明太子を冷凍保存する方法を紹介！コツは密閉保存と急速冷凍

冷蔵保存では鮮度がどんどん落ちていく明太子。一般的に購入したばかりの明太子の賞味期限は10℃以下の冷蔵保存で1～2週間ほどだ。その期間で食べきれる量なら冷蔵保存で構わないが、食べきれないくらい大量に購入したときは冷凍保存がおすすめ。ここでは明太子の正しい冷凍保存方法と食感や風味を保つコツを紹介しよう。

まず下処理として明太子に水気があれば、ペーパータオルでふき1本ずつラップで包む。冷凍用の密閉保存袋に明太子同士が重ならないように入れて平らにし、空気を抜いて密閉する。あとは金属製のバットにのせて冷凍室へ。金属製のバットにのせるのは急速冷凍するためだ。食感や風味を保つポイントは密閉保存と急速冷凍することだ。また鮮度の高いうちに冷凍することも美味しさを保つポイントのひとつ。

食べきれるならまるごと1本保存してもよいが、明太子を切り分けてから冷凍保存しておくと、使いたい分だけ取り出せて便利だ。バラで冷凍保存する方法は明太子を1～2cmほどの使いやすい大きさにカットし、ラップでぴったりと包む。次に冷凍用の保存袋に入れて密閉し、金属製のバットにのせて冷凍室へ。薄皮のないバラ子の明太子も、同じような方法で保存するとよい。密閉袋の代わりに密閉の保存容器に入れて冷凍保存するのもありだ。

冷凍した明太子は半年も1年先も食べられるのだろうか。明太子は冷凍保存すると冷蔵保存の2倍ほどの期間、1～2ヶ月くらいは保存可能だ。ただし空気にふれると冷凍焼けする可能性があで、ラップるのでしっかりと包んでから保存すること。

ここでは冷凍明太子の正しい解凍方法や再冷凍できるか、解凍後の消費期限について紹介しよう。

解凍方法は、ラップに包んだままの冷凍明太子を冷蔵室に移して冷蔵解凍すればよい。解凍時間の目安は明太子約15g（1本の1/3くらいの量）で15分ほどだ。冷蔵室でゆっくり解凍することで明太子の食感や風味が損なわれにくくなる。温かい料理に使うときは手でほぐれる程度に解凍すると、加熱ムラが起こりにくい。急いで解凍したいからと電子レンジを使うのはNGだ。レンジで解凍すると明太子に火が通る可能性があり、食感や風味が変わりやすくなるので、冷蔵室で冷蔵解凍してから使うようにしよう。

冷凍明太子は基本的に再冷凍はできない。何度も冷凍室から出したり入れたりすると明太子が傷んでしまう。調理して使いきれるならまるごと1本冷凍しても構わないが、一度で使いきれないようならバラに分けて冷凍保存すべきだろう。

新鮮な明太子を冷凍保存した場合は、解凍後1週間ほど冷蔵保存が可能だ。冷凍明太子はとても便利で、包丁でキレイに切れやすく、浅い切り込みを入れると簡単に皮がむける。

ここでは冷凍明太子を美味しく食べる方法を紹介しよう。

小ねぎをみじん切りにする。解凍した冷凍明太子は薄皮から身を取り出す。耐熱容器に冷凍うどんを入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで2分半～3分半ほど加熱する。器にうどんを盛り付けて明太子をのせ、オリーブオイルをまわしかける。最後にきざみのり、ねぎ、ごまをのせれば明太子うどんの完成だ。調理時間は10分程度と短時間で作れるので、パパッと食べたいときにおすすめ。

冷凍明太子は解凍し、薄皮を取りはずしてほぐす。たくあんは細切りにする。水でしめらせたじゃがいもをラップで包み、耐熱皿にのせて600Wの電子レンジで5分ほど加熱する。いったん取り出して、じゃがいもを裏返し、再び1分ほど加熱する。やけどに注意しながらラップをはがして皮に切れ目を入れる。水でしめらせたキッチンペーパーかふきんで皮をむいたらつぶす。粗熱がとれたら明太子、たくあん、市販のタルタルソースを加えて混ぜ合わせる。最後に器に盛り付ければ、明太子ポテトサラダの完成だ。少ない材料で作れるので、あと一品ほしいときにおすすめ。たくあんの食感が楽しく、あとをひく美味しさだ。

明太子を冷凍する方法や保存期間の目安、解凍方法、美味しく食べる方法を紹介した。明太子の保存期間の目安は冷蔵で1～2週間、冷凍で1～2ヶ月ほど。 冷凍保存のポイントは急速冷凍と密閉保存と覚えておくとよい。