1. 虫がわいた米びつの中のお米は食べられるの?

米びつに小さな虫がわいたとき、米びつに入ってるお米は食べられるのだろうか?それとも、すべて処分しなければいけないのか?
虫がわいてもお米は食べられる!
結論から言うと、米びつにわいた虫に気づかないで食べてしまっても、健康被害を起こすことはほとんどない。だが、お米に虫が入っていると見た目は悪いし、気分もよくないだろう。きちんと対処すれば虫は駆除でき、お米は普段のように食べることができる。
2. 米びつにわいた小さい虫の駆除方法

米びつにわいた虫を駆除する方法は2つある。小さな虫を駆除したいときはどちらかの方法を試してみよう。また、虫を駆除したあとにすべきこともある。
風通しのよい場所にお米を広げる
米びつにわく小さな虫は光が苦手だ。風通しのよい明るい場所に新聞紙を敷き、その上にお米を広げる。すると、米びつにわいていた虫は逃げていく。ただし、直射日光が当たる場所だとお米が傷んでしまうため、明るいけれど直射日光の当たらない場所で行おう。
お米を研ぐときに取り除く
小さな虫は、軽いため水に浮く。研ぐ前にお米に水を浸してしばらく放置すると、虫が浮いてくる。それを取り除こう。
虫を駆除したあとに行いたいこと
虫を駆除すればお米は食べられるようになるが、米びつには目に見えない小さな虫の卵が残っている可能性がある。虫がいた米びつはキレイに洗っておこう。
3. 米びつに虫がわく原因とは?

お米を購入して一度も袋を開けていないのに、米びつにお米を移したときに虫を発見することもある。どこから虫は出てきたのだろうか?米びつに虫がわく原因を解説する。
そもそも米びつで繁殖する虫は何?
米びつで繁殖する虫は主に2種類いる。2~3㎜の黒い虫は、コクゾウムシという。コクゾウムシは米粒の中に卵を産み、約1ヶ月で成虫になる。もう一方は、メイガと呼ばれるガの一種で、お米の周りのヌカに産卵する。
虫はどこからやって来るの?
虫はどこから米びつに入るのだろうか?次の3つが考えられる。
・米袋に入る前にお米に卵を産み付けられていて、米袋や米びつで孵化する。
・米袋に空いている小さな通気孔から虫が入ってくる。
・米袋を虫が食い破って、侵入する。
このように、米びつに移す前の米袋の段階で、すでに虫や虫の卵が入り込んでいるのだ。
・米袋に入る前にお米に卵を産み付けられていて、米袋や米びつで孵化する。
・米袋に空いている小さな通気孔から虫が入ってくる。
・米袋を虫が食い破って、侵入する。
このように、米びつに移す前の米袋の段階で、すでに虫や虫の卵が入り込んでいるのだ。
4. 米びつの上手な虫除け方法

米びつに虫がわくのを予防するには、どのような方法があるのだろうか?上手に虫除けする方法を解説する。
唐辛子など虫の嫌がるものを入れる
米びつにわく虫は、唐辛子に含まれる成分が苦手だ。お米10kgあたり5~6本の唐辛子を一緒に入れておくと、虫が逃げていく。効果は約1ヶ月なので、毎月新しい唐辛子に取り替えるか、唐辛子成分を含んだ防虫アイテムを使おう。
米びつを冷蔵庫に入れる
米びつに発生する虫の卵は、15℃以下の低温では孵化しない。このため、米びつごと冷蔵庫に入れておくと、虫がわくのを予防できる。気温の高い夏場だけでも、冷蔵庫にお米を保管するとよいだろう。
結論
米びつに虫がわく原因や対処法を説明してきた。米びつに虫がわいても、中のお米は食べられる。だが、米びつに大量の虫がわくのは気分のよいものではないため、なるべく虫除けすることをおすすめする。唐辛子や冷蔵庫などを使い、米びつに入れたお米は早めに食べきるようにしよう。