1. ホタルイカの下処理は必要?

スーパーなどで販売されているボイル済みのホタルイカは、下処理を行わなくてもそのまま食べることができる。しかし下処理をしてひと手間加えることで、より食感がよくなり美味しく感じられることだろう。
ボイル済みホタルイカの下処理方法
ボイル済みのホタルイカを購入してきたら、ひと手間加えてより美味しく味わおう。まず、ホタルイカの足を広げてみると、真ん中に黒くて丸いものがある。これは口で、引っ張るとキレイに抜けて穴が開く。さらにホタルイカには白い目玉があるので、これも引っ張って取っておこう。さらに、ホタルイカのえんぺらのついている足皮に尖った部分があるので、それを引っ張ると軟骨が取れる。
気になる部分を下処理しよう
ボイル済みのホタルイカは、下処理をしなくても美味しく味わえる。下処理はより食感をよくし、食べやすくする工程なので、自分が必要だと思う下処理だけ行うのがいいだろう。
2. 意外と簡単!ホタルイカの下処理方法

ホタルイカは小さく、たくさんの数を下処理しないといけないので、手間がかかると思っている人も多いだろう。しかしポイントをおさえれば、意外と簡単に下処理することができるので、チェックしてみよう。
骨抜きを使うと便利
生のホタルイカであっても、下処理方法はボイル済みのホタルイカと同じだ。目玉と口、軟骨を骨抜きや指を使って取り除くのだ。
刺身で食べるのはOK?
新鮮な生のホタルイカが手に入ったのだから、そのまま刺身で味わいたいという方も多いだろう。しかし、ホタルイカには旋尾線虫という寄生虫の幼虫がついていることがあり、皮膚疾患や腸閉塞を引き起こす危険性がある。健康被害を防ぐために、加熱か冷凍をしてから食べるようにしてほしい。
生食する場合は、マイナス30度で4日間以上冷凍すること、内臓を除去することで寄生虫を予防できる。とはいえ、一般的な家庭用の冷凍庫では冷凍温度が足りないため、刺身を楽しみたいなら冷凍ホタルイカを購入し、解凍したものを食べるとよいだろう。(注1)
生食する場合は、マイナス30度で4日間以上冷凍すること、内臓を除去することで寄生虫を予防できる。とはいえ、一般的な家庭用の冷凍庫では冷凍温度が足りないため、刺身を楽しみたいなら冷凍ホタルイカを購入し、解凍したものを食べるとよいだろう。(注1)
3. 下処理後のホタルイカは冷凍保存すれば長持ち

ホタルイカはボイルのものも生のものも、下処理をしてから冷凍保存することで、長持ちさせることができる。たくさんのホタルイカが手に入ったら、新鮮なうちに冷凍保存するといいだろう。
冷凍方法
下処理をしたホタルイカは、空気が入らないようにラップをしてから冷凍庫に入れるとよい。空気を抜いておくことで、冷凍焼けや酸化を防ぐことができる。そうすることで、1~2ヶ月ほど保存することができるだろう。冷凍する際は、使う分ずつ解凍できるように小分けにしておくのがおすすめだ。
解凍方法
冷凍したホタルイカを解凍する場合は、氷点解凍すると美味しく食べることができる。氷点解凍は、冷凍ホタルイカを氷水につけてゆっくりと解凍させる方法だ。解凍できたホタルイカをさっと水で洗って水気を切ることで、美味しく味わうことができる。
そのほかの保存方法
ホタルイカは、冷凍保存以外にオリーブオイル漬けにして保存することもできる。オリーブオイルに漬けておくことで、冷蔵庫で1週間ほど保存が可能だ。作り方は、下処理したホタルイカをフライパンで炒めて水分を飛ばしたら、密閉できる容器に入れて塩とレモン、オリーブオイル、ローリエ、唐辛子、パセリを入れて一晩冷蔵庫で寝かせたら完成だ。そのまま食べてもいいが、サラダにしたりパスタに入れたりしても美味しいので、試してみてもらいたい。
結論
ボイル済みのホタルイカはそのままでも美味しく食べることができるが、より食感をよくするために下処理をするのもいいだろう。生で食べる場合は、下処理するのがおすすめだ。手間がかかるイメージがあるホタルイカの下処理だが、骨抜きを使うことでより簡単に行うことができる。ひと手間加えることで、食感もよくなり食べやすくなるので、ホタルイカを食べる際はまず下処理をしてみてもらいたい。
(参考文献)
※1:厚生労働省「生食用ホタルイカの取扱いについて」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/gyokai/g_kenko/busitu/pdf/hotaru_ika.pdf
※1:厚生労働省「生食用ホタルイカの取扱いについて」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/gyokai/g_kenko/busitu/pdf/hotaru_ika.pdf
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