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梅干しとお粥

お粥の保存は冷凍がおすすめ!解凍方法や賞味期限の目安まで徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2022年2月19日

お粥を長持ちさせるには、適切な方法で保存することが重要だ。本記事では、冷凍保存の仕方をはじめ、お粥の正しい保存方法と保存期間について解説する。また、傷んだお粥の見分け方も紹介する。余ったお粥やまとめて作ったお粥を最後まで美味しく食べきるために、しっかりおさえておこう。

  

1. お粥を冷凍保存する方法と賞味期限

お粥
お粥を長持ちさせたい場合は、冷凍保存が最適だ。保存方法や賞味期限、解凍方法を詳しく見ていこう。

保存方法

  • 密閉できる冷凍用保存容器にお粥を入れ、粗熱をとる
  • 空気を抜き密閉する
  • 速やかに冷凍庫に入れる
お粥は一食分ずつ小分けにして容器に入れると便利だ。空気に触れると傷みやすいため、密閉できるふた付きの保存容器か、ジッパー付きの保存袋を使用する。離乳食に使うお粥の場合は、煮沸消毒したシリコンカップなどに分けて容器に入れるとよい。容器に入れたらなるべく早く凍らせよう。急速冷凍機能や、金属トレーを使用すると短時間で冷凍できる。

賞味期限の目安

上記の方法で冷凍したお粥の保存期間は、2週間ほどが目安となる。ただし離乳食用のおかゆは水分量が多く傷みやすいため、1週間ほどで使いきろう。

冷凍したお粥の解凍方法

冷凍保存しておいたお粥は、電子レンジか湯煎で解凍するとよい。いずれの場合も、容器に耐熱性があることを確認しておこう。上手に解凍するためのポイントを紹介する。

電子レンジで解凍する

お粥に少量の水をかけてから電子レンジ加熱すると、水分の蒸発を防ぐことができる。均一に解凍するために、途中で取り出してかき混ぜるとよい。

湯煎する

保存袋を用いて冷凍したお粥は、容器ごと熱湯に入れて解凍する方法もおすすめだ。湯煎の湯がお粥に混入しないよう、密閉できているか確認してから解凍しよう。

2. お粥を冷蔵保存する方法と賞味期限

冷蔵庫を開ける様子
お粥は冷蔵保存も可能である。冷蔵保存方法や賞味期限を見ていこう。

保存方法

  • 密閉できる冷凍用保存容器にお粥を入れ、粗熱をとる
  • 空気を抜き密閉して冷蔵庫に入れる
冷蔵保存する場合も、冷凍保存の仕方と同様に密閉できる保存容器を用いる。鍋ごと入れると空気が入り傷みやすいため、必ず容器に移そう。また、殺菌・防腐効果のある梅干し(※)を入れて冷蔵する方法もおすすめだ。

賞味期限の目安

冷蔵庫に入れたお粥の保存期間は、長くて2日といわれている。冷蔵保存は、すぐに食べきれる場合に限ったほうがよいだろう。

3. お粥の常温保存は控えよう

炊飯器
お粥を保存したい場合は、冷凍保存がベストである。1~2日以内にで食べきる場合は冷蔵保存でもよいだろう。常温保存した場合の賞味期限は、密閉して涼しい場所に置いておいたとしても、気温の高い時期は3~4時間ほどと短く、冬でも1日程度しかもたない。

傷みやすく雑菌の繁殖を招くおそれがある

お粥のような水分量の多い食品は、保存性が低く傷みやすい。温度が高い環境に置いておくと雑菌が繁殖しやすいのだ。冷蔵保存でも2日ほどしかもたないため、涼しい場所でも常温で長時間放置するのは危険である。

炊飯器での保存もおすすめしない

炊飯器で作ったお粥をそのまま保温しておく場合も、日持ちはしないため注意が必要だ。数時間以内で食べきる場合を除いて、容器に移して冷やしておくのが正しい保存方法である。また、炊飯器のなかで保温したまま放置したお粥は、水分が飛んだり変色したりすることもある。品質も味も落ちてしまうためおすすめできない。

4. お粥を少しでも日持ちさせるための保存のコツ

お粥
手作りのお粥は基本的に保存性が低い。紹介した賞味期限まで品質を保つためには、さらに下記のポイントをおさえておく必要がある。

食べかけは保存しない

一度口をつけたお粥は、唾液内の雑菌が付着しているため保存できない。正しい方法で保存しても、時間の経過とともに雑菌が増えてしまう。食べかけのお粥は保存せず、食べきるか廃棄しよう。

今日食べない分はすぐに保存する

お粥を作ったら早めに食べきり、残った場合は速やかに保存作業に移ろう。常温に置いておく時間が長引くと傷んでしまうため、粗熱が取れたらすぐに冷凍か冷蔵する必要がある。

保存容器に小分けにする

お粥を小分けにして保存するのは、温めやすいなど利便性が高いだけなく、衛生面でもメリットがある。食べるぶんだけ冷凍庫や冷蔵庫からその都度取り出せるため、残りのお粥は常に低温状態を保つことができ傷ませずに済むのだ。お粥を美味しく食べきりたいなら、面倒でも小さな保存容器に一食分ずつ小分けにして保存しよう。

5. 保存中に傷んでしまったお粥の見分け方

土鍋
お粥は傷みやすいため、正しい保存の仕方を実践しても劣化してしまうことがある。そのため、保存しておいたお粥を食べる際には、口にする前に傷んでいないか確認することが大切だ。傷んでしまったお粥には、下記のような異変が見られる。

味やにおいが酸っぱくなる

お粥が傷むと、酸っぱいにおいがすることが多い。味も同様である。傷んだお粥を食べるのは食中毒のおそれがあるため、食べる前ににおいをチェックしよう。

糸を引いている

腐敗菌の増殖により、糸を引いた状態になっている場合もある。保存しておいたお粥を解凍・加熱したあと、スプーンなどで持ち上げてみるとすぐにわかる。
上記のような異変が見られるお粥は腐っているため、速やかに廃棄しよう。また、保存中は問題のない場合でも、解凍・加熱後にすぐに食べず放置すると傷んでしまうため注意が必要だ。

結論

お粥は水分量が多く傷みやすいため、常温保存はできない。また、冷蔵保存も2日ほどしかもたない。3日以上保存したい場合は、小分けにして冷凍するのが正しい保存方法である。お粥を常温で放置する時間が長引くと傷んでしまうため、作ったら食べないぶんは速やかに保存しよう。また、保存したお粥を食べる前にも、傷んでないかチェックすると安心だ。
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  • 更新日:

    2022年2月19日

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