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白米好きに捧げる!美味しい米の産地と人気の品種を公開!

白米好きに捧げる!美味しい米の産地と人気の品種を公開!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

鉛筆アイコン 2020年1月23日

日本人の食卓に欠かせない米。基本は毎日口にする大切な食物だ。全国各地でその土地の気候や水質など環境に適した米が作られているが、近年その米事情が変わりつつあるという。その理由は何なのか、各地の米事情とともに人気の品種を紹介する。

  

1. 変わりつつある米の好み

少し前までは米の最強ブランドといえば新潟県の「魚沼産コシヒカリ」であった。もちろんいまでも人気の品種ではあるが、近年新しい品種の米が続々登場し、なかでも「ニ強」といって注目されている米があるという。北海道産の「ゆめぴりか」と山形県産の「つや姫」だ。これらの米に共通しているのが、ご飯が冷めても柔らかく、粘りがあるという点である。食べ物をよく噛まない人が増え、そのため口に入れた時にすぐ甘みが感じられる品種の米が人気だという。米は本来、よく噛んで唾液と混ざりあった時に甘みが出るものなのだが、もっと早く甘みが感じられる米を求める人が増えてきて、人気の米も変わりつつあるのだ。

2. 温暖化の影響で変わる人気の品種

●北海道が日本一の米どころに

気候の温暖化も米の産地や品種に大きな影響を及ぼしている。九州ではかねてより高温多湿な気候に適した米の開発が試みられてきたが、米どころの上越でも高温化対策に頭を悩ましているという。今後は上越地方に取って代わり、北海道が米の一大生産地になるのではないかと見られている。

●人気の新形質米

冷めても美味しく、口に入れると甘みが広がり粘りが感じられる人気の米。次々新しく開発される米は、「新形質米」と呼ばれている。その代表といえば「ゆめぴりか」と「つや姫」である。

●北海道の「ゆめぴりか」

ANAの国際線ファーストクラスで提供されたことのある「ゆめぴりか」。日本一美味しい米をという道民の「ゆめ」とアイヌ語で「美しい」という意味の「ぴりか」を合わせた名前である。ほどよい粘り気と甘み、炊きあがりには美しいつやを放って輝いている。北海道大学が実施した食味官能試験では名だたるブランド米を差し置いて、最も美味しい米と評価された。

●山形県の「つや姫」

開発期間に10年の歳月を費やしたという山形県の「つや姫」。その名の通り炊きあがりのつや、粒ぞろいで白く、甘みと旨みが秀でている点が人気の米である。「炊いてほれぼれ、冷めてもおいしい」というキャッチフレーズで、山形県産コシヒカリを超えるブランド米として栽培されている。

3. 「米の食味ランキング」

毎年2月になると一般財団法人日本穀物検定協会が「米の食味ランキング」を発表する。全国各地の自慢の米をまったく同じ条件下で炊いて、米の食味試験を実施するのである。試験は20名の米の食味試験に精通した職員によって行われ、「味」「外観」「香り」「粘り」「かたさ」が評価の対象になる。2013年度米は最も美味しいという「特A」の米が2012年に比べ9種類も増え、24道府県が「特A」銘柄の米の栽培に成功した。これは過去最多の記録だという。その他、鳥取県の「きぬむすめ」や香川県の「お鹿児島県県北の「あきほなみ」など初登場の米も現れ、新しい米の時代の訪れを感じさせる結果になった。猛暑でも高温障害の影響を受けない米や消費者のニーズに応える米が続々開発されている。これからは量より質が重視されるようになり、「特A」の看板を手に入れ、販売戦略や新しい品種の米の開発に力を注ぐ産地が今後も増える見込みである。

結論

毎日食べる主食の米、次々新しいブランド米が開発され、甘み、旨みともに優れた品質の米が登場している。米や牛乳、卵など日頃よく口にするものが美味しくなると、食生活が豊かになっていく。全国各地の自慢の米をいろいろ味わってみるのも楽しみのひとつだ。

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  • 公開日:

    2018年12月 8日

  • 更新日:

    2020年1月23日

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