1. ハワイ生まれのママキ茶って何?

ママキとは、ハワイ諸島だけに生息する植物。その葉を乾燥させ、お湯で抽出したものがママキ茶である。現地では、ネイティブハワイアンの時代から、薬としても愛飲されてきたハーブティーの1種だ。ここ数年、日本ではノンカフェインのお茶が人気を集めており、その流れもあって、ママキ茶はこれから注目を集めるのでは?と言われている。
ママキの特徴
ママキはイラクサ科の樹木で、葉が大きめで、葉脈が赤色であるのが特徴だ。ハワイ諸島のなかでも自然が多く残るハワイ島のママキは、特に珍重されているようだ。ハワイでしか採ることができないという希少性も、注目を集めるひとつの要因であると言えよう。
2. ママキ茶の味と効能

ママキ茶はとにかく、飲みやすいところが特徴。ハーブティーと言えど、エグ味や苦味はなく、ゴクゴクと飲むことができる。ほんのり感じる甘みは、子どもにも好評だ。色は、ほんのり赤みを帯びた茶色で美しい。抽出時間が長くなればなるほど、色は濃くなる。
ノンカフェインでミネラル豊富
ママキ茶が注目を集めるのは、飲みやすさだけではない。ママキ茶はノンカフェイン。カフェインは適量であれば健康に効果的であると言われているものの、子どもやお年寄り、出産前後、夜遅い愛飲には向かない。また、ママキ茶は抗酸化物質、ミネラルを多く含むと言われており、デトックス、そしてカラダのバランスを整えるのに向いていると考えられる。
抽出率のよさも嬉しい
ママキ茶は抽出率がよいため、少量の茶葉でたっぷりとお茶を作ることができるのも、嬉しいポイント。時間をかけて抽出することで、特有の甘みと、まろやかさがさらに際立つ。時間としては、15分から一晩。熱湯をそそぎ、一晩そのままにしておくだけで、朝には美味しいママキ茶ができあがっている。夏は粗熱が取れたあと、冷蔵庫に入れておくと安心だ。
3. ママキ茶以外のヘルシーティー

ママキ茶以外にも、その土地ごとに古くから愛飲されてきたお茶は存在する。各々、薬に近い役割も担っていたケースが多い。
ルイボスティー
ルイボスティーは、この数年で定番化したノンカフェイン茶のひとつ。美しい赤茶色で、味わいはほんのり甘みを感じる。南アフリカで古くより愛飲されてきたハーブティーで、マメ科の針葉樹が原料。活性酸素を抑える酵素を含有していることでも、話題になった。こちらもママキ茶同様、南アフリカのある地域でしか生育、栽培することができない。一般的には発酵したものが多いが、未発酵のグリーンルイボスティーも販売されている。よりすっきりとした味わいだ。
マテ茶
マテ茶は、南米で愛飲されているノンカフェイン茶のひとつ。アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルの国境に位置するイグアスの滝周辺でしか生育しない、モチノキ科の灌木の葉や枝を原料としたハーブティーである。ビタミン、鉄分、カルシウムが多く含まれ、飲むサラダという異名を取るのは、このためだろう。
結論
ママキ茶は、ハワイ原産のハーブティー。とにかくクセが少なく、甘みがあり飲みやすいので、老若男女みんなに愛されるお茶でもある。まだまだ日本では知っている人が少ないので、今取り入れたら、トレンドを先取りできるかも?とにかく美味しいので、まずは飲んでみてほしい。
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