1. ブロッコリーの基本的な茹で方

ブロッコリーの茹で方には大きく、「小分けしてから茹でる方法」と「丸のまま茹でる方法」の2つがある。まずは以下でそれぞれのやり方をチェックしておこう。
小分けしてから茹でる方法
- ブロッコリーを適当な大きさに切る
※茎は食べられるので残しておこう - 水を張ったボウルでブロッコリーを水洗いする
- 鍋にお湯を沸かしておき、塩小さじ2を入れる
- 鍋にブロッコリーの小房と茎を入れて茹でる
- 2~3分程度茹でたらザルに上げて冷ませば完了
丸のまま茹でる方法
- ブロッコリーの茎を少し残してカットする
※茎は食べられるので残しておこう - 水を張ったボウルでブロッコリーを水洗いする
- 鍋にお湯を沸かしておき、塩小さじ2を入れる
- 鍋にブロッコリーを丸のまま芯を下にして入れる
- 2分程度経ったら、ブロッコリーの上下を反転させる
- 追加で1分加熱したら、ザルに上げて十分冷ます
- 粗熱が取れたら、ブロッコリーを適当な大きさに切る
2. ブロッコリーの茹で時間はどれくらい?

ブロッコリーを美味しく仕上げたいなら、茹で加減が重要なポイントになる。そこでブロッコリーは何分程度茹でるのがベストなのかいくつか時間に分けて確認してみよう。なお、仕上がりは、鍋の材質、火加減、ブロッコリーの大きさ・量などで変わるので、あくまで目安程度に参考にしておこう。
茹で時間が1分30秒の場合
茹で時間が1分30秒程度だと、ブロッコリーの見た目は青々としている。また、食感は芯の部分が硬くコリコリしていて、食べ応えがあるのが特徴である。より歯ごたえのあるブロッコリーを楽しみたいというときや、フレッシュ感がたっぷりのサラダに使いたいというときにはおすすめである。
茹で時間が2分の場合
茹で時間が2分の場合は、1分30秒のものと比較して程よい硬さが残りほんのりとした甘みを楽しめる。また、3分のものよりもフレッシュ感を楽しむことも可能。そのため、非常に食べやすい仕上がりといえる。なお、レシピでもブロッコリーの茹で時間は2分程度と紹介されていることが多い。
茹で時間が3分の場合
茹で時間が3分になると、茹で時間が2分のときよりもホロホロとした食感が楽しめて、誰でも食べやすい柔らかさになる。また、フレッシュさはやや失われて、甘みが引き立つようになる。ブロッコリーを温野菜として楽しみたいときにはおすすめの硬さといえるだろう。
茹で時間が5分の場合
茹で時間が5分になると、箸で崩せるくらいまで柔らかくなる。また、ブロッコリーの甘みも強くなるのが特徴だ。しかし、ブロッコリーの風味はかなり失われてしまう。ブロッコリーを柔らかく食べたいときには、5分程度茹でてみるのがいいかもしれない。
3. ブロッコリーを上手に茹でるコツ3選

ブロッコリーの基本的な茹で方や茹で時間は前述の通りだが、もっとブロッコリーを美味しく茹でるためのコツがある。以下で紹介しているコツを押さえて美味しくブロッコリーを茹でよう。
コツ1.大きさを揃える
小分けにしてブロッコリーを茹でる場合には、ブロッコリーの大きさを揃えておくのがポイントだ。大きいのと小さいのが混ざっていると、均一に茹でるのが難しくて硬いものと柔らかいものが混ざってしまう。そのため、例えば大きめにするなら、全部大きめに切り分けるようにしよう。
コツ2.塩茹でにする
ブロッコリーはお湯でも茹でることが可能だが、塩茹でするほうが美味しく仕上がる。塩を入れるとブロッコリーに塩気がきいたり、香りが引き立ったりする。また、鮮やかな色味になり、食感もホクホクする。そのため、お湯1Lに対して小さじ1程度の塩を加えるようにしよう。
コツ3.水にさらさない
茹で上がったブロッコリーはザルに上げて自然に乾かすのが基本だ。冷水などにさらすと、水っぽいブロッコリーになってしまい美味しくなくなる。もし早く冷ましたいなら、うちわなどで仰ぐのがおすすめだ。風で粗熱を取るなら、ブロッコリーの風味やうま味は悪くならない。
4. ブロッコリーの茹で方に関する疑問に回答!

ここまでブロッコリーの茹で方について詳しく説明してきたが、まだ茹で方に関する疑問・質問が残っている人もいるだろう。そこで最後に茹で方に関する疑問・質問に答えておこう。
Q1.ブロッコリーは小分けで茹でたほうがいいの?
一般的にブロッコリーは小分けにしてから茹でることが多い。小分けにするメリットには、少量だけ茹でられるなどがある。しかし、小分けにすると風味が落ちやすいといわれている。一方で丸のまま茹でると、ブロッコリーの風味は落ちにくい。ただし、茹でるのにやや時間がかかるなどのデメリットもある。そのため、メリット・デメリットを踏まえて使い分けするのがよいだろう。
Q2.ブロッコリーの茎・芯はどうしたらいいの?
ブロッコリーの茎・芯も美味しく食べられるので一緒に茹でるようにしよう。茹でる前に、茎の皮を切り落としておき、適当な大きさにカットしておくのがおすすめ。また、ブロッコリーの花蕾の部分よりも30秒程度多めに茹でるとよい。こうすることでブロッコリーの茎や芯も美味しく食べられる。
Q3.電子レンジで下茹ですることは可能なの?
ブロッコリーは、電子レンジで加熱することも可能となっている。電子レンジを使う場合は、まずブロッコリーを水洗いしてから、耐熱皿に乗せてラップをする。それから、3分程度(500W)加熱すればよい。粗熱が取れたら電子レンジから取り出し、小房に切り分けるようにしよう。
結論
サラダや炒め物などさまざまな料理に使えるブロッコリー。そんなブロッコリーを美味しく食べるなら、茹で方・茹で時間などに気を付けるのが重要だ。また、大きさを揃える、水にさらさないなど、ブロッコリーを美味しく茹でるためのポイントもあるのでぜひ覚えておこう。