目次
1. キャベツの賞味期限について

キャベツは高原のような涼しい場所で栽培されており、涼しい気候を好むため、冬をのぞいては冷蔵保存するのがおすすめだ。では冷蔵庫で保存したとして、どれくらい日持ちするのだろうか。
冷蔵庫で保存したときの賞味期限
浅漬けにしたり、ロールキャベツにして煮込んだり、焼きそばやちゃんぽん、コールスローサラダと、いろいろな料理に重宝するキャベツだが、冷蔵庫で保存するとどれくらい日持ちするのだろうか。1玉まるごと冷蔵庫の野菜室で保存した場合の賞味期限は約2週間~1ヶ月だ。
カットキャベツは賞味期限が短め
1/2や1/4サイズで販売されているキャベツはラップに包まれるか、袋に密閉された状態が多いが、この状態の賞味期限は約1週間だ。切り口が空気にふれると変色しやすいので、1玉まるごとよりも賞味期限が短い。千切りのようにさらに細かくカットしたキャベツは、1/2や1/4サイズよりも空気にふれる面積が大きいため、賞味期限はカットしてから2~3日ほどが目安だ。市販されているカットキャベツは、開封前なら表示されている消費期限を目安にするとよい。
2. キャベツを賞味期限内で食べるための冷蔵保存

キャベツを賞味期限内で食べるための冷蔵保存方法を紹介しよう。
キャベツを賞味期限内で食べるための冷蔵保存
キャベツは芯付きのまま保存すると成長を続けて、葉の栄養が奪われるため、芯をくり抜いて冷蔵庫の野菜室へ。具体的な方法は包丁の刃先で芯をくり抜いて、水を含ませたキッチンペーパーを穴に詰める。あとは新聞紙で包んでポリ袋に入れ、袋の口を軽く閉じて野菜室へ。
【ポイント!時間や手間を省きたいときは】
芯をくり抜くのが面倒なときは、つまようじを3?4本芯に刺すだけでもOK。成長点である芯に刺すと、キャベツの成長を抑制できて長持ちさせられる。
カットキャベツを冷蔵保存する
1/2や1/4サイズのキャベツを保存するときは、芯に切れ目を入れてぴったりとラップをし、野菜室へ。芯に切れ目を入れるとキャベツの成長を抑制でき、長持ちさせられる。ラップはポリ袋で代用しても構わない。
千切りを冷凍保存する
千切りはカットキャベツよりさらに空気にふれる断面が多いため乾燥しやすく傷みやすい。保存するときはタッパーに水を入れ、千切りキャベツを浸して冷蔵庫へ。保存期間の目安は2日ほどだが、美味しく味わいたいならなるべく早く食べること。より長持ちさせたいなら冷蔵保存ではなく冷凍保存ががおすすめだ。方法は千切りキャベツをしんなりするまで塩もみして水洗いする。次にキッチンペーパーで水気をとり、冷凍用のポリ袋に入れて冷凍室へ。袋に入れるときはなるべく平らにして、空気を抜くこと。保存期間の目安は1ヶ月ほどだ。
【ポイント!食感が落ちるので適した使い方を】
冷凍した千切りキャベツはシャキシャキとした食感が落ちやすい。食べるなら熱を加えてスープにしたり、コールスローサラダに調理したり、酢キャベツにするのがおすすめだ。
3. キャベツの賞味期限内でもこんな見た目はNG!

賞味期限内でも食べるのがNGなキャベツを見分ける方法を紹介しよう。
危険なキャベツ
腐っているキャベツは、見た目が茶色く変色したり黒くなったり、芯が黒ずんだり、葉が溶けて汁が出たりする。また酸っぱいにおいがするキャベツも食べるのはNGだ。
見た目は変わっても大丈夫なキャベツ
変色するのは空気にふれて酸化するからだ。カットキャベツの切り口が、茶色っぽく変色したら、その部分を切り落として食べるとよい。
4. 美味しいキャベツの見分け方

最後に基本的なキャベツの選び方を紹介しよう。美味しいキャベツを見分ける方法とは?
春キャベツの見分け方
春キャベツは葉がやわらかで巻きがゆるいのが特徴だ。形に丸みがあって葉の緑色が濃く、光沢があるものが良品である。
冬キャベツの見分け方
冬キャベツは葉に厚みがあって巻きがしっかりと詰まっており、重量感があるものが良品だ。
結論
キャベツの賞味期限や大きさごとの保存方法ついて紹介した。これまで賞味期限をとくに気にせず、冷蔵庫に入れていた人もいるだろう。解説したようにまるごとやカットキャベツ、千切りのように切り方に応じて、正しく保存して美味しく味わってもらいたい。
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