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インスタ映え間違いなし!ご当地グルメ「山形の巨大芋煮」

インスタ映え間違いなし!ご当地グルメ「山形の巨大芋煮」

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年5月20日

東北、とくに山形県民が愛する芋煮会をご存知だろうか。全国的なイベントでいえばまるで花見のように、現地では秋になると各地で芋煮会が開催されるという。そんな芋煮好きが高じて、驚くほどの規模で行われるのが「日本一の芋煮会フェスティバル」。インスタ映えすること間違いなしの「山形の巨大芋煮」を紹介する。

  

1. 芋煮とは?

芋煮とは、その名の通り里芋を煮た料理のこと。しかし、東北の人々にとってはただ里芋を煮たものでは済まされない。ひとつの食文化として根付いている。

山形をはじめ岩手、宮城、福島では、秋になると河川敷などで「芋煮会」というものが頻繁に開催されている。町内会や部活動、職場などの親睦を深めるために行われる、花見やBBQのようなおなじみの行事なのだ。皆で食材を持ち寄って芋煮を作り、一緒に食べるというシンプルなイベント。BBQも兼ねて開催されることも多いというが、あくまでもメインは芋煮だ。個人のグループで開催するものもあれば、地方自治体などが主体となって行う大規模な芋煮会もある。

芋煮のメイン食材は、もちろんのこと里芋。そこに肉や大根、ごぼう、こんにゃく、ねぎなども加えた鍋料理のようなもの。地域によって「牛肉醤油派」と「豚味噌派」に分かれるという。

2. 日本一の芋煮会フェスティバルとは?

各地で行われる芋煮会イベントの中でも日本一をうたっているのが、山形県山形市の馬見ヶ崎で開催される芋煮会フェスティバルだ。山形商工会議所や山形市などが主催者となり、平成元年からはじまった。

日本一の芋煮会フェスティバルの歴史

昭和62年当時、商工会議所青年部のメンバーたちは、山形を明るくPRして活性化したいと議論を重ねていた。そんな時、下関のふぐちり鍋からヒントを得て、山形の芋煮を大鍋で振る舞う「大芋煮会」という案が生まれたという。その後年号が代わって平成元年の9月に第1回日本一の芋煮会フェスティバルが開催された。最初はボイラーやバーナー、スチーム等を燃料に考えていたが、自然の力を利用しようと「薪」に決定。なかなか沸騰せず、開催3日前の試験炊きでようやく成功したという。それ以来、毎年継続して開催される大イベントとなったというわけだ。

3. インスタ映えのポイント

それではこの芋煮会、どんなところがインスタ映えなのだろうか。

直径6mの大鍋

最大の特徴は、なんと直径が6mもある巨大な大鍋。里芋が3トン、牛肉が1.2トン、こんにゃくが3,500枚、味つけの醤油は700リットルなど、使う材料も大量。これを6トンの薪で煮炊きするのだ。

この大鍋をかけるためのこれまた巨大なかまどを作り、大鍋はクレーンでかまどへ移動させる。その中に材料を入れて火加減をみながら煮込み、絶妙な分量で味付けをしていき、里芋がやわらかくなったら美味しい芋煮の出来上がりだ。

調理は大型重機で

6mの大鍋ともなると普通の調理器具では小さすぎる。そこでこの芋煮会では、バックホーという大型重機を使っている。建設現場や工事現場でよく目にするような重機を巧みにあやつり、巨大な鍋をかき混ぜたり、具をすくったりしているのだ。

工事用の重機で食べ物を扱うなんて衛生面は大丈夫?と心配になるが、使用するバックホーは、生産されてから一度も作業していない新品であること、潤滑油の代わりにマーガリン、バター等を使用する、バスケット部分はオールステンレスの芋煮専用バスケットを装備する等、条件を徹底しているため問題がない。

クレーンで運ぶほどの巨大な鍋から大型重機ですくわれる芋煮。日本一のスケールで作られる芋煮の様子は、インスタ映えすること間違いない。会場は芋煮ゾーン以外にも楽しい催しがいくつも行われ、インスタ映えを狙えるだけでなく、一日いても楽しめるイベントになっている。

結論

東北以外の人にとっては、あまりなじみがない芋煮会。インスタ映えもして美味しい文化にも触れられる日本一の芋煮会へ、ぜひ足を運んで、「イイね」をたくさんもらおう。

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  • 公開日:

    2018年4月 5日

  • 更新日:

    2021年5月20日

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