1. カレーの電子レンジ解凍は危険?

解凍と言えば電子レンジを使用しがちだが、カレーに関してはあまりおすすめしない。なぜなら、解凍ムラができるからだ。周りはグツグツ煮立っているのに、中心はまだ凍ったままという現象が起こりやすい。
またカレーのように粘度のある液体は爆発する危険もある。カレーは油分が多いので容器の耐熱温度を超えることがあり、プラスティックなど耐熱温度が低い容器は溶けてしまう可能性もある。どうしても電子レンジで解凍したい時は、耐熱のガラス容器を用いて低温設定で様子を見ながら解凍するのがよいだろう。
またカレーのように粘度のある液体は爆発する危険もある。カレーは油分が多いので容器の耐熱温度を超えることがあり、プラスティックなど耐熱温度が低い容器は溶けてしまう可能性もある。どうしても電子レンジで解凍したい時は、耐熱のガラス容器を用いて低温設定で様子を見ながら解凍するのがよいだろう。
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2. カレーに向いている解凍方法とは?

解凍だけで考えると、電子レンジ、自然解凍、流水解凍、湯煎などの方法がある。どの方法がカレーの解凍に適しているか検討してみよう。
自然解凍
自然解凍では具の野菜から水分が出て、ルーと分離することがある。しかも室温がぐんぐん上がる季節に室温解凍はおすすめできない。かといって冷蔵庫での自然解凍は時間がかかりすぎ、食べたい時にすぐに食べられない。
流水解凍
流水解凍は、冷蔵解凍より時短で解凍できるが、20~30分もの間水を流し続けることに抵抗があるだろう。また、低温解凍の場合カレーを食べられる温度にするには、解凍した後に温め直す必要がありさらに時間がかかるのである。
湯煎解凍
湯煎はどうだろうか?肉や魚などの生鮮食品の解凍には向いてないが、カレーなど一度火を通してあるものにはとても有効だ。ただし注意点もある。
3. カレーの湯煎解凍の下準備、注意点は?

湯煎解凍するためには、冷凍する前の準備が必要だ。
下準備
カレーを大量に作ったらまずは鍋ごと一気に冷却させよう。室温で冷めるのを待つ間に食中毒の原因菌が繁殖するのを防ぐためである。カレーなどの粘度が高い煮込み料理に増殖しやすいウエルシュ菌は43度から47度で増殖しはじめ、低酸素を好む性質を持っている。このため、鍋がすっぽり入る桶などに氷水を張り、かきまぜながら冷ますのがおすすめである。
保存容器は?
湯煎解凍するには保存容器をフリーザーバッグにする必要がある。コンテナ型の保存容器では湯煎の際に水が入ってしまうからだ。カレーの粗熱が取れたら、1食分ずつ小分けにして保存する。フリーザーバッグの口の部分を折り返して深い容器に袋をセットしておくとカレーをこぼさず入れられる。口を閉じる時にはカレーの酸化を防ぐためになるべく空気を抜くようにしよう。大量に作り置きしたり、色んな種類のカレーをストックしたりする場合は袋に日付と名前を記入しておくとよいだろう。
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4. カレーの解凍温度は?

湯煎解凍する際の注意点として、解凍温度がある。鍋を火にかけたままフリーザーバッグを入れると、バッグの鍋肌に当たった部分が溶けてしまう。鍋が沸騰したら一旦火を止めて湯煎し、その後フリーザーバッグからカレーを鍋に移して直接温めるという方法もあるが、水分が飛んでカレーが焦げ付きやすくなる。何より洗い物が増えるというデメリットがある。
そこで、おすすめは火にかけた鍋に直接袋が当たらないように、ザルなどに入れて湯煎する方法である。これなら洗い物も増えず、必要以上に水分を飛ばすことなく温かいカレーを手早く食べることができるのだ。
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結論
冷凍した作り置きカレーは解凍方法に気を付けるとより美味しく食べられることがわかった。鍋やレンジの庫内を汚すことなくスマートにカレーを解凍してカレーライフをエンジョイしてほしい。