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明太子の正しい保存方法は?注意点や保存料についても紹介

明太子の正しい保存方法は?注意点や保存料についても紹介

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年8月 7日

おにぎりやパスタなど、いろいろな料理に活用できる明太子。しかし、まとめて購入すると保存方法に困るのが難点。そこで今回は、明太子の正しい保存方法を紹介したい。冷蔵や冷凍などの保存方法別の保存期間や作り置きする方法、明太子に使われる保存料まで幅広くチェックしていこう。

  

1. 明太子の保存方法と保存期間:冷蔵の場合

明太子を冷蔵保存する場合は、1腹ずつラップにくるんでジッパー付きの袋に入れるのがおすすめ。皿にのせてラップをかけるだけだと表面が乾燥してしまうので注意しよう。袋に入れた明太子は冷蔵庫で1~2週間程度を目安に食べきる。明太子には賞味期限が記載されている場合がほとんどだが、未開封であれば数日程度なら期限切れでも食べられる。ただし、開封済みのものやカットした明太子は賞味期限前に食べきるのがおすすめ。賞味期限は未開封かつ正しい保存方法を守った場合に、美味しく食べられる期間を指す。あくまでも未開封が基本なので、開封済みや手や箸などで触ってしまった明太子は、早めに食べきるか加熱して食べるとよい。ちなみに、消費期限は未開封かつ保存方法を守った場合に安全に食べられる期限を指す(※1)。違いに注意をしよう。

2. 明太子の保存方法と保存期間:冷凍の場合

賞味期限内に食べきれない分は、できるだけ早めに冷凍保存しておこう。冷蔵保存する場合と同じように、ラップで1腹ずつくるんでからジッパー付きの袋に入れて冷凍するのがおすすめ。冷凍すると2ヶ月程度日持ちするので、少しずつ食べたい人は冷凍保存しておこう。1回分ずつ小分けにして冷凍しておくと、食べるときに便利。食べるときは、前日のうちに冷蔵庫に移しておいてじっくりと冷蔵解凍させる。冷凍してから2ヶ月以上がたった明太子は食べられないことはないが、風味や食感が落ちてしまう可能性がある。そのため、冷凍した場合でもできるだけ早く食べきったほうがよい。未開封の明太子であれば賞味期限が切れてから冷凍してもよいが、食べきれないと分かっているなら早めに冷凍しておこう。心配なときは、解凍後に加熱してから食べるのがおすすめ。

3. 明太子の保存方法と保存期間:加工品の場合

チューブ入りの明太子や明太マヨネーズなどの加工品は、もともと長期保存できる商品が多い。チューブ入りの明太子は、1回分ずつ小分けにしてから冷凍するのがおすすめ。明太子は冷凍と解凍を繰り返すと品質や食感が悪くなる可能性があるため、食べきれる量に分けて冷凍しよう。もともと冷凍保存可能な加工品であれば商品ごとの賞味期限に従い、冷蔵の明太子チューブなら冷凍してから1ヶ月を目安に食べきるとよい。明太マヨネーズは冷凍すると油分が分離してしまうため、冷凍保存はおすすめしない。マヨネーズは冷蔵保存でも日持ちするため、冷凍せずに冷蔵庫で保存しよう。分離した油分はもとには戻せないので、必ず冷蔵庫で保存して賞味期限内に食べきろう。

4. 明太子の保存食の作り方

明太子がたくさんあるなら、作り置きのおかずを作っておくのもおすすめ。

ニンジンの明太子和え

千切りにしたニンジンをごま油で炒め、明太子を加えて全体をあわせる。ニンジンに明太子がしっかり絡んだら完成。小分けにして冷凍しておけば、弁当のおかずにも活用できる。

ほうれん草の明太バター炒め

ほうれん草はキレイに洗ってから茹で、水気を切っておく。ほうれん草にバターとほぐした明太子をのせ、ラップをかけて電子レンジでバターが溶けるまで加熱しよう。最後に全体を混ぜれば完成。明太子を加熱しているので日持ちしやすく、作り置きにもおすすめで冷凍保存も可能だ。

焼き明太子

明太子を魚焼きグリルやトースターで焼き、一口サイズにカットして冷凍しておくとおにぎりや弁当に便利。焼き明太子は、自然解凍で食べられるのも嬉しいポイント。

5. 明太子に危険な保存料の使用はある?

明太子には多くの保存料や着色料などが使われている場合がある。色をよく仕上げたり形をキレイに仕上げたりするために添加物を使っている商品も多い。しかし、最近では無添加・無着色の明太子も増えてきているのだ。ちなみに、明太子に使われている添加物はポリリン酸ナトリウム・亜硝酸ナトリウム・グルタミン酸ナトリウムなど。どれも摂取しすぎないほうがよいが、基本的には食品衛生法で定められた規定量を守って使用されている(※2)。保存料や着色料などの添加物が気になる場合は、無添加の明太子を選ぶのがおすすめ。

結論

明太子は保存方法によって賞味期限が異なる。長く美味しく食べたいときは、ぜひ冷凍保存をしておこう。焼いたりほかの食材と組み合わせたりすれば、美味しい常備菜や冷凍可能なおかずも作れる。いろいろと試しながら、自分が美味しいと思える明太子料理を探してみよう。
(参考文献)
※1 農林水産省 消費期限と賞味期限
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/abc2.html
※2 農林水産省 食品添加物
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
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  • 更新日:

    2021年8月 7日

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