風のホタテご飯に使用するのは、ホタテの貝柱でも小ぶりのホタテそのものでも問題ない。刺身用として販売している貝柱ならば、比較的入手しやすい。米を研いだら、炊飯器に薄口醤油とともに水を入れてバターと下処理したホタテをのせる。アスパラはともに炊き込むと色も味も損なわれてしまうので、ご飯が炊きあがったあとに炊飯器に入れて蒸らすとよいだろう。独特の食感もそのまま残って美味である。
洋風に濃厚さを出すには
いかにも洋風に濃厚な味わいにするには、炊き込む前にご飯をバター醤油で味付けしておくという手もある。ともに炊き込む調味料は、薄口醤油、酒、みりん、好みでコンソメや和風だしを加えてみよう。この場合も、アスパラはあとから蒸らすのがベストである。食器も洋風にして、スープなどと一緒に味わうと白ワインも似合う食卓となるのである。
3. 白だしで味付け簡単!ホタテとしょうがの炊き込みご飯

ホタテの炊き込みご飯を和食らしくあっさりと仕上げるには、白だしとしょうがを活用する方法がある。ホタテの滋味を感じられるレシピを見てみよう。
余分なものは入れない!
鮮魚店で新鮮なホタテが手に入った時には、あっさりと最低限の味付けにするほうがホタテの滋味が生きる。といだ米と白だし、千切りにしたしょうがを入れて上部にホタテをのせて炊き込むのである。仕上げに絹さややあさつきを散らせば上品な味わいと見た目のホタテご飯ができあがる。純和食の食卓を自宅で楽しみたい場合には、手間がかからずかつ見栄えがするメニューとして活躍してくれるだろう。
結論
ホタテを炊き込むご飯も、味付けによってさまざまなバラエティーを楽しむことができる。ホタテの形状も多種あり、缶詰から刺身用の貝柱などを活用すれば手間もかからず食べやすい。和風の味付けに飽きた場合には、バターを使って洋風に仕上げるのも雰囲気が変わってよいだろう。いずれも簡単にできるレシピなので、献立に頭を悩ませるときにはぜひ作ってみたいメニューである。
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