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飲み残しのペットボトルは雑菌だらけ?原因と対処方法をご紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年6月13日

気温が高くなると、ペットボトル飲料をかばんに入れて持ち歩く方も多いのではないだろうか。中には前日の飲み残しを翌日以降に飲む場合もあるだろう。しかし、飲み残しにはたくさんの雑菌が繁殖しているので食中毒などの恐れもある。そこで今回は、飲み残したペットボトルの危険性と安全な取り扱い方について解説する。

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1. ペットボトルに雑菌が繁殖する原因

雑菌の繁殖には気温・栄養・水分の3条件が必要で、気温10~60度でゆっくりと繁殖し、36度前後で最も繁殖スピードが速くなる。気温の高い屋外で持ち歩いたり車中に長時間放置したりすると、ペットボトルの温度も上昇して雑菌が繁殖する。

人の口の中には100種類以上の雑菌が存在しており、その数は唾液中1㎖当たり1~10億個ともいわれているが、ペットボトルに口をつけた際にこれらの菌が混入してしまうのだ。また、空気中には1㎥当たり10~1000の雑菌が浮遊しており、キャップが空いた飲み口から入り込むことでも雑菌の繁殖につながる。そのほかにも、口の中の食べカスや空気中を飛ぶ虫がペットボトル内に入ってしまい、雑菌が繁殖する場合などがある。

口をつけなければOK?

ペットボトル内に入った雑菌の種類は、空気中や口の中にいるカビや酵母などの真菌、細菌などが主なものである。口をつけたペットボトル内にはこれらの雑菌が混入するので、2回目以降に飲む飲料水は衛生的とは言えない。また、コップに注いで飲んだ場合は、口からの雑菌の混入は防げるが、キャップを開けた時点で空気中の雑菌などが入る可能性がある。口をつけずにコップに注いだからといって、必ずしも安全ではないのだ。

2. ペットボトルの種類で異なる雑菌の繁殖数

ペットボトルの種類や気温差によって、雑菌の繁殖数はどれくらい異なるのだろうか。

4種類のペットボトルで繁殖数を比較

飲み残しの麦茶・緑茶・オレンジジュース・スポーツドリンクを気温30度の条件下で24時間放置し、2時間後の1㎖当たりの細菌数を調べると4種類のペットボトル飲料にほとんど差はなかった。しかし、24時間後では麦茶の細菌数が2万7千、緑茶は1万、オレンジジュースは5千、スポーツドリンクは1千個となり大きな差が出た。一体なぜ飲料の種類によって雑菌の繁殖数が異なるのだろうか。

一番雑菌が多かった麦茶には、無添加で保存料が入っていないこと、麦に含まれる炭水化物が雑菌のエサになったことが原因としてあげられる。オレンジジュースとスポーツドリンクには雑菌のエサになる糖分が含まれているが、飲料自体が雑菌の苦手な酸性だったため繁殖が抑えられ、中性の緑茶は繁殖してしまったと考えられる。

コーヒー飲料・ミネラルウオーターの繁殖数は?

飲み残しのコーヒー(牛乳・糖分入り)、ミネラルウオーターを気温6度(冷蔵庫)、20度(常温)、32.5度(炎天下)の条件下に置き24時間後の細菌数を計測した実験では、ミネラルウオーターには細菌のエサになる成分がほとんどないので、温度が上昇しても繁殖数にほとんど変化はなかった。

菌の種類によって異なるが、1㎖当たりの菌の数が100万個を超えると食中毒の危険水準になる。細菌が好む糖分入りのコーヒー飲料は全ての温度で細菌数が増加する。とくに32.5度の気温で24時間放置した場合は、食中毒の水準を超えるほど繁殖するので注意しよう。

3. ペットボトルは再利用できる?

メーカーでは水筒や他の目的に再利用しないように呼びかけている。その理由を3つ挙げてみた。

ペットボトル容器の形状

ペットボトルやキャップは、飲料の性質や省資源の観点から複雑な形状に作られており、容器の底や突起、細かい溝などに飲料水が残って雑菌が繁殖する。水筒代わりに使おうと別の飲料を入れるとさらに雑菌が増殖してしまうのだ。

ペットボトルの飲み口は小さくて狭いので、ブラシやスポンジで複雑な形状の容器をきれいにすることは難しい。さらに、ブラシやスポンジで擦るとペットボトルの表面に傷がつく場合もある。

ペットボトルの素材が熱に弱い

ペットボトルの素材は熱に弱いので、殺菌のために煮沸消毒を行ったり高温のお茶などを入れたりすると、容器が縮んだり変形したりしてしまう。また、熱いお湯を入れると容器が縮んで中身がこぼれてしまい、やけどの恐れもあるため湯たんぽ代わりに再利用するのもやめよう。

資源ゴミとして出せない

学校の工作など他の目的で再利用したペットボトルは、資源ゴミとして出せないことになっている。環境面の観点からも再利用は避けたいものである。

結論

ペットボトルの飲料水はコップに注いで飲み、残りは冷蔵庫に入れて、早めに飲み切ることが大切である。ただし、冷蔵庫から出したペットボトルを気温30度の屋外で持ち歩くと1時間後に20度、5時間後には約30度まで飲料水の温度が上昇してしまう。暑い夏に持ち歩く際には、衛生面に配慮して扱いたいものである。

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