1. 重曹とクエン酸を混ぜるだけで炭酸水ができる

重曹とは
重曹は炭酸水素ナトリウム、もしくは重炭酸ソーダという化学名でも売られている。化学式は「NaHCO3」。弱アルカリ性の性質を持ち、非常に粒子が細かいのが特徴だ。日本では古くから胃の薬としても使われており、豆を煮る時のふくらし粉としても使われることがある。
クエン酸とは
クエン酸は主にレモンなどの柑橘類に含まれる成分で、すっぱいのが特徴の有機酸の一種である。梅干しやお酢のすっぱさもクエン酸によるものだ。
クエン酸は飲用することで体内の乳酸を減らすことが知られており、スポーツドリンクなどにもよく使われる。
重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性であるため、この2つを混ぜて水を加えると中和されて二酸化炭素が発生する。つまり炭酸水ができるのだ。
クエン酸は飲用することで体内の乳酸を減らすことが知られており、スポーツドリンクなどにもよく使われる。
重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性であるため、この2つを混ぜて水を加えると中和されて二酸化炭素が発生する。つまり炭酸水ができるのだ。
混ぜるだけ!自家製炭酸水の作り方
炭酸水マシーンなどなくても、重曹とクエン酸さえあれば自分で簡単に炭酸水が作れる。ちなみに、重曹もクエン酸も「食用」と「掃除用」などの数種類が販売されているので、食用を買ってほしい。
材料
- 重曹小さじ1/2
- クエン酸小さじ1/2
- 水250ml
グラスに水を入れて、重曹とクエン酸を混ぜるだけ。すぐにシュワシュワとした炭酸水ができる。美味しく飲むためには水をあらかじめ冷やしておくのがポイントだ。
また、レモンを搾ったり、生のミントの葉を浮かべるとさらにさわやかに美味しく飲めるのぜ、ぜひ試してほしい。
また、レモンを搾ったり、生のミントの葉を浮かべるとさらにさわやかに美味しく飲めるのぜ、ぜひ試してほしい。
2. 重曹とクエン酸でトイレや風呂の掃除。家事に使う便利な方法

重曹もクエン酸も元々自然界に存在する物質であるため、家庭用の合成洗剤と比べると、掃除に使って流してしまっても環境に問題を与えにくい。
ここでは実際に重曹とクエン酸を使った掃除方法を紹介しよう。
ここでは実際に重曹とクエン酸を使った掃除方法を紹介しよう。
用意するもの
- 重曹
- クエン酸
- 計量カップ、計量スプーン
- スプレーボトル(100均でOK)
重曹で風呂掃除
- 浴槽や風呂桶、プラスチックの椅子などに重曹を振りかけ、湿らせたスポンジでこする
- 最後はシャワーで風呂全体を洗い流してスッキリ。
重曹でコンロの掃除
ガスコンロの焦げ付き、油汚れを落とすのにも使える。
- コンロに重曹を振りかける。
- スポンジでよくこする。(傷つくこともあるので、強く擦りすぎない)
- 重曹を拭き取って終了。
クエン酸でトイレ掃除
- 水1カップにクエン酸小さじ1を加えてスプレーボトルに入れる
- 便器内にスプレーしてブラシでこする
- 便器の外側やトイレの床、壁などにもスプレーして汚れを拭き取る
スプレーは防腐剤が入っていないので1ヶ月を目安に使い切ること。
重曹&クエン酸で排水口のにおいとぬめり取りに
- スプレーボトルにクエン酸小さじ1/2と水100mlを入れてよく混ぜる
- 重曹を排水口の内側と全体に振りかける
- 上からクエン酸スプレーを吹きかける
スプレーを吹きかけるとシュワッと泡が立つ。その泡でぬめりが落ちるので、最後は水で洗い流して終了だ。においもとれてスッキリする。
3. 重曹とクエン酸で入浴剤を作る

重曹とクエン酸で手軽にシュワシュワした炭酸入浴剤を作ることができる。
簡単入浴剤(バスボム)の作り方
材料
- 重曹大さじ2と1/2
- クエン酸1と1/2
- 塩小さじ1/2
- 水少々
- ビニール袋
- ラップ
- 重曹、クエン酸、塩をビニール袋に入れて混ぜる。
- 霧吹きで水を全体に軽く吹きかける。しっとりすればOK。
- そのまま外側から握って丸くする。
- ラップに包んで固まるまでおいておく。5〜6時間から半日くらい。
重曹とクエン酸の量はそれほど厳密に量らなくても、だいたい3:1〜2:1くらいになればOK。少し多めに作ってお好きな形の製氷用の型などに入れると、かわいい形の入浴剤が作れる。
型に入れる時は上からぎゅっと押し込むようにして、ラップをかけて固まるまで待つ。また、重曹とクエン酸を混ぜて、風呂に入れるだけでも炭酸は発生するので、固める時間がない時にはそのまま入れてみよう。
型に入れる時は上からぎゅっと押し込むようにして、ラップをかけて固まるまで待つ。また、重曹とクエン酸を混ぜて、風呂に入れるだけでも炭酸は発生するので、固める時間がない時にはそのまま入れてみよう。
作りおきはしないこと
クエン酸は空気中の水分を含みやすいため、重曹と混ぜた状態で放置しておくと膨らんだり固まったりすることがある。
重曹とクエン酸を混ぜる時は使う時に、その都度必要な分だけ混ぜるようにして、作りおきはしないことをおすすめする。
重曹とクエン酸を混ぜる時は使う時に、その都度必要な分だけ混ぜるようにして、作りおきはしないことをおすすめする。
結論
重曹とクエン酸は元々自然界にあるもので、環境にも優しいうえ、自家製炭酸水が作れてお財布にも優しい。食用の重曹やクエン酸は、スーパーやホームセンターなどで安く買えるので、是非試してみてほしい。繰り返しになるが、炭酸水を作るなら「食品グレード」と表示されているものを使おう。