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フランスの祝い菓子「ガレットデロワ」の作り方のポイント

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年3月 8日

フランスで公現祭を祝う新年のパイ菓子として、日本でも徐々に知名度を上げてきているのが「ガレットデロワ」だ。作り方はやや複雑で手間もかかるが、できあがりの美味しさもまた格別。今回は、そんなガレットデロワについて紹介しよう。

1. ガレットデロワの作り方~パイ生地~

ガレットデロワの特徴は、折り込みパイ生地にアーモンドクリームを合わせたパイ菓子であるということだ。公現祭祝いのモチーフとしての王冠やフェーブについては、最後に説明するが、ここではまず、お菓子そのものについて紹介したい。
ところで、パイと聞いて初めに思い浮かぶのはどんなパイだろうか?最もなじみ深いのは、アップルパイ・パンプキンパイ・ミルフィーユなどではないだろうか?このうち、日本で一般的なアップルパイやパンプキンパイなどはアメリカンスタイルのパイで、練り込みパイ生地を使う作り方である。ミルフィーユはフランス発祥のパイで、折り込みパイ生地(フランス語ではフィユタージュ)という生地を使う作り方だ。本題のガレットデロワだが、こちらはフランス流のフィユタージュを使う作り方なのである。折り込みパイ生地の作り方は大変複雑で手間がかかるもので、お菓子作り初心者には少々荷が重い。初めてガレットデロワを作る場合は、その労力は後で説明するアーモンドクリーム作りに使い、パイ生地の方は冷凍パイ生地を使ってラクする作り方でもよいことにしよう。ただし、一から自分ですべてを作ったガレットデロワの味は、もちろん格別だ。時間の余裕のある休日には、子どもにも手伝ってもらってぜひチャレンジしてみたい。

2. ガレットデロワの作り方~アーモンドクリーム~

さて、次はガレットデロワのフィリングとなる、アーモンドクリームを用意しよう。アーモンドクリームの作り方は、折り込みパイ生地の作り方に比べればそれほど難しくはない。材料を用意して混ぜるだけだ。などと言ってはプロのパティシエに怒られるかもしれない。お菓子作りにおいて、この「材料を混ぜる」ということは、実に奥が深い。材料をどの順番で混ぜていくべきか、材料を何度かに分けて混ぜていくのか。また、どういった室温や湿度のもとで混ぜるか、どれくらいの時間混ぜるか等々、混ぜ方や作り方によってガレットデロワのできばえは劇的に変わってくるからである。
材料の選び方や配合、混ぜ方について、お菓子の作り手はそれぞれに一家言持っている。初心者としては数多くの作り方を試してみて、その中から自分が一番美味しいと思ったものを取り入れ、アレンジを加えつつ自分のものとしていく姿勢が大切だろう。ガレットデロワの要となるアーモンドクリームの作り方としては、アーモンドパウダーを使う方法が一般的だ。アーモンドパウダーとは、無塩の生のアーモンドを粉末状にしたものなので、なければ自分でアーモンドを砕いて作ってもよい。なお、アーモンドパウダーはアーモンドプードルと呼ばれることも多いが、両方の語をフランス語で統一するならアマンドプードルと呼ぶべきだろう。

3. ガレットデロワの作り方~仕上げに飾る王冠~

最後に、ガレットデロワの作り方において重要な部分でありながら食べられないもの2つを紹介しよう。だが、この2つは「これがなければガレットデロワではない」というほど肝心なものなのだ。
1つは、写真のとおり「王冠」である。豪華なものでなく、紙製の簡単な作り方のものでよい。これは、キリストの誕生を祝って東方の三賢王が駆けつけたという新約聖書の記述によるモチーフである。ガレットデロワの語の意味は、「王たちのお菓子」にほかならないのだから。お店でガレットデロワを買うと、ほとんどの場合、この紙製の王冠をつけてくれる。この王冠をかぶる人は、これからの1年を幸せに過ごせるという福を引いたことになるのだ。では、誰がその王冠をかぶるかはどうやって決めるのだろうか?
それを決めるのは、ガレットデロワの作り方のもう1つの重要な要素である「フェーブ」だ。フェーブとは「そら豆」の意味だが、今ではさまざまに趣向を凝らした陶製の小さな人形であることが多い。ガレットデロワを作るときは、このフェーブをパイの中に入れておくという作り方をするのが肝心だ。切り分けたときに、このフェーブが入ったピースが当たった人が王冠をかぶることができるのだ。子どもたちにとっては、新年の楽しくも美味しいくじ引きとなるわけである。こんな楽しい食べ方は、新年でなくてもぜひ家でやってみたい。

結論

冷凍のパイシートを利用すれば、初心者がガレットデロワを手作りするのも難しいことではない。たっぷりのアーモンドクリームと、香ばしいパイ生地の風味に、家族も笑顔になること間違いなし。フェーブと王冠も忘れずに用意すれば、子どもにとっても楽しいおやつタイム・パーティータイムとなることだろう。ここで紹介した作り方を参考に、ぜひ自宅でもチャレンジしてほしい。

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