1. キャベツの保存に適した温度は?
キャベツは5℃前後で保存するのが適温なので、常温保存には向いていない野菜だ。冷蔵庫に入らないときは数日なら常温でも大丈夫だが、なるべく早く使うようにしよう。また、キャベツは収穫後でも芯が残っていると成長しようとして、栄養や水分を吸ってしまう。そのため、そのまま置いておくと日持ちが悪くなってしまうのだ。長く日持ちをさせるためにも、買ってきたらすぐに芯はくり抜いたほうがよいだろう。
2. キャベツをまるごと保存する方法
キャベツの保存に適した温度が分かったところで、今度はキャベツをまるごと保存する方法を見てみよう。
キッチンペーパーを湿らせる
キッチンペーパーは水で濡らし、軽く絞っておく。
芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰める
包丁で芯をくり抜き、濡らしておいたキッチンペーパーを芯をくり抜いた穴に詰める。
芯につまようじを刺してもOK
キャベツの芯は傷を付けるだけで成長を遅らせることができるので、くり抜くのが大変な場合はつまようじを芯に刺しておくだけでもよい。
新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵保存する
湿らした新聞紙にキャベツを包み、ポリ袋に入れる。密閉するとキャベツが呼吸できなくなるので、袋の口は軽く閉じるくらいにしておくのがよい。その後、芯を下に向けて冷蔵庫で保存する。
保存期間
保存期間の目安は2週間程度なので、早めに使いきるようにしよう。
3. カットキャベツの保存方法
キャベツをまるごと保存する方法が分かったところで、今度は1/2、1/4などのカットキャベツの保存方法を見てみよう。
芯に切り込みを入れる
カットキャベツの芯に切り込みを入れる。切り込みを入れることにより、芯に傷が付くので成長を遅らせることができる。また、まるごと保存するときと同様につまようじの使用も可能だ。
新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵保存する
まるごと保存するときと同様に、新聞紙で包みポリ袋に入れる。キャベツが呼吸できなくなるので、袋の口は軽く縛るくらいにしておくのがよい。その後、軸の切り口を下に向け冷蔵庫に保存する。
保存期間
保存期間はまるごと保存するのに比べて短いので、3~5日を目安に使いきるようにしよう。
4. 千切りキャベツの保存方法
水に浸して冷蔵保存する
千切りにしたキャベツは断面が多く乾きやすいので、ふた付きの保存容器に水を張って冷蔵庫で保存する。
保存期間
保存期間はカットしたキャベツよりさらに短く、2日を目安に使いきるのがおすすめだ。断面が多い分、傷みやすいので早めに使いきろう。
5. キャベツは冷凍保存できる?
キャベツの冷蔵保存の仕方が分かったところで、次は冷凍の方法を見てみよう。
キャベツを使いやすい大きさに切る
キャベツを冷凍保存する場合は、千切りやざく切りなど料理をするときの形状にカットする。また、余計な水分があると劣化の原因になるので、水気をしっかりと拭いてから冷凍しよう。
保存袋に入れて冷凍する
冷凍用の保存袋に、空気が入らないように薄く平らにして冷凍する。
保存期間
保存期間は約2週間が目安なので、早めに使いきるようにしよう。
6. 冷凍キャベツの使い方
冷凍したキャベツは切り方によって使い分けができる。ここでは切り方に応じたおすすめの使い方を紹介しよう。
千切りの場合
自然解凍して水気を絞ると塩もみしたような状態になるので、コールスローサラダなどにするのがおすすめだ。水分が抜けているので、ドレッシングがよくなじむ。
ざく切りの場合
ざく切りの冷凍キャベツは解凍せずにそのまま、焼きそばの具材などに使うのがおすすめだ。また、凍ったままでスープや味噌汁に入れてもよい。
結論
キャベツは常温で保存するには向いておらず、冷蔵で保存するのが望ましい。カットの仕方で保存期間に大きな違いがあるのも特徴だ。また冷凍保存もでき、調理しやすい形状で保存すると便利である。このことを参考に、キャベツを保存する際に役立ててほしい。
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