目次
- 1. クローゼット内に本棚を作るメリット
- 2. クローゼット内に本棚を作るデメリット
- 3. クローゼット内に本棚を作る際のチェックポイント
- 4. クローゼット内に本棚を作る方法!簡単なDIYアイデア4選
- 5. クローゼット内に本棚を作った実際の事例を紹介
- 6. クローゼット内に本棚を作る際の注意点
1. クローゼット内に本棚を作るメリット

クローゼットといえば衣類や小物などの収納に活用するもの、というイメージが強いが、本棚を設置することもできる。クローゼットに本棚を設置するメリットについて見ていこう。
本が日焼けするのを防げる
本は光に当たると退色・変色する。だがクローゼットに収納すればそうした日焼けによる劣化を防ぐことができるため、よりキレイな状態で長く保管できる。
本がホコリなどで汚れるのを防げる
居住スペースは外から人が持ち込んだホコリ、窓や換気口から入ってくるホコリ、衣類の繊維くずや食べかすなどさまざまな汚れが溜まる。だがクローゼットに入れておけば、そうしたホコリなどで汚れるリスクを大きく減らせるメリットがある。
居住スペースがスッキリする
居住スペースに山積みになっていた本をクローゼットに収納すれば、居住スペースがスッキリ、広々した空間に変わる。目につく場所に本がないため、仕事や勉強にも集中しやすいだろう。
2. クローゼット内に本棚を作るデメリット

多くのメリットがある一方、クローゼットを本棚にすることによって生じるデメリットもある。双方をきちんと把握した上で最終的にクローゼットを本棚にするかどうか判断しよう。
衣類などの収納スペースが減る
収納する本の量にもよるが、クローゼットに大きな本棚を設置すれば当然ながら、その分だけ衣類などの収納スペースが減ってしまう。本以外の所有物とのバランスが重要になってくるだろう。
湿気対策を講じておかないと本がダメージを受ける
クローゼットの扉を常に閉めた状態にすると、空気の流れが滞ったり温度が上がったりして、どうしても湿気が溜まりやすくなる。本は湿気に弱いため、いつのまにかヘタッていたりカビが生えたりすることもあるだろう。湿気対策は重要だ。
「紙魚(シミ)」などの害虫対策も必須
紙魚とは、紙を食べる虫だ。暗くジメジメしたところを好むため、クローゼットに本を入れっぱなしにしており、かつ扉も閉めたままの状態が長く続いた場合、大切な本が被害に遭うおそれがある。害虫対策も忘れないことが大切だ。
3. クローゼット内に本棚を作る際のチェックポイント

クローゼットに本棚を設置する前に確認すべきポイントがある。ここが曖昧だとせっかくの本棚がしっくりこなかったり、無駄にスペースを消費したりするおそれがあるため必ず確認しておこう。
間口と奥行きのサイズを測っておく
クローゼットの中に本棚を作るなら、そのスペースは最大限に活用したいところだ。そのためにも、間口の幅と奥行きの長さは必ず測っておこう。シンデレラフィットする市販の本棚を探す際にも役立つし、本棚を自作する際の材料選びなどにも関わってくる。
収納予定の本の数と大きさを把握する
収納する本の数や大きさ(高さ、厚みなど)もあらかじめ確認しておこう。棚の段数や幅、高さなどが不足する・合わないといったトラブルを防ぐためだ。実用的な本棚にするためにも、必ず把握しておこう。
4. クローゼット内に本棚を作る方法!簡単なDIYアイデア4選

「クローゼットの中に本棚を設置する」と聞くと、大掛かりで難しい作業が必要なのでは?と思う方もいるだろう。だがDIYが苦手な方でも意外と簡単にできてしまう。アイデアを4つ紹介するので、ぜひヒントにしていただければ幸いだ。
カラーボックスで本棚を作るアイデア
クローゼットの間口と奥行きを最大限活用できるよう、カラーボックスの向き(縦・横など)を変えながら組み合わせていくだけでよい。カラーボックスを使えば安上がりで済むし、意外と見た目がオシャレな本棚に仕上がる。
スライド式本棚を活用するアイデア
奥行きがあるクローゼットは、手前と奥に分けることでスペースを有効活用できる。そこで便利なのがスライド式本棚だ。前後に収納できるため、同じ幅で倍の収納量が得られる。奥行きがあるクローゼットに本棚を設置したいときはぜひ、スライド式本棚を検討しよう。
オシャレなワイン箱を本棚にするアイデア
ワイン箱を本棚にする手もある。ワイン箱は本の収納に丁度よい深さで、かつ丈夫といった利点がある。積み上げるだけで見た目もオシャレな本棚が完成する。クローゼットなので普段は隠れているが、やはりオシャレさがほしいという方はワイン箱を利用してみよう。
透明の収納ケースを本棚にするアイデア
透明の収納ケースを積み上げて本棚に見立てるのもよい。透明なので中にどの本が入っているのか分かりやすいのも利点だ。出し入れしやすいよう、引き出しタイプのケースを選ぼう。
5. クローゼット内に本棚を作った実際の事例を紹介

みんな、どのようにクローゼットに本棚を設置しているのか気になる方も多いだろう。実際の事例を紹介するので、こちらもぜひお役立ていただきたい。
事例1|狭いクローゼットをワイン箱の本棚でオシャレ空間に
狭いクローゼットにオシャレな本棚を設置した例だ。ワイン箱を積み上げて本棚を作ったことで、味気ないクローゼットの中が一気にオシャレ空間へと変わる。クローゼットの扉は外さずにすると、隠したいときに隠せる。
事例2|カラーボックスの本棚で見せる収納に
部屋の雰囲気に合う色のカラーボックスで、クローゼットの中に本棚を作成した例だ。クローゼットの扉は外して「見せる収納」に変えた。クローゼットの中を部屋の雰囲気に合わせることで、扉を外してもオシャレな空間に見せられるし、広さも生まれる。
事例3|クローゼットを書斎風に
上下段に分かれているクローゼットの棚板をデスクに見立て、目の前の壁面にカラーボックスで本棚を作った例もある。これだけであっという間にクローゼットが書斎となる。照明を取り付けてパソコンも持ち込めば、仕事や勉強のための空間として使うことも可能だ。
6. クローゼット内に本棚を作る際の注意点

クローゼットに本棚を作ること自体は簡単だが、本のコンディションを保つため、安全に使用するためには注意点がある。
湿気対策や害虫対策を徹底する
閉め切っていることが多いクローゼットは湿気が溜まりやすい。本が劣化したりカビが生えたりするのを防ぐためにも、湿気対策は必須である。晴れた日はクローゼットの扉を開けて換気をする、梅雨時などは扇風機で風を送って空気を入れ替える、除湿シートや除湿剤を置いておくといった工夫をしよう。同時に、紙魚などを防ぐための防虫剤も忘れないようにしたい。
クローゼットや本棚の耐荷重には十分気をつける
クローゼットには耐荷重がある。把握せずに本を大量に収納した場合、棚板がしなって割れたり抜け落ちたりするおそれがあるため、くれぐれも注意してほしい。棚板を活用して本棚を設置する場合はとくに、事前に耐荷重を確認し必要に応じて補強するなどしよう。
結論
本が好きな方にとって収納スペースは大きな問題だ。据え置きの本棚は場所をとるため、できれば居住空間に置きたくない、増やしたくないと思う方も多いだろう。クローゼットを利用すれば居住スペースを減らさず、かつ見た目もスッキリするなどメリットが多い。本の収納スペースに困っている方はぜひ、クローゼットを活用してみてはいかがだろうか?
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