このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

【六堡茶】ってどんなお茶?しっかり熟成したものを選ぼう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年11月 5日

漢方の1つとして飲まれることもある中国茶は、健康志向のある人に人気のお茶だ。しかし中国茶は種類が多く、日本ではまだまだ馴染みのない中国茶も多くある。その1つがここで紹介する六堡茶(ろっぽちゃ)だ。六堡茶の産地や特徴について詳しく掘り下げる。

\この記事をシェアする/     
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 【六堡茶】はプーアール茶の仲間

多くの種類がある中国茶は、茶葉の加工方法と浸出液の色で大きく6つに分類することができる。お茶の色から「白茶」、「黒茶」、「緑茶」、「紅茶」、「黄茶」、「青茶」とそれぞれ名付けられている。緑茶と紅茶は日本でも馴染みのあるお茶であるため説明は不要だろうが、ここで注目してほしいのは黒茶だ。黒茶として有名なお茶にプーアール茶があるが、実は六堡茶も同じく黒茶に分類される。黒茶の最大の特徴は、茶葉の加工工程で熟成による発酵工程が入ることだ。この熟成発酵によって、黒茶独特の風味と色が生まれる。黒茶は、ワインのように熟成期間が長いほど味に深みが増してくるため、茶葉の種類だけでなく熟成期間にも注目してみるのもおもしろいだろう。

六堡茶の産地と味わい

中国はその広い国土を活かして、それぞれの気候に合った茶葉を栽培している。黒茶の多くは中国南部で栽培されており、六堡茶も中国南部の広西省壮族自治区で栽培されている。とくにこの地域にある六堡郷で、六堡茶の栽培が盛んだ。六堡茶は日本ではあまり飲む機会がないが、プーアール茶と比べてクセがないため黒茶の中でも飲みやすいお茶だといわれているので、飲む機会があれば一度はトライしてみよう。

2. 六堡茶の製造方法は熟成がポイント

中国茶を6つに分類するときに重要視されるのが発酵方法だ。発酵をさせるか、どのくらい発酵させるのかで中国茶の風味は異なってくる。中国茶の製造時に行われる発酵とは、酸化のよる発酵を指す。しかし六堡茶が分類される黒茶の発酵とは、菌をつけて熟成させることを指す。摘み取った茶葉は、自然に酸化発酵をしないように、殺青(さっせい)と呼ばれる工程によって酸化を止め、揉捻(じゅうねん)と呼ばれる茶葉のもみ込み作業が行われる。ここから先が黒茶独自の製造過程であり、握堆(あくたい)と呼ばれる茶葉に菌をつける作業が行われる。握堆を行ったあとは、高温多湿の環境下で発酵させることで六堡茶独特の風味が生まれる。十分に熟成させたのちに乾燥させれば六堡茶の完成だ。

熟成期間によって値段が変わる

六堡茶は長期間熟成させることで風味に深みが増す。適切な環境下で熟成され続けた六堡茶は、熟成期間の短い六堡茶とはまた違う味わいが楽しめる。しかし六堡茶の長期間熟成には手間がかかるため、熟成期間が長くなればなるほど高価になりやすい。

3. 六堡茶の美味しい飲み方は洗茶が重要

お茶の種類によっては、茶葉を茶器に入れて湯を注いだらそのまま飲んでもよいものもあるが、六堡茶の場合はまず洗茶という作業を必要とする。洗茶とは茶器に注いだ1煎目の熱湯をすぐに捨てて茶葉を洗うこと。六堡茶には熟成期間中についた汚れやほこりがそのままついている可能性があるため、洗茶によって茶葉をきれいにして2煎目から六堡茶を楽しむ。

中国茶用の茶器を使って飲む

中国茶を味わうのに必ずしも中国茶用の茶器を用意する必要はなく、普段使用している急須やティーカップでも美味しく飲むことができる。しかし六堡茶の持つ風味をたっぷり堪能したいなら中国茶器を使用してみてはいかがだろうか。

中国茶を飲む際に使用する茶器には、茶壺(ちゃふう)と蓋碗(がいわん)の2種類があるのだが、六堡茶を飲むには茶壺を使うのがおすすめだ。茶壺は急須のような形をしているが急須とは淹れ方はまったく異なる。

まず茶葉を入れる前に熱湯を入れ、茶壺自体を温める。熱湯を捨てたら六堡茶の茶葉を入れて洗茶を行う。洗茶を行ったら茶葉はそのままで再びお湯を入れる。このときに入れるお湯の量は、茶葉が茶壺からあふれそうになるぐらいたっぷり入れる。茶葉をおさえながらふたをしたらその上からさらに熱湯をかけて茶壺の保温性を高める。時間をおいて十分に抽出させたらカップに注ぐ。六堡茶は熟成させているお茶であるため、1回量の茶葉でほかのお茶よりも多く淹れることができる。最低でも10回は楽しむことができるだろう。

六堡茶を美味しく淹れるための条件

お茶にはそれぞれ淹れるのに適したお湯の温度と抽出時間がある。六堡茶の場合は100℃の熱湯で1分間抽出するのが最適な飲み方だ。そのため沸騰したてのお湯を使って六堡茶を淹れるようにしたい。

結論

六堡茶は日本ではマイナーな中国茶だが、同じく黒茶に分類されるプーアール茶よりも飲みやすいとされる。六堡茶は熟成させて作られるお茶であるため、同じ六堡茶でも熟成期間によって味わいが異なってくる珍しいお茶だ。熟成期間が長いものは値段が高くなってしまうが、その分風味に深みのある六堡茶を楽しめる。
この記事もCheck!

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ