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【さやまかおり】ってどんな日本茶?特徴や美味しい飲み方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年10月24日

ほっと一息つくときに飲みたくなる日本茶。原料となる茶葉は日本全国で栽培されているが、どこでどのような品種が育てられているかはあまり知られていない。品種を知れば、どのような味わいであるか予想することができるようになり、より日本茶を楽しむことができる。ここではお茶の一大産地である狭山の名を冠する「さやまかおり」について紹介する。

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1. 【さやまかおり】とは?

日本茶に頻繁に使われる名称の1つに、静岡茶や宇治茶といった地名を冠したものがある。これらはどこで栽培されたお茶であるかを示しており、同じ静岡茶でも違う品種で作られていることがある。現在日本で栽培されている茶葉のうち、約75%は「やぶきた」という品種だ。残り約25%の中にそのほかの茶葉がひしめき合っているわけだが、さやまかおりもその1つだ。さやまかおりの「さやま」という言葉から推測できるように、狭山茶で有名な埼玉県で、やぶきたの自然交雑によって誕生した。さやまかおりは寒さに強い品種であるため、広い地域で栽培が可能となっている。強い香りが特徴的な茶葉だ。

さまざまな地域で栽培されている

茶葉の栽培に適した環境は品種によって異なる。寒さに弱い品種は1年を通して温暖な九州地方、とくに鹿児島県で栽培されることが多い。さやまかおりは、さやまという名が含まれているため埼玉県のみでしか栽培されていないと勘違いされがちだが、寒さに強いため広い地域で栽培されている。茶葉の生産量日本一の静岡県でも栽培されており、さやまかおり単独で加工されることもあれば、ほかの品種の茶葉とブレンドして売られていることもある。

2. さやまかおりの収穫と加工

茶葉の収穫時期を表す言葉に八十八夜という言葉がある。立春から88日目に収穫する新茶は味と香りのバランスがよいとされ、現在でも八十八夜に該当する5月1日頃に収穫されることが多い。当然ながら気候によって収穫時期は左右されるため、温暖な地域では4月上旬から収穫が始まるのに対し、寒冷な地域では5月下旬から収穫が始まる。本州のほぼ真ん中で内陸に位置する埼玉県では5月上旬から新茶の収穫が始まり、さやまかおりも同じ時期に収穫される。埼玉県よりも南に位置する静岡県の収穫時期は少し早く、4月下旬より始まる。地域によって多少の違いは見られるものの、さやまかおりの新茶は八十八夜の頃に収穫されると覚えておくとよい。

さやまかおりは煎茶に加工される

煎茶や抹茶、ほうじ茶など日本茶の種類は多くあるが、ほとんどの茶葉は煎茶に加工されている。収穫された茶葉の70%以上が煎茶に加工されているため、日本茶といえば煎茶と思って間違いないだろう。さやまかおりも煎茶に加工されることが多い。収穫されたさやまかおりは、茶園で荒茶という状態に加工される。荒茶とは収穫した茶葉を蒸し加熱、乾燥させたものである。見た目は売られている茶葉に近いが、お茶の茎や芽が混入していたり、茶葉の大きさが揃っていなかったりする。このままでは商品にならないため、加工業者で最後の仕上げが行われる。仕上げでは茶葉以外の不純物を取り除く、品質を均一化する、ほかの茶葉とブレンドするといったことが行われる。こうしてさやまかおりは煎茶となり市場に出回る。

3. さやまかおりの購入方法と飲み方

日本茶は、専門店で試飲しながら購入することをおすすめする。さやまかおりという品種を使ったお茶でも、産地やブレンドの有無によって味わいが変わってくるからだ。また茶葉自体を見ることができるため、本当に品質のよいものかどうかを自分で確認できるのも日本茶専門店の魅力だ。煎茶の茶葉が濃い緑色であるか、針のように細くてまっすぐであるかを自分の目で確認してみよう。

煎茶の淹れ方

煎茶はデリケートであるため、お湯の温度や浸出時間が変わると味わいが大きく変化してしまう。美味しい煎茶を淹れるための条件が満たされていないと、試飲して購入した煎茶でも、自宅で飲むと味わいが変わることがある。煎茶を淹れるときに気をつけたいのがお湯の温度、お湯と茶葉の量、浸出時間だ。煎茶を淹れる際のお湯の適温は70~80℃だ。沸かしたての熱湯を湯呑みに移すなどして少し冷ましてから使うようにしよう。またお湯と茶葉の量だが、お湯70mlに対して茶葉2gが目安とされている。急須にお湯と茶葉を入れたら1~2分浸出させる。ただし茶葉によって条件が異なることもあるので、パッケージに淹れ方が記載されている場合は表示に従って淹れるようにしよう。

結論

狭山茶で有名な埼玉県で誕生したさやまかおりは寒さに強いため、埼玉県以外の地域でも栽培されている。煎茶に加工されて売られていることが多いため、美味しい煎茶の淹れ方をマスターしてさやまかおりの強い香りや味わいを堪能してほしい。
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