- 1. 網戸の取り付けでポイントになる「外れ止め」とは?
- 2. 網戸の取り付け方は意外と簡単!自分でやる方法を解説
- 3. 網戸の取り付けがうまくいできない?すぐに外れてしまう原因と対処方法
- 4. 網戸の取り付けを業者にお願いした場合の費用は?
- 取り付ける網戸
- 軍手
- プラスドライバー
- 外れ止めのネジをドライバーでゆるめる
- 上のレールに網戸を取り付ける
- 下のレールに網戸を取り付ける
- 外れ止めのネジをしめる
- スムーズに開閉できれば完了
1. 網戸の取り付けでポイントになる「外れ止め」とは?
網戸を取り付けするにあたってポイントとなるのが「外れ止め」というパーツだ。聞き慣れない方も多いかもしれないが、網戸の取り付けで手間取ってしまう原因にもなるため、先にどういったパーツなのかについて確認しておこう。
外れ止めは「振れ止め」ともいい、脱落を防ぐためのパーツである
強風や振動などによって、網戸が脱落するトラブルを防ぐ目的で取り付けられているのが「外れ止め」である。「振止」と呼ぶこともある。基本的には網戸の上部にあるはずだが、分からないときは取扱説明書やメーカーのホームページなどで確認してほしい。取り付けはもちろん、取り外しの際もこの外れ止めがポイントになってくるので覚えておこう。
2. 網戸の取り付け方は意外と簡単!自分でやる方法を解説
それでは、網戸の取り付け方法を解説していく。ただし網戸が取り付けられている「窓」の種類によって網戸の種類も変わってくる。たとえば「引違い窓」「上げ下げ窓」「すべり出し窓」「片開き窓」「両開き窓」「内倒し窓」などがあるが、本稿ではもっともスタンダードな引き違い窓の網戸の取り付け方について手順を説明する。
用意する道具
網戸のホコリなどで手が汚れるのを防ぐため、またケガなどを防ぐためにも軍手などの保護具を着用しよう。
引き違い窓の網戸の取り付け方法
以上が引き違い窓の網戸の取り付け手順だ。意外なほど簡単にできる。なお「4」のとき、ネジをしめすぎてしまうと網戸の開閉が困難になる。レールに触れるか触れないかくらいがちょうどよいのだが、難しいときは面倒でも少しずつ調節しながらベストな位置までしめていこう。
3. 網戸の取り付けがうまくいできない?すぐに外れてしまう原因と対処方法
「網戸の取り付けが終わったと思い試しに開閉してみると、すぐに外れてしまう」ということはないだろうか?すぐに網戸が外れてしまう原因、うまく取り付けできない原因とその対処方法も知っておこう。
レールが歪んでいる
外した網戸が取り付けできない、すぐに外れてしまうというとき、経年劣化などでレールが歪んでいないか確認してみよう。強い衝撃を与えた場合や、ベランダなどと行き来する際に毎回レール部分を踏んでいるという場合も、徐々に歪んでしまう場合がある。この場合、自分で直すのは難しい(戻しすぎたり悪化したりするおそれがある)ため業者に見てもらおう。
網戸が歪んでいる
レールではなく、網戸のフレームそのものが歪んでしまっていることも考えられる。しょっちゅう外れる場合、床や壁などにぶつかった衝撃で徐々に歪んでしまうこともあるし、強風などで飛来物が衝突して曲がってしまうこともある。この場合は、網戸を枠ごと交換すればOKだ。
外れ止めがゆるい
外れ止めをベストな位置までしめなかった場合、強風や振動などで網戸が外れてしまうことがある。あるいは開閉した際の勢いや弾みなどで外れてしまうこともある。しめつけが甘いようであればプラスドライバーでしめ直そう。
戸車に不具合がある
網戸の下部の左右には、網戸をスムーズに開閉させるための「戸車」と呼ばれる部品が付いている。この戸車に不具合が生じている、劣化で破損しているといった場合も網戸の取り付けがうまくできない、すぐに外れてしまうといった状態になる。取扱説明書やメーカーのHPなどで確認し、戸車を購入して交換しよう。
そもそも「網戸の取り付けができない窓」である場合も
たとえば窓のサッシよりも網戸のレールが奥まっている場合、網戸の取り付けができないことがある。もしくは引き違い窓以外のすべり出し窓、内倒し窓、外開き窓といった窓の場合、網戸の取り付けができないこともある。その窓に対応する網戸を購入するか、ロール式で上下に開閉する網戸を取り付けるなどして対処しよう。
4. 網戸の取り付けを業者にお願いした場合の費用は?
どうしても網戸の取り付けが難しいとき、原因が分からないとき、新しい網戸に買い替えるときなどは取り付けを業者にお願いしてもよい。その際の費用の目安もお伝えしておこう。
網戸の取り付けを業者に頼んだ場合の費用
網戸の商品代は別途必要になるが、取り付けだけなら「1枚あたり1,000〜2,500円程度」である。そのほか作業工賃や出張料、駐車スペースがなければコインパーキングの料金などがかかる場合もある。特殊な網戸だったり、作業の難易度が高い場所(足場が必要など)だったりすると、費用は高くなると思っておこう。
またレールや網戸の歪みを調整したり、戸車を交換したりする際も別途費用が必要になるほか、新品の網戸へ交換する場合も、古い網戸の処分費用が必要になる可能性がある。事前に業者に費用を確認しておくと安心だ。
結論
網戸の取り付けのコツは「外れ止め」である。外れ止めがゆるんでいれば容易に取り外し、取り付けができるだろう。外れ止めに問題がないにも関わらず取り付けがうまくできない、すぐに外れてしまうというときは、レールや網戸の歪み、戸車の破損などが考えられる。解決できないときは一度業者に見てもらったほうが早いだろう。
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