1. お風呂のカビ落としに必要な道具

お風呂のカビを落とすときは、ハイターの他に以下の道具が必要だ。自宅で使い古したものや100円ショップで販売されているアイテムで揃えられる道具ばかりなので、事前にきちんと準備しておこう。
歯ブラシ・スポンジ
ハイターはそのままカビにかけても効果的だが、擦るとより汚れを落とすことができる。その際、細かい部分には歯ブラシ、広い部分にはスポンジを使うのがおすすめだ。ただし、たわしやステンレス製のスポンジは、壁や床などの素材が傷つきカビが入りやすくなるので使わないようにしてほしい。
雑巾
ハイターは乾燥した場所に使うのが一般的だ。水気があると、せっかくの効果が半減してしまうため、カビを落としたいときは必ず拭き取ってから行おう。使い古しの雑巾を2枚ほど用意しておくと、水気を拭き取る用と仕上げ用に使い分けることができて便利だ。
片栗粉
液体タイプのハイターは液だれしやすく、壁やゴムパッキンのカビ取りにはあまり適していない。そこでおすすめしたいのが、ペースト状のハイターを作ることだ。自宅にある片栗粉で簡単にできるので、お風呂のカビ取りを行う際はぜひ用意してみよう。
ラップ
ラップも片栗粉同様、ハイターの液だれを防ぐために便利な道具だ。ハイターをかけた部分に張り付ければ、液だれを防いで薬剤を浸透させるだけではなく、水分の蒸発も防ぐことができる。キッチンペーパーとあわせて使うとより効果的だ。
2. 塩素系ハイターを使ったお風呂のカビの落とし方

スプレータイプのハイターを使ったカビの落とし方
お風呂のカビ掃除には「カビキラー」や「カビハイター」など、スプレータイプのハイターを使うのがおすすめだ。使い方もシンプルで、カビの部分から10~15cm離してスプレーを吹きかけるだけである。あとは5分程度(汚れがひどい場合は15~30分程度)時間を置いて、洗い流せば完了だ。
スプレーした上にキッチンペーパーやラップなどを貼ると、さらに浸透力をあげることができる。カビが落ちているのを確認できたら、歯ブラシやスポンジでやさしく汚れを取り除こう。
スプレーした上にキッチンペーパーやラップなどを貼ると、さらに浸透力をあげることができる。カビが落ちているのを確認できたら、歯ブラシやスポンジでやさしく汚れを取り除こう。
液体タイプのハイターを使ったカビの落とし方
自宅に浴室専用のカビ取り剤がない場合は、キッチンハイターでも代用することができる。ただし、液体状のハイターは壁にかけると垂れてくるため、カビの落とし方としてはペースト状にして塗り込んで使うのがおすすめだ。
ペースト状のハイターをつくるときは、ハイターと片栗粉を1:1の割合で混ぜて練りこんでいこう。硬さを調整し壁に塗り込んだら、あとはスプレータイプのハイターと同じぐらいの時間放置して様子を見よう。汚れが落ちたら雑巾でペーストを拭き取り、水で洗い流して完了だ。
ペースト状のハイターをつくるときは、ハイターと片栗粉を1:1の割合で混ぜて練りこんでいこう。硬さを調整し壁に塗り込んだら、あとはスプレータイプのハイターと同じぐらいの時間放置して様子を見よう。汚れが落ちたら雑巾でペーストを拭き取り、水で洗い流して完了だ。
3. 塩素系ハイターでお風呂のカビ落としをするときの注意点

塩素系のハイターは取り扱いが難しい。パッケージに記載された注意点を読まずに使用すると、トラブルが起こってしまうこともある。トラブルがないようにするため、必ず以下の注意点を読んでからお風呂のカビ取りを行うようにしよう。
マスク・手袋は必ず着用すること
マスクと手袋の装着は、ハイターを取り扱う上で絶対に忘れてはならない注意点だ。塩素系のハイターを使ってカビ取りを行うときは、塩素ガスやカビの胞子を吸いこんでしまいやすい。また、塩素系のハイターはアルカリ性が高く、皮膚につくと表面が溶ける恐れがある。窓を開けてよく換気をすることも大事だが、自分の身を守る服装を心がけよう。
酸性と混ぜて使わない
もう1点、絶対に間違えないように注意してもらいたいのが、ハイターを酸性の製品と併用して使用することだ。塩素系洗剤は酸性と混ぜて使うと有毒なガスが発生してしまい非常に危険だ。酸性の洗剤はもちろんだが、お酢やクエン酸などの製品とも絶対に混ぜないように気をつけよう。もし酸性の製品を使う場合は、ハイターを塗り込む前にしっかりと流すようにしてほしい。
結論
お風呂は湿気がこもりやすく、カビを除去してもまたすぐに発生する可能性が高い。カビの発生を予防するためにはこまめな掃除と換気、それに加えてお風呂上りに50℃のお湯を壁にかけるのがおすすめだ。高温のお湯はカビを死滅させる効果があり、菌の繁殖を防ぐことができる。また、定期的に防カビ剤を使うのもいいだろう。浴室を清潔に保つためにも、お風呂にカビを見つけたらすぐに除去してほしい。