目次
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1. ゴキブリの種類別・赤ちゃんの特徴

ゴキブリの赤ちゃんは楕円形で長い触覚を持つものの、種類で体色が異なる。クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリそれぞれの赤ちゃんの特徴と、見間違えやすい害虫から解説する。
クロゴキブリの赤ちゃんの特徴
クロゴキブリの赤ちゃんの大きさは4mm程度。アリのように小さく黒っぽい色をしているのが特徴だ。ただし生まれてすぐは白い米粒のような見た目である。
チャバネゴキブリの赤ちゃんの特徴
チャバネゴキブリの赤ちゃんは3〜10mm程度。色は決まっておらず、赤いような茶色や黒、または白に黄色のまだら模様などさまざまだ。ただし生まれたては白色をしている。
ワモンゴキブリの赤ちゃんの特徴
ワモンゴキブリの赤ちゃんは数ミリ程度。生まれてすぐの状態から茶色で、背中には黄色模様がついている。屋内生息性のゴキブリの中では大きく、半年ほどで3.5〜5cmの大きさになる。
ゴキブリの赤ちゃんと見間違えやすい害虫
【トコジラミ】
ゴキブリの赤ちゃんとの違いは「羽がない」「丸みを帯びている」この2点だ。大きさが似ているため見間違えやすいので気をつけよう。なおトコジラミは吸血するため、見かけたら放置ではなく駆除するのが望ましい。
【シバンムシ】
こちらも体長がゴキブリの赤ちゃんと似ているが「長い触覚がない」「丸みを帯びている」といった点が異なる。食害を加える害虫なので、見かけたらやはり放置せずに駆除するようにしよう。
2. ゴキブリの赤ちゃんの産卵場所・発生場所

ゴキブリが卵を産む場所や、ゴキブリの赤ちゃんが発生しやすい場所を知っておくことも大切だ。簡単にいうと「暖かく湿気がある」「カビなど餌がある」といった環境である。
家電のまわり
食洗器や冷蔵庫といった家電の裏は暖かく隙間もあって湿気が溜まりやすい。ゴキブリの住処にはピッタリだ。洗濯機やエアコン、室外機周辺も産卵場所や発生場所となりうる。
新聞紙や段ボールの中
保温性のある新聞紙や段ボールの隙間は暖かく、産卵場所に適している。段ボールにはトウモロコシが原料のでんぷん糊が使われているため、餌にもなってしまう。溜め込まないように注意しよう。
植木鉢やプランターの受け皿
植木鉢の下やプランターの受け皿などはゴキブリにとって住みやすい環境だ。植物の肥料や水はゴキブリの餌にもなる。巣があると知らず植木鉢を室内に移動させた場合、簡単に部屋に侵入してしまう。
【大量の卵や赤ちゃんがいるおそれがある】
ゴキブリの産卵期は7〜10月で、その期間中10回ほど産卵する。一度に10個以上の卵を産み、1カ月前後でいっせいに孵化する。ゴキブリの赤ちゃんを一匹でも見かけたときは、孵化して間もない赤ちゃんがほかにもたくさんいることが予想される。
【放置すると繁殖するおそれがある】
ゴキブリの赤ちゃんを放置することはゴキブリの成虫を増やすことになる。増殖した成虫が交尾すれば、年間1匹あたり100個以上は産卵することになるだろう。ゴキブリの赤ちゃんを発見したら即、駆除することが重要だ。
3. ゴキブリの赤ちゃんの駆除方法3選と注意点

ゴキブリの赤ちゃんを見かけたらどのように駆除すればよいのだろうか?注意点とあわせて解説しておこう。
1.スプレータイプの殺虫剤で駆除
市販されているゴキブリ用の殺虫剤はゴキブリの赤ちゃんにも有効だ。手の届かない狭い隙間にも噴射できるなど便利なのでおすすめ。ただし近すぎると吹き飛ぶおそれがあるため、やや距離を保ったまま噴射しよう。
2.燻煙タイプの殺虫剤で駆除
殺虫成分が含まれた煙が部屋に充満し、ゴキブリを死滅させる。部屋の隅々まで煙が行き届き広範囲に潜んでいるゴキブリの成虫と赤ちゃんの駆除が可能だ。ただし家電が故障しないようビニールシートを被せたり部屋から出したり、食品を避けたりなどの手間はかかる。
3.ホウ酸団子といった毒餌で駆除
ホウ酸団子は、ゴキブリが好んで食べる小麦粉やタマネギにホウ酸を混ぜたものだ。食べたゴキブリは脱水症状に陥りやがて死滅する。その死骸を食べたゴキブリも死滅するので、巣ごと駆除できるメリットがある。
大量発生している場合は業者に駆除をお願いする方法も
毎日のようにどこかでゴキブリの赤ちゃんを見かける、次から次へと現れるなど手に負えないような状態の場合、最初からゴキブリ駆除の業者にお願いする方法もある。大量発生しているときは業者に一掃してもらうといったことも検討しよう。
小さな子どもやペットがいるご家庭は薬剤の使用に注意
毒餌を使用する場合、くれぐれも人間やペットが誤って口にしないように注意してほしい。とくに小さな子どもがいるご家庭、室内でペットを飼っているご家庭などは、毒餌ではなくほかの方法を選ぶことをおすすめしたい。
4. ゴキブリに卵を産ませないための予防方法3選

そもそもゴキブリに卵を産ませないようにすることも大切だ。
1.外から侵入させない
ゴキブリが室内で卵を産むことがないように、まずは屋外からの侵入を防ごう。侵入経路はさまざまだが、排水口付近や網戸のわずかな隙間、玄関の扉やエアコンのドレンホースなどがある。そうした場所を重点的に対策しよう。
2.ゴキブリが住みにくい環境に整える
部屋を清潔にしてゴキブリが住みにくい環境にすることも重要だ。新聞紙や段ボールなどは屋内に置かず、家電裏も定期的に掃除するようにしよう。もちろん、食べ物なども置きっぱなしにしないように。
3.忌避剤を置いておく
ゴキブリが苦手な、ミントや柑橘系などのにおいを発する忌避剤を置くのも効果的だ。ゴキブリの成虫や赤ちゃんが住んでいそうな場所に設置しておこう。
結論
ゴキブリの赤ちゃんを一匹でも見かけたら、近くに多くの卵や赤ちゃんが潜んでいるおそれがある。広範囲を一気にカバーする燻煙剤や、ゴキブリの巣まで効果を発揮するホウ酸団子などで駆除しよう。その後は、部屋の中で繁殖させないためにも侵入経路を塞ぐといった対策を講じることが大切だ。
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