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画用紙のサイズはややこしい?四つ切りや八つ切りなど詳しく解説!

画用紙のサイズはややこしい?四つ切りや八つ切りなど詳しく解説!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年9月11日

画用紙のサイズについて詳しく解説するとともに、一般的な用紙のサイズやキャンバスの形状・サイズに応じた画用紙の選び方などもお伝えする。画用紙はデッサンから工作まで用途が幅広いが「四つ切り」「八つ切り」などサイズ感が分かりづらい。本稿を、画用紙を探すために役立てていただければ幸いだ。

  

1. 一般的な用紙のサイズ一覧

A4やB5といったサイズの用紙は日常的によく使われるが、この「A」と「B」の違いをご存知だろうか?A判、B判ともいわれ規格が異なる。画用紙のサイズの前に、まずは一般的な用紙のサイズについて見ていこう。

「A判」と「B判」の違いとは?

A判はドイツの物理学者が発案した国際規格といわれており、B判は日本の美濃和紙が元とされている日本独自の国内規格だ。A判とB判はそれぞれ「A0」「B0」という用紙のサイズを基準とし、A1やB1などと数字が増えるごとに、その1つ前のサイズの半分になっていく。

A判一覧

  • A0:841×1189mm
  • A1:594×841mm(A0の半分)
  • A2:420×594mm(A1の半分、A0の1/4)
  • A3:297×420mm(A2の半分、A0の1/8)
  • A4:210×297mm(A3の半分、A0の1/16)
  • A5:148×210mm(A4の半分、A0の1/32)
  • A6:105×148mm(A5の半分、A0の1/64)
  • A7:74×105mm(A6の半分、A0の1/128)
  • A8:52×74mm(A7の半分、A0の1/256)
  • A9:37×52mm(A8の半分、A0の1/512)
  • A10:26×37mm(A9の半分、A0の1/1024)

B判一覧

  • B0:1030×1456mm
  • B1:728×1030mm(B0の半分、B0の1/2)
  • B2:515×728mm(B1の半分、B0の1/4)
  • B3:364×515mm(B2の半分、B0の1/8)
  • B4:257×364mm(B3の半分、B0の1/16)
  • B5:182×257mm(B4の半分、B0の1/32)
  • B6:128×182mm(B5の半分、B0の1/64)
  • B7:91×128mm(B6の半分、B0の1/128)
  • B8:64×91mm(B7の半分、B0の1/256)
  • B9:45×64mm(B8の半分、B0の1/512)
  • B10:32×45mm(B9の半分、B0の1/1024)

2. 画用紙のサイズ

上記は一般的な用紙のサイズだが、では画用紙の場合はどうなのだろうか?

画用紙はサイズ表記が異なる

  • 全版(全紙)
  • 半切り:全版(全紙)の1/2
  • 四つ切り:半切りの半分、全版(全紙)の1/4
  • 八つ切り:四つ切りの半分、全版(全紙)の1/8
  • 16切り:八つ切りの半分、全版(全紙)の1/16
  • 32切り:16切りの半分、全版(全紙)の1/32 など
画用紙はA判やB判といったサイズ表記ではなく「全版(全紙)」や「半切り」「四つ切り」や「八つ切り」といったサイズ表記を用いるのが一般的である。中にはA判やB判に近いサイズの画用紙もあるが、A判やB判とまったく同じというわけではない(意図的に同じサイズにすることはあるかもしれないが)。

全版(全紙)を元にそのほかのサイズが決まる

A判やB判がそれぞれ「A0」「B0」を基準としていたように、画用紙も「全版(全紙)」を基準に、その半分が「半切り」、半切りの半分が「四つ切り(全版の1/4)」といった具合にサイズが決まる。

3. 画用紙は同じ「四つ切り」や「八つ切り」同士でもサイズが違うってホント?

画用紙は同じ「四つ切り」や「八つ切り」であってもサイズが異なる場合がある。どういうことなのか、理由を説明しよう。

画用紙は全版(全紙)のサイズが複数あるからややこしい

一般的に、用紙はもっとも大きなサイズである全版(全紙)で製造され、それを裁断して販売する。画用紙もその点は同じだ。だがA判やB判の全版(全紙)、つまりA0やB0はサイズが1種類と決まっているが、画用紙の全版(全紙)は数種類ある。したがって、たとえ同じ「四つ切り」や「八つ切り」の画用紙だったとしても、全版(全紙)がどのサイズだったかによってそれらのサイズも変わってきてしまうのである。

一般的な画用紙の全版(全紙)のサイズは「四六判」

日本で販売されている一般的な画用紙の全版(全紙)は、四六判といわれるサイズ(788×1091mm)を基準としている。

全版(全紙)を四六判としたときの四つ切りや八つ切りのサイズは?

  • 全版(全紙):788×1091mm
  • 半切り:545×788mm
  • 四つ切り:393×545mm
  • 八つ切り:272×393mm
  • 16切り:196×272mm
  • 32切り:136×196mm
主に販売されている画用紙のサイズである「四六判」を基準とした場合、四つ切りや八つ切りのサイズはこのようになる。

たとえば「A3サイズの画用紙がほしい」というきは?

上述のように、画用紙にA3サイズというものはない。したがって冒頭で列挙したA3のサイズにもっとも近いものを選ぶことになるだろう。A3は【297×420mm】なので、上記のうちもっとも近いサイズとしては八つ切り【272×393mm】といったところだ。

なお実際には、上記のサイズぴったりというより、四つ切り【390×540mm】といった具合で微調整されているものが多い。パッケージにサイズが掲載されているはずなので「四つ切り」「八つ切り」などの情報のみで判断するのではなく、購入前にきちんとほしいサイズかどうかを確認しておくことが大切だ。

4. 使用するキャンバスに合ったサイズの画用紙を選ぼう

キャンバスを使用するのであれば、画用紙のサイズもキャンバスの形状を考慮して決めよう。

キャンバスの形状は大きく4種類

キャンバスには、大きく分けてF型・M型・P型・S型という4種類の形状がある。たとえば人物を描くときに多く使われるのは、そのまま「人物」を意味するF(Figure)型だ。もっとも手に入りやすく一般的なキャンバスである。

他方、海景を描くときに多く使われるのはM(Marine)型という細長い比率のキャンバスで、風景を描くときに多く使われるのはP(Paysage)型と呼ばれるキャンバスだ。P型の比率はF型とM型の中間である。そして正方形をしたキャンバスがS(Square)型といったように、形状が異なる。

キャンバスの号数

キャンバスには「〇号」といった号数がある。F型やM型などの形状とあわせてサイズを表す基準だ。キャンバスと画用紙のサイズに差があり過ぎると使い勝手がよくない。使用するキャンバスに合わせて画用紙のサイズを選ぶとよいだろう。

結論

現在、日本で主に販売されている画用紙のサイズは「四六判」と呼ばれる全版(全紙)のサイズを基準としている。「四つ切り」や「八つ切り」は、その全版(全紙)を4等分や8等分したサイズという意味だ。A判やB判といった、一般的な用紙のサイズに近いサイズの画用紙も存在はするが、基準となる全版(全紙)のサイズが異なるため、まったく同じサイズではないということは知っておきたい。
  • 公開日:

    2021年3月23日

  • 更新日:

    2021年9月11日

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