1. 保冷効果が長く続くのはブロック状の板氷

クーラーボックスを冷やすための素材としてよく使われるのが保冷剤と氷だ。どちらにも一長一短あるが、保冷効果が最も長続きするのはブロック状の板氷であることはご存知だろうか?大きな塊である板氷は空気に触れる面積が小さい分溶けるのがそれだけ遅いのだ。そのためキャンプには保冷剤ではなく板氷で持って行く人も多い。板氷と保冷剤のメリット・デメリットを比べてみよう。
板氷のメリット
・大きいほど溶けるのに時間がかかる。
・水になった部分は飲料や食用に使える。
・最後はクーラーボックスが空く。
・途中調達もしやすい。
・水になった部分は飲料や食用に使える。
・最後はクーラーボックスが空く。
・途中調達もしやすい。
板氷のデメリット
・結露や水漏れで食材が濡れることがある。
・クーラーボックスに水抜き穴が無い場合、溶けた水を捨てるのが大変。
・板氷は大きく場所をとる。
・クーラーボックスに水抜き穴が無い場合、溶けた水を捨てるのが大変。
・板氷は大きく場所をとる。
保冷剤のメリット
・水が出ない。
・種類や大きさが豊富で目的に応じて選べる。(製品によってはアイスクリームを凍らせるほどの保冷力を持つものもある。)
・繰り返し使える。
・種類や大きさが豊富で目的に応じて選べる。(製品によってはアイスクリームを凍らせるほどの保冷力を持つものもある。)
・繰り返し使える。
保冷剤のデメリット
・一般的な保冷剤は氷より溶けやすい。
・帰る時にも荷物になる。
・未使用時に保管場所をとる。
これらのメリット・デメリットを天秤にかけたうえで、ベテランキャンパーになるほど板氷を選択する、という選び方になるようだ。
・帰る時にも荷物になる。
・未使用時に保管場所をとる。
これらのメリット・デメリットを天秤にかけたうえで、ベテランキャンパーになるほど板氷を選択する、という選び方になるようだ。
2. 板氷の選び方!購入?自宅で?

板氷はコンビニやスーパーで販売しているため手軽に購入できる。しかし節約を考えれば、時間はかかるが自宅でブロック状の氷を作って行くことも考えよう。
牛乳パックやペットボトルで
牛乳パックやペットボトルに水を入れ、冷凍庫で凍らせよう。水は凍ると膨張する性質があるので、容量ギリギリまで水を入れないように。スペースを有効に利用しようと思えば、立方体になる牛乳パックで作る板氷がクーラーボックス内に無駄なスペースを生まないのでおすすめだ。しかし溶けるとクーラーボックス内が水浸しになってしまうのでこまめに水を捨てよう。ペットボトルなら結露以上の水漏れを心配しなくてよい。調理用水や飲料水としての利用も可能だ。
長持ちする氷を作るポイント
自宅で作った氷より購入した氷の方が長持ちするという実感はないだろうか。実は氷を作る際に少し工夫をすることで氷の持ちが格段によくなる。手間はかかるが試してみる価値はありそうだ。
1.長い時間をかけて凍らせる
1日だけ凍らせたものより、2~3日、もしくはそれ以上かけて凍らせたものの方が長持ちする。早めに準備を始めよう。
2.一度沸騰させた水を使う
水道水には空気などが多く含まれている。一度沸騰させることでそれらを除くことができ純度の高い氷を作ることができる。販売されている氷の透明度が高いのはこの工程を経ているからだ。
3.塩水を凍らせる
飲用や調理用には使えなくなるが、塩水で氷を作ればより溶けにくい氷ができる。沸騰させたお湯に塩を溶かせばさらに溶けにくい氷の完成だ!
そのほか、持って行く飲み物を凍らせるのも一つの手だ。お茶やジュースなど、すぐに飲むのではない飲み物を凍らせておけば保冷剤代わりになる。
1.長い時間をかけて凍らせる
1日だけ凍らせたものより、2~3日、もしくはそれ以上かけて凍らせたものの方が長持ちする。早めに準備を始めよう。
2.一度沸騰させた水を使う
水道水には空気などが多く含まれている。一度沸騰させることでそれらを除くことができ純度の高い氷を作ることができる。販売されている氷の透明度が高いのはこの工程を経ているからだ。
3.塩水を凍らせる
飲用や調理用には使えなくなるが、塩水で氷を作ればより溶けにくい氷ができる。沸騰させたお湯に塩を溶かせばさらに溶けにくい氷の完成だ!
そのほか、持って行く飲み物を凍らせるのも一つの手だ。お茶やジュースなど、すぐに飲むのではない飲み物を凍らせておけば保冷剤代わりになる。
3. 保冷効果を長持ちさせるポイント

クーラーボックス内の配置
保冷剤や氷はどこに置いているだろうか?保冷効果が最も高いのはクーラーボックスの最も下に敷くことだ。それを基本として食材の間や上に氷を置いていくのが理想的だ。その日に使わない食材を冷凍して入れるのも保冷剤代わりとなる。空間が多いよりしっかり詰めた方が保冷効果は高くなる。
冷気を逃がさない
せっかくの冷気を逃がさないようふたの開け閉めは最低限に留めよう。銀マットをボックスのサイズに切り、中ぶたとして使うのもおすすめだ。開閉が頻繁になりがちなドリンク類や、強い冷気を必要としない野菜やパン・調味料などとはクーラーボックスを分けるのも方法の一つだ。
クーラーボックスの置き場所
地面からの熱が伝わりやすい直置きは避けたい。また、直射日光が当たる場所もクーラーボックスの置き場所としてふさわしくない。
こまめに水を抜く
氷は水に漬かると溶けるスピードが増す。食材も傷みやすくなるので、溶けて溜まってしまった水はこまめに捨てよう。
結論
選び方や使い方を少し工夫するだけでクーラーボックスの保冷効果はまったく違ってくる。キャンプは工夫が楽しいレクリエーションだ。保冷剤に関しても我が家なりの工夫を考え、少しでも長く氷を残すには...、そんなゲーム感覚で取り組んでみてはどうだろうか?
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