春キャベツと豚肉は食べ盛りも満足させるメニューを生み出すコンビ！

翌日の弁当の一助にもなりそうな一品が、春キャベツの肉巻きである。巻いた肉の中から鮮やかな緑のキャベツが見える、ビジュアル的にも優れたおかずとなる。その作り方を見てみよう。

豚のロース肉に包むキャベツは、千切りにしておく。そのままでは包みにくいため、塩もみして水分を除去したり、レンジで2分半加熱しておくとよいだろう。広げた豚ロース肉に下処理をしたキャベツをのせて、きつめに包んでいく。フライパンに油をひき、豚肉の巻き終わりの部分を下にして焼いていこう。しっかりと火が通り肉がばらけないことを確認したら、転がして全体に火を通す。最後に醤油、みりん、酒などで味付けをして完成する。キャベツの甘みと豚肉のジューシー感がマッチする絶品となる。

春キャベツだけでも十分に美味しい肉巻きであるが、ほかの野菜を入れても楽しめる。たとえば万能ねぎ、にんじん、パプリカなどを包めば、色鮮やかな肉巻きが完成する。パーティーなどにも出せる華やかさが嬉しい。

春キャベツの豚肉巻きは、電子レンジでも調理ができる。千切りにしたキャベツを豚のロース肉に巻き、耐熱容器に並べる。ラップをして6分ほど加熱し、しっかりと肉に火が通っているか確認する。ごま油や醤油、オイスターソース、生姜などの調味料や香味で好みのソースを作り肉巻きにかければできあがりである。

キャベツと豚肉の組み合わせといえば、炒めものが最も手っ取り早い調理法である。マンネリ化を避けるために、いつもと違った味付けで春キャベツと豚肉の炒めものを楽しんでみよう。

通常は塩こしょうで味付けするキャベツと豚肉の炒めものであるが、バターを使用するとよりコクが出て香りもよい。また、ポン酢を加えても酸味がほどよいアクセントとなってくれるのである。ごま油で炒めてもよい香りを楽しめるだろう。

春キャベツと豚バラ肉を炒める場合には、卵を一緒に調理するとボリュームアップする。この場合には、マヨネーズやソースも加えて食べ盛りを満足させるのも手である。最後にかつおぶしをトッピングすると、お好み焼き風味の炒めものとなる。

春キャベツと豚肉の炒めものにマヨネーズを使用する場合には、練りからしを加えると大人も楽しめるピリ辛感がある。ごはんだけではなく、酒のつまみとしても活躍してくれることまちがいない。

自宅にあるガーリック風味のドレッシングを使用しても、春キャベツと豚肉の炒めものは美味しくなる。油で炒めて塩こしょうで軽く味付けをし、最後に好みのドレッシングを加えるだけでできあがるシンプルさが嬉しい。

春キャベツと豚肉を具にしてパスタを楽しんでみよう。具材の美味しさをひきたてるペペロンチーノや醤油ベースの和風パスタなど味付けも自在である。

フライパンにオリーブオイルを入れて、ニンニクと唐辛子を投入し弱火でよく香りを出す。一口大に切った豚肉を入れて炒め、キャベツも入れて炒める。別の鍋で好みのパスタを茹で、フライパンに加えて具材とよく混ぜる。混ざりにくい場合には、パスタの茹で汁を加えるとよいだろう。

上記のペペロンチーノ風のパスタに、最後に醤油をたらすと一気に和風のテイストとなる。まったく趣を変えたい場合には、パスタとともに豚肉と春キャベツを茹で、ごま油と醤油で味を調えてみよう。青ねぎやかつおぶしを散らせば、100%和風のパスタが完成する。

キャベツと豚肉の組み合わせは陳腐に見えて、素のバリエーションは幅広い。とくに春キャベツの柔らかさや甘さは、豚肉のジューシーな味わいとよくマッチするのである。翌日の弁当のおかずになりそうなものからごはんがすすむもの、つまみになりそうなものと、状況に合わせてレシピを選びたい。週末のランチにはぜひパスタを作って、家族でにぎやかに春の食卓を囲んでみてほしい。