1. 洗濯機のかさ上げをするメリットとデメリット
「洗濯機のかさ上げ」とは、洗濯機の下に置台やものを置いて高さをあげ、洗濯機の下に隙間を作る作業だ。洗濯機の取り付け時に排水口の位置が合わないと、排水ホースがつぶれたりねじれたりしがちだ。無理やりつなげたとしても、亀裂や穴があく可能性がでてくる。ホースが破損すると水漏れ事故の危険があるため、そんなときには洗濯機のかさ上げを行おう。ホースの取り付けがスムーズにできる以外にも、実はたくさんのメリットがある。
洗濯機のかさ上げをするメリット
- ホースの圧迫による損傷がしにくくなることで、水漏れを防ぐ効果がある
- 振動や騒音を抑える効果がある
- 洗濯機の下に空間できるため掃除がしやすくなる
- 洗濯機の下に空間ができることでカビや悪臭が発生しにくくなる
- 落としたものを拾いやすい
- 排水ホースの取り外しがしやすい
- 洗濯機の取り出し口が高くなり、洗濯物を取り出しやすくなる
とくに、掃除がしやすくなるのは大きなメリットだ。洗濯機の下の排水部分は予想以上に汚れるため、定期的に掃除ができないと悪臭やつまりの原因になってしまう。ある程度の空間があると、手が入るため、落としたものも拾いやすい。「小物やハンカチ、靴下が片方ない!」などというときは、洗濯機の周りに落としているケースが意外に多いものだ。
しかし、デメリットもある。
しかし、デメリットもある。
洗濯機のかさ上げをするデメリット
- 費用がかかる(業者に頼む場合は3万円前後が目安に)
- 重量があるため、ひとりでの作業は難しい
費用と手間が主なデメリットとなるが、機能としてのデメリットはとくにない。水漏れの危険やメンテナンスを考えれば、かさ上げを考えた方がよいといえる。手伝ってくれる人がいれば、自分でもかさ上げできるので、その方法も紹介しよう。
2. ホームセンターのアイテムで洗濯機のかさ上げはできる
DIYでかさ上げしたいなら、ホームセンターに行って材料をそろえよう。たいていのホームセンターや家電量販店には、洗濯機のかさ上げに使うものも販売している。「洗濯機用かさ上げ台」なら、洗濯機の振動によるズレ落ち対策ゴムがついているので安心だ。
安く済ませたければ、ホームセンターにあるレンガや木材などでも対応はできる。しかし、安定感や耐重量をきちんと確認しないと、洗濯機が動かなかったり壊れたりする危険があることを頭に入れておこう。洗濯機を持ち上げる人数と、水平かどうかを確認しながらできる環境が望ましい。ドラム式は100kg近い重さがあるので、けがにも注意しよう。
安く済ませたければ、ホームセンターにあるレンガや木材などでも対応はできる。しかし、安定感や耐重量をきちんと確認しないと、洗濯機が動かなかったり壊れたりする危険があることを頭に入れておこう。洗濯機を持ち上げる人数と、水平かどうかを確認しながらできる環境が望ましい。ドラム式は100kg近い重さがあるので、けがにも注意しよう。
3. 洗濯機のかさ上げは20cm欲しい理由
かさ上げの高さは、20cmくらいが理想だといわれている。理由は、排水口と排水ホースをつなぐ作業空間にそのくらいは欲しいからだ。
安いかさ上げ台だと、2千円から購入できるのだが、高さは6cm程度である。微妙に隙間はできるが、作業はしにくいだろう。排水口の掃除でパーツを取り外すときも、封水筒やワンの大きさは約10cmある。したがって、最低でも10~20cmは隙間がないと、取り外してのメンテナンスは難しいだろう。通るか通らないかの10cmよりも、作業自体が楽になる20cmが、かさ上げの高さの理想だ。
かさ上げアイテムを購入するときには、中途半端にならないよう、高さの確認もしておこう。
安いかさ上げ台だと、2千円から購入できるのだが、高さは6cm程度である。微妙に隙間はできるが、作業はしにくいだろう。排水口の掃除でパーツを取り外すときも、封水筒やワンの大きさは約10cmある。したがって、最低でも10~20cmは隙間がないと、取り外してのメンテナンスは難しいだろう。通るか通らないかの10cmよりも、作業自体が楽になる20cmが、かさ上げの高さの理想だ。
かさ上げアイテムを購入するときには、中途半端にならないよう、高さの確認もしておこう。
結論
洗濯機のかさ上げには、たくさんのメリットがあることがわかった。持ち上げる人数がいれば自分たちだけでかさ上げも可能だが、重量や安全な設置ができるよう、細心の注意を払おう。くれぐれも自分ひとりでは行わないように。業者に依頼すると費用はかかるが、設置時の万一の補償もあるため、どちらがよいか検討してみよう。