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洗濯機が臭いのはどうして? ズバリ4種類のにおいの原因と対策!

洗濯機が臭いのはどうして? ズバリ4種類のにおいの原因と対策!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年7月20日

洗濯機が臭くて気になる。そのようなとき、どうすればイヤなにおいを解消できるだろうか。洗濯機のにおいには4種類あり、原因はそれぞれ違う。においの種類ごとの原因と対策法を紹介しよう。自宅で使っている洗濯機のにおいの原因を知りしっかり対策してほしい。

  

1. 洗濯機のにおいの原因と対策 その1【カビ臭いときは重曹で掃除を】

原因

洗濯機がカビ臭いとしたら、その原因は、洗濯槽の裏側で繁殖したカビとマイコバクテリウム菌だろう。洗濯物に付着したタンパク質などを栄養源とし、湿気を好むマイコバクテリウムにとって、洗濯槽は菌を繁殖しやすい場所だ。マイコバクテリウムは硫黄化合物を作り出し、カビ臭いにおいを発しているのだ。

対策

洗濯槽に繁殖しているカビとマイコバクテリウムを除去するとともに、洗濯槽の汚れなどを取り除き、新たに菌が発生しないようにすることが重要だ。市販の洗濯槽クリーナーや重曹を使って、洗濯槽を掃除するとよい。

重曹は、市販のクリーナーに比べると殺菌効果は弱いが、消臭効果が期待できる。また、価格面や安全性を考えても重曹はおすすめである。カビや菌の発生を抑制するために使う洗濯洗剤は、除菌・抗菌作用があるものを使おう。マイコバクテリウム菌は泥の中に多く含まれているため、泥汚れがひどい洗濯物は、最初に手洗いで部分洗いをし泥をしっかり落としてから洗濯しよう。

2. 洗濯機のにおいの原因と対策 その2【生臭いときは熱で細菌退治】

原因

洗濯機から雑巾のような生臭いにおいがしてくる場合、その原因はモラクセラ菌という細菌である。モラクセラ菌は洗濯物の皮脂や汗などを栄養とし、生臭いにおいの原因となる物質を生成するのだ。

モラクセラ菌は乾燥や紫外線に強いため、洗濯槽を乾燥させたり洗濯物を外干ししても、完全に除去することができない。せっかく洗濯しても衣服を着ているうちに生臭いにおいがする原因は、衣類の中でモラクセラ菌が生きているからである。

対策

乾燥や紫外線に強いモラクセラ菌だが、実は熱には弱く60度以上の温度で増殖しなくなるという特徴がある。これを利用して熱湯につけ置きしたり、脱水後にアイロンをかける方法が有効である。また、コインランドリーの乾燥機(家庭用乾燥機は60度まで上がらないものが多い)で乾燥させれば洗濯物の菌は除菌できる。

さらに、40度くらいのお湯で酸素系漂白剤を使用する方法も効果がある。洗濯槽をクリーナーや重曹で掃除したり、洗濯するときに除菌・抗菌作用がある洗剤を使う方法もおすすめしたい。

3. 洗濯機のにおいの原因と対策 その3【洗剤臭いときは使用量を見直そう】

原因

洗剤のようだけどなんか臭い、そんなにおいが洗濯機からする場合、その原因は流しきれず残ってしまった洗剤や柔軟剤だろう。多めに使うとより効き目があると思い、規定量を超えて洗剤や柔軟剤を使うと、洗濯槽に残る原因になる。

洗濯槽に残った洗剤や柔軟剤のにおいが混ざり合い、洗剤から発生するイヤなにおいになってしまうのだ。

対策

洗剤や柔軟剤は、水の量に対して適正な使用量がある。適量以上を使用すると水に溶けきらず、洗濯槽や洗濯物に洗剤類が残る原因になるのだ。各メーカーが指定している規定量を守れば、洗濯効果が充分に発揮されるので、洗剤や柔軟剤は入れすぎないようにしよう。また、洗濯に使う水の量にも注意したい。

すすぎが不足すると洗剤が洗濯槽に残る原因になるので充分なすすぎを心がけよう。洗濯槽に残った洗剤カスを除去する効果が期待できるクリーナーや重曹を使い、定期的に洗濯槽を掃除することも有効である。

4. 洗濯機のにおいの原因と対策 その4【下水臭いときは排水口をチェック】

原因

洗濯機のホースの下から下水臭がしたら、その原因は排水口にあるだろう。排水口には、下水管からの空気が屋内に入ってくるのを防ぐ「排水トラップ」が付いているが、これに不備があると下水臭い空気が屋内に流れ込んでしまうのだ。また、洗濯排水が流れていく排水口は、汚れやすくゴミもたまりやすい。こうなると排水の流れを悪くしてイヤなにおいの原因になる。

対策

排水トラップの仕組みは、中に水をためて下水管からの空気を遮断するもの。長期間洗濯機を使用していない場合や排水トラップが壊れてしまうと、排水トラップが乾いてしまい、そこへ下水管から空気が入り込んでしまうのだ。

また、排水トラップが最初から付いていないこともある。この場合は排水トラップを取り付け、常に水が入る状態にしておこう。定期的に排水口の掃除をすることも重要だ。

結論

カビ臭い、下水臭いなど、洗濯機はいろいろなにおいが発生することがある。イヤなにおいを予防するためには、洗濯槽や排水口の掃除を定期的に行なうことが重要だ。また、洗濯前の衣類を洗濯機の中に入れっぱなしにしたり、洗濯後の衣類を長時間洗濯機に放置したりすると、雑菌が繁殖してしまうので注意しよう。その他、洗濯機内を乾燥させるためフタを開けっ放しにしたり、乾燥モードを使うようにしよう。普段からイヤなにおいを防ぐ対策をしていれば、洗濯機のにおいも予防できるはずだ。
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  • 公開日:

    2019年6月13日

  • 更新日:

    2021年7月20日

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