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岩塩とは?普通の塩との違いや使い方、おすすめ紹介!ミルの選び方も

岩塩とは?普通の塩との違いや使い方、おすすめ紹介!ミルの選び方も

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年10月22日

調味料としてだけでなく、調理プレートやランプ、バス用品として使われることもある岩塩(ロックソルト)。おいしさや見た目のキレイさから、現在ではさまざまな用途で使われている。今回はそんな岩塩の基本や調味料としての特徴、岩塩の使い方などを解説する。一般的に使われている海塩との違いも確認しながら、岩塩の魅力について知っていこう。

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1. 岩塩とは何か?

岩塩(ロックソルト)とは、長い年月をかけて結晶化した塩のことだ。その結晶を採掘して加工したものが、スーパーなどで見かける「岩塩」である。日本で岩塩を採掘することはできないが、外国ならさまざまな地域で採掘が可能。実際、世界の塩生産量は海塩よりも岩塩のほうが多くなっている。

岩塩の成り立ちとは?

岩塩は岩石の一種であり、「堆積岩」と呼ばれる岩石の仲間だ。堆積岩の特徴は、物質が積み重なってできること。そして岩塩の場合は、地殻変動の際に地上に残った海水の塩分(塩化ナトリウム)が蓄積して結晶化している。海水自体は長い月日をかけて蒸発していることが多く、現在は地下深くに結晶化した岩塩だけが残っている。

食用の岩塩はどう作られるの?

岩塩の作られ方には主に「乾式採鉱」と「溶解採鉱」の二種類がある。乾式採鉱とは採掘した岩塩を細かく砕いて食用の岩塩とする方法。一方、溶解採鉱とは地上から水を注ぎ、いったん地下で岩塩を溶かしてからその水を吸い上げて岩塩にする方法だ。なお、乾式採鉱による岩塩は「天然塩(自然塩)」であり本物の岩塩だが、溶解採鉱による岩塩は「精製塩」に近く岩塩としての特徴は少ない。

なぜ岩塩の色は違うの?

塩化ナトリウムだけでできた純粋な岩塩は無色透明をしている。しかし、実際には色がついたものが多い。岩塩に色がつく理由は、結晶化する際に取り込まれた不純物が関係している。たとえば、ピンク色ならマンガンなどが混入しており、オレンジ色なら塩化カリウム粒子が混入していることが多い。ほかにも白色、黒色、青色などがあり、いずれも何かしらの不純物が入っていて色づいている。

どこの国の岩塩が有名なの?

アメリカ(東部・中部・南部)やヨーロッパ全域で多く採掘されており、ポーランドには世界遺産にも登録されている岩塩の採掘坑「ヴィエリチカ岩塩坑」がある。アジア圏ではパキスタン、インド、ネパールなどで採掘されるヒマラヤ岩塩が有名で、日本のスーパーやECサイトでも見かけることが多い種類だ。ただし、岩塩の船輸送は難しいため、日本での取り扱い量は多くない。

2. 岩塩と海塩の違いとは?

塩には、岩塩を原料とする「岩塩」と海水を原料とする「海塩」などの種類がある。日本では一般的に海塩のほうがよく使われているが、世界的には岩塩のほうがメジャーだ。そんな岩塩と海塩にはどのような違いがあるのだろうか。味と栄養面、使いやすさの三つの観点から違いを見ていこう。なお、ここで比較する岩塩と海塩はあくまで「天然塩(自然塩)」に関しての内容である。

パンチのある「岩塩」とまろやかな「海塩」

一般的に岩塩のほうが塩気は強く、スパイスのような味わいといわれている。これは岩塩中の塩化ナトリウムの割合が高いからだ。一方、海塩はまろやかな味わいをしているものが多い。この理由は海塩には塩化ナトリウム意外に、マグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラル類が多いことが関係している。マグネシウムは苦み、カリウムは酸味、カルシウムは甘味に影響している。

ミネラルが少ない「岩塩」と豊富な「海塩」

栄養面において岩塩が特別、海塩より優れているという事実はない。また、岩塩には着色の基にもなる鉱物を含んでいることがあるが、人間が鉱物をとってもミネラルとして使われないし、そもそも鉱物を大量に含んでいる岩塩は食用として販売されていない。一方、海塩にはマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれている。ただし、ミネラルの含有量はにがりの分離量によって異なる。

ひと手間必要な「岩塩」とそのまま使える「海塩」

岩塩は粒状で販売されていることが多い。そのまま料理に使うこともできるが、一般的にはソルトミルで挽いてから使用する。また、岩塩のほうが水に溶けにくいといわれている。この理由は岩塩の粒が海塩よりも大きいからだ。一方、パウダー状の海塩はそのまま調理に使えるし、溶けにくいといったデメリットもない。ただし、水分量が多いと、くっつきやすい場合があるので注意が必要である。
天然塩と精製塩の違いをCheck!

3. 岩塩と粗塩の違いとは?

ところでもうひとつ「粗塩」と呼ばれる種類の塩もあるが、こちらは岩塩とどのように違うのだろうか?せっかくなので覚えておこう。

粗塩も海塩の一種

実は、粗塩も「天然塩(自然塩)」と呼ばれる海塩の一種である。したがって岩塩との違いは、上述した海塩との違いとほぼ同じと考えてよい。ただし粗塩は、精製された塩とは違いミネラル成分が残っており、複雑ながらほどよい旨みがあるのが特徴だ。料理に使うと味がまろやかになる。粒が大きめなので、溶かして使う料理(スープ、煮物など)に向いている。

4. 岩塩に欠かせないソルトミルとは?

ソルトミルとは、岩塩を細かく挽くための調理器具である。黒コショウを細かく挽くためのペッパーミルと一緒になっていることが多い。岩塩はパウダー状(粉状)のものも販売されているが、粒状で販売されているほうが一般的だ。そのため、調理の際はソルトミルで挽いた岩塩を使うことになる。

ソルトミルの種類と選び方

ソルトミルには両手で捻るタイプ、片手で押し込むタイプ、ハンドルタイプ、電動タイプなどいくつか種類がある。また、商品によってサイズや挽きの粗さなども異なる。なお、刃は鉄製だと錆びやすいため、ステンレス製やセラミック製のものを選ぶほうがよい。

5. 岩塩のおすすめの使い方

岩塩には溶けにくいなどの特徴があるため、調理の際には向き・不向きがある。一般的に煮物や炒め物、魚の振り塩、サラダのドレッシング、スイーツなどには不向きとなる。しかし、ステーキなどの肉料理との相性は抜群によい。ほかにもいくつか岩塩と相性のいい料理を紹介する。

ステーキなどの肉料理

岩塩と牛ステーキの相性は格別によい。とくに、焼き上がり後の仕上げに岩塩を使うと、カリッとしたほどよい硬さの岩塩が残り肉の味を引き立てる。肉を引き締める効果が弱いため下ごしらえに使う場合は海塩(精製塩)のほうがいいが、仕上げとして使うなら岩塩のほうがおすすめだ。

和風パスタなどの料理

カルボナーラや和風パスタなどとの相性も非常によい。ソースの味付けに岩塩を使えば、塩気のきいたパンチのあるパスタソースを作ることが可能だ。なお、先述の通り岩塩は水に溶けにくい。もし塩茹でのために岩塩を使うなら、水のときに岩塩を入れておきしっかりと溶かすようにしよう。

カルパッチョなどの前菜

トマトなどの野菜や鯛などの魚介を使ったカルパッチョにもおすすめだ。最後に岩塩を一振りかけるだけで、塩気が食材のよさを引き出してくれる。普通のサラダだと岩塩がなじまないため料理に活かすのは難しいが、カルパッチョであれば岩塩のカリカリ感がちょうどいいアクセントになる。
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6. 岩塩は料理以外にも使える

市販されている岩塩は調味料としてだけでなく、ボディケアなどにも使うことができる。もし購入したけれど口に合わずに残ってしまっていたら、以下のような方法を試すのもいいかもしれない。

バスソルト代わりに活用

岩塩を使った塩風呂はおすすめだ。いつものお風呂に岩塩を30~50g程度入れるだけで、塩風呂に早変わりする。塩風呂は通常よりも発汗作用が高くて、身体をポカポカと温めることができる。なお、長風呂をすると脱水のリスクもあるため、入浴前後にはしっかりと水分補給をしておくべきだ。

マッサージ剤として活用

粒状の岩塩は肌を傷つけてしまうため使用できないが、パウダー状の細かい岩塩ならマッサージ剤として使用できるといわれている。岩塩にはちみつや水を混ぜてペースト状にし、それをスクラブクリームのようにして使用する。強く擦り付けると肌を痛めるため、優しくこする程度にするのがよい。
岩塩の使い道をCheck!

7. おすすめの岩塩を紹介

最後に、おすすめの岩塩を紹介しよう。さまざまな岩塩が市販されているが、どれを選べばよいか迷ったときの参考になれば幸いだ。なお、いずれも食用なのでお間違いなく。

SKWイーストアジア「アルペンザルツ」

ドイツ・アルプス山脈の麓にあり、2億5,000万年も前に形成されたという岩塩層から作られているという。マイルドでコクがあり、素材の味を生かした料理にとくに向いている。

Chef's choice「ヒマラヤピンク岩塩」

オーストラリア・シドニーにあるオーガニックブランドがChef's choice(シェフズチョイス)である。本製品は、ヒマラヤ山脈の麓にある人口採掘エリア最深部から採掘される岩塩だ。

源気商会「クリスタル岩塩」

同じくヒマラヤ産の岩塩。ガラス質で純度が高いのが特徴である。素材の旨みを引き出す作用があるほか、塩おにぎりなどでシンプルにいただくと岩塩そのものの美味しさも実感できる。

結論

日本人にとって塩といえば「海塩(精製塩)」がメジャーであり、「岩塩(天然塩)」はあまり使われていない。しかし、岩塩はステーキやパスタ、カルパッチョなどの料理とは非常に相性がよい。もしこれらの料理を自宅で作ったり食べたりする機会があるなら、ぜひ岩塩を使ってみてほしい。普段使っている塩とは異なり、素材の味を最大限に楽しむことができるはずだ。
(参考文献)
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