1. 隠し味で自分好みに!基本のハッシュドビーフの作り方

ハッシュドビーフは、数多くのメーカーから市販のルーが販売されているので、それらを使えば、簡単に作ることができる。作り方の詳細は、それぞれの商品のパッケージに記載されているので、それに従えば失敗なく作ることができる。
ハッシュドビーフをルーを使わずに作る場合、作り方の基本は、以下のような手順になる。
- 玉ねぎや牛肉などの材料を炒める。
- 炒めた材料に適量の水と赤ワイン、ローリエを加えて、アクをとりながら煮込む。
- さらにデミグラスソースあるいはトマトソースを加えてよく混ぜ、さらに煮込む。塩こしょうで味を調えればできあがり。
このようにルーを使う場合も使わない場合も、ハッシュドビーフの作り方そのものはとても簡単だ。簡単だからこそ、隠し味によって自由自在に自分の好みの味にできるという楽しさがある。
2. ハッシュドビーフにコク・深みを出す隠し味

シンプルなハッシュドビーフの味をより深い味わいにしてくれる隠し味をいくつか紹介しよう。
味噌
味噌には、数多くの種類があるが、ハッシュドビーフにコクや深みを加えたい場合は、八丁味噌がおすすめ。仕上げの段階でごく少量を加えよう。
醤油
醤油は、隠し味として加えるタイミングがポイント。最後にデミグラスソースやトマトソースを加えるタイミングで醤油も加えよう。醤油を加えることで、コクや深みが増すとともに、日本人の口にとても合う仕上がりになる。
にんにく
にんにくは、すでに、多くのハッシュドビーフのレシピの材料に組み込まれているくらい、コクや風味をアップするのによい仕事をしてくれる。さらには肉の臭みを消す効果もある。使用する量は、1〜2片が適量だ。
インスタントコーヒー
カレーにコクと深みを出すための隠し味としてもよく使用されるが、ハッシュドビーフの隠し味としても重宝する。仕上げの段階で、ごく少量を加えよう。
バター
材料を炒める際に、サラダ油の代わりに使用することで、バター特有の風味と香りがハッシュドビーフにコクと深みを加えてくれる。
3. ハッシュドビーフをまろやかにする隠し味

トマトの酸味が苦手な人や子どもがいる家庭におすすめの隠し味は以下である。
牛乳
牛乳特有の甘みやクリーミーさによって、ハッシュドビーフが、とてもまろやかで優しい味わいになる。ただ、牛乳は、加熱しすぎると、たんぱく質が固まって分離してしまうので、その点は要注意。煮込まずに、仕上げの段階で様子を見ながら、少量ずつ加えていこう。
はちみつ
やさしい甘みが、ハッシュドビーフをまろやかにするだけでなく、コクも加えることができる。ルーや調味料を加える前に、大さじ1程度を加えよう。
チョコレート
海外では、数多くの料理の隠し味として重宝されているようだ。まろやかにするためには甘みの強いミルクチョコがおすすめ。苦みの強いビターチョコは、インスタントコーヒー同様に、コクを出したい場合におすすめ。
4. ハッシュドビーフに酸味を出す隠し味

デミグラスソースでハッシュドビーフを作った場合、仕上がりに酸味が足りないようだったら、以下のものを使って隠し味に利用するといいだろう。
ウスターソース
数多くの野菜や果物を材料として作られるウスターソースは、野菜と果物のそれぞれの旨味が凝縮されている。ハッシュドビーフの隠し味に使用すると、ほどよい旨味と酸味をプラスすることができる。大さじ1を目安に、仕上げの段階で加えよう。
ケチャップ
ケチャップには、旨味成分であるグルタミン酸がたっぷりと含まれているので、酸味とともに旨味を加えることもできる。さらに、ほどよい甘味もあるので、ハッシュドビーフをまろやかにする働きも望める。
トマトジュース
ケチャップ同様に、酸味だけでなく旨味を加えることができる。ケチャップの甘みや塩味を控えたい場合にもおすすめ。
結論
ハッシュドビーフにおすすめの隠し味についてお伝えした。ただ、あくまでも隠し味なので、食したときに、何が隠し味に使われているのかわかってしまうのは、もちろんアウト。裏方に徹底してもらうためにも、隠し味として使用する量はごくごく控えめに。くれぐれも、使いすぎには、気をつけよう。
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