1. はるみの特徴や由来
はるみの特徴
はるみの特徴は、口の中でプチプチとはじけるみずみずしさと、その甘さ。180g~200gと、不知火(デコポン)よりやや小さいが、粒は大きく存在感たっぷりだ。糖度は13%もあり、酸味も多くないので食べやすい。皮がむきやすく、じょうのう(袋)ごと食べられるのも魅力的だ。
はるみの由来
はるみは柑橘類の中でも、みかんとオレンジを掛け合わせたタンゴールの一種で、親は清見とポンカンF-2432。清見の特徴であるたっぷりの果汁と芳醇な香り、ポンカンの皮のむきやすさなど、両者のよいところを兼ね備えている。
はるみはデコポンの妹分!?
同じく、清見とポンカンの掛け合わせとして有名なのが、不知火(デコポン)。はるみはデコポンよりも後にできた品種で、いわばデコポンの妹的品種である。はるみは基本的には球型だが、まれにデコポンのように上部が飛び出ているものもあるので、見分けが難しいこともある。デコポンと比べて、ややじょうのう(袋)が薄く、食べやすいのがはるみの特徴だ。
2. はるみの旬や選び方
はるみが収穫されるのは、12月~1月にかけて。店頭に並ぶのは、その後貯蔵して酸味を減らしてからになるので、2月ごろとなる。はるみは漢字で書くと「春見」だが、これは初春に出回ることと、親である清見の名からきている。美味しいはるみの選び方は次の通りだ。
皮の色づきにムラがなく、ハリがあるもの
よく日に当たっているものは、全体が均等に色づいている。皮がよれてしわしわになっているものは、鮮度が落ちている証である。
皮がきめ細かいもの
皮の表面にあるぶつぶつは油泡といい、これが多くきめ細かいものは糖度が高いといわれている。
皮と果肉の間に隙間がなく、持った時に重みがあるもの
はるみは貯蔵中に皮が浮きやすい品種であるので、判別は難しいが、隙間がある場合は水分が抜けている可能性が高いので注意する。また、重みのあるものの方が、果汁が多く含まれている。
3. はるみの食べ方
外皮は手でむくことができ、じょうのう(袋)もやわらかいので、みかんのように食べることができる、はるみ。そのままでも十分美味しく食べられるが、扱いやすいはるみはアレンジして食べてもよいだろう。十分な甘みがあり、程よく酸味もあるので、焼き菓子などにもぴったりだ。
はるみマフィン
1. オーブンは180度に予熱しておく。はるみは2つ用意し、1つは果汁を絞る。もう1つを5mm程度の輪切りにする。
2. ボウルにバター、卵、砂糖を入れてよく混ぜる。
3. ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、さっくりと混ぜる。
4. はるみの果汁を入れ、全体になじませたら型に流し込む。
5. その上に輪切りにしたはるみを乗せ、オーブンで30分程度焼く。
じょうのう(袋)ごと食べられるはるみは、焼き菓子にも手軽に取り入れられる。綺麗なオレンジ色が食欲をそそる。
2. ボウルにバター、卵、砂糖を入れてよく混ぜる。
3. ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、さっくりと混ぜる。
4. はるみの果汁を入れ、全体になじませたら型に流し込む。
5. その上に輪切りにしたはるみを乗せ、オーブンで30分程度焼く。
じょうのう(袋)ごと食べられるはるみは、焼き菓子にも手軽に取り入れられる。綺麗なオレンジ色が食欲をそそる。
はるみのヨーグルトシリアル
1. はるみは皮をむいておく。
2. 器にシリアルを入れてヨーグルトをかけ、はるみを盛りつける。ほかのフルーツを加えてもよい。
ビタミンCが多く含まれるはるみなどの柑橘類は、カルシウムとの相性バツグン。ヨーグルトと組み合わせて食べるのがおすすめだ。
2. 器にシリアルを入れてヨーグルトをかけ、はるみを盛りつける。ほかのフルーツを加えてもよい。
ビタミンCが多く含まれるはるみなどの柑橘類は、カルシウムとの相性バツグン。ヨーグルトと組み合わせて食べるのがおすすめだ。
結論
不知火(デコポン)の妹的品種・はるみについて紹介した。生産量は平成28年でデコポンの8分の1程度とまだまだ少ないが、贈答品としての需要は高い。比較的新しい品種なので、これから徐々に浸透していくだろう。春の訪れを知らせる柑橘類の代表として、今後、全国的に広まっていく可能性を秘めているはるみ。ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
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