1. 脇役から主役まで幅広く活躍!さやえんどうの魅力に迫る

鮮やかな緑色が美しい、さやえんどう。原産地は中央アジアから中近東あたりで、日本では明治時代頃から一般家庭の食卓にも普及したと言われている。日本国内では鹿児島や和歌山などが主な産地で、4~6月頃に旬を迎える。濃い緑色は美しいだけでなく、豊富な栄養を含んでいる。ビタミンAやB1、Cを多く含み、食物繊維やミネラルも豊富だ。
豆というイメージが強いさやえんどうだが、実は緑黄色野菜の仲間。実がなった後、未熟なうちにサヤごと食べるものを「さやえんどう」と呼ぶ。サヤの中身である豆を成長させてから食べるのが「スナックエンドウ」、サヤは食べずに中の実だけ食べると「グリーンピース」となる。収穫時期の違いで呼称が異なる、さやえんどう。それぞれの時期で違った食感を楽しめ、調理方法もバリエーション豊富だ。サヤごと食べるさやえんどうは、ほかの収穫時期のものと比べて食物繊維をたくさん摂取できるのも嬉しいポイント。シャキシャキとした食感は、食卓に彩りだけでなく楽しいアクセントも加えてくれる。
豆というイメージが強いさやえんどうだが、実は緑黄色野菜の仲間。実がなった後、未熟なうちにサヤごと食べるものを「さやえんどう」と呼ぶ。サヤの中身である豆を成長させてから食べるのが「スナックエンドウ」、サヤは食べずに中の実だけ食べると「グリーンピース」となる。収穫時期の違いで呼称が異なる、さやえんどう。それぞれの時期で違った食感を楽しめ、調理方法もバリエーション豊富だ。サヤごと食べるさやえんどうは、ほかの収穫時期のものと比べて食物繊維をたくさん摂取できるのも嬉しいポイント。シャキシャキとした食感は、食卓に彩りだけでなく楽しいアクセントも加えてくれる。
2. さやえんどうの下ごしらえでは、すじを取ろう

さやえんどうの下ごしらえの方法をご存知だろうか。道具もいらず料理初心者や子どもでも楽しみながらできる下ごしらえが、すじを取ることだ。すじとは、さやえんどうの両サイドにある固い繊維。すじを取り除かずに料理してしまうと、口の中で最後まですじが残ってしまうので食べにくく、食感も悪くなる。ここでは、さやえんどうのすじの取り方をご紹介したい。
- ヘタが付いている方を上にして持ち、豆が詰まっている方向に向けてヘタをポキッと折る
- 折ったヘタをそのまま下に引っ張ると、すじが取れる
- 反対側のすじも気になるようであれば、ヘタを折った部分からすじをすくうようにして取り除く
以上、3つの工程でさやえんどうの下ごしらえが完了する。すじは、豆が詰まっているサイドの方が太くなりがち。豆が詰まっていない方は、気にならなければすじを取らなくてもいいだろう。最初はすじが途中で切れてしまったり、ヘタとすじがつながらなかったりするかもしれないが、数をこなせばリズムよく楽しくできる。
3. さやえんどうを使って、彩り豊かな食卓を実現

春に旬を迎える、さやえんどう。スーパーなどで購入後は、乾燥しないようにビニール袋に入れて保管するといい。すぐに使いきれそうにない時は、冷凍保存がおすすめ。サッと下茹でしてから冷凍すれば、美しい色と歯触りのいい食感を保つことができる。さやえんどうの色鮮やかな緑色を活かして、彩り豊かな食卓を実現してみよう。
・彩りも栄養バランスもいい3食炒め
さやえんどう、にんじん、たまごを使った炒め物は、彩りも栄養バランスもいい逸品。緑、オレンジ、黄色の3食が、食卓を鮮やかに飾ってくれる。
・春野菜のコラボレーションで、食卓に春を
春になると出回る、新玉ねぎや新じゃがいもを使ったポテトサラダもおすすめ。白くなりがちなポテトサラダにさやえんどうを添えれば、一気に彩りも豊かになる。にんじんや魚肉ソーセージでオレンジやピンク色を添えると、一層美しい食卓が実現する。
・旬のたけのことスープに
春に旬を迎える食材といえば、外せないのがたけのこ。家庭で調理するのは億劫に感じる人もいるかもしれないが、スーパーなどでは水煮にされたものが出回っている。中華出汁にも和風出汁にも合うたけのこ。豆腐やワカメなどお好みの食材とともに煮込むだけで、美味しいスープができあがる。仕上げにさやえんどうを添えれば、たけのことの色彩の対比が美しいスープの完成だ。
結論
栄養も豊富で、彩りも美しいさやえんどう。スーパーなどで手に入りやすく、食卓にも取り入れやすい食材と言える。簡単にできるすじ取りは、慣れると楽しい。子どもと一緒にキッチンに立つ時には、さやえんどうを使ってみてはいかがだろうか。